2月14日バレンタインデーに、甘夏みかん調理講習会を開催しました。
生活クラブでは毎年、「きばる」の甘夏みかんをみなさんにお勧めしています。
「きばる」の甘夏は、低農薬栽培(除草剤、防かび剤、殺菌剤は不使用)で、
ノーワックスの甘夏です。 「ヘタ落ち防止剤」も使っていません。
日本の市場ではヘタのないものを新鮮ではないとみなすので、市場に出回っている甘夏は
「ヘタ落ち防止剤」を使うのが一般的ですが、これは収穫直前に散布するので、
特に残留の危険性が高いものです。
そもそも、「水俣病」の被害を受け、漁業ができなくなった人々が作り始めた甘夏みかんの
生産者グループが「きばる」です。
「公害被害者が、農薬をかぶりながら作った生産物を他人に食べさせる『加害者』に
なってはいけない」との思いから減農薬や有機肥料による栽培を始めました。
そんな熱い思いと安心のつまった甘夏みかんでつくるメニューは・・・
★ 簡単しっとり甘夏ケーキ
★ 甘夏ピール
★ 甘夏のマーマレード
参加いただいた25名のみなさんと甘夏みかんの色んな調理法を
楽しみながらお勉強しました。
→ 簡単しっとり甘夏ケーキ
甘夏味に焼いたスポンジケーキに、搾りたての甘夏のジュースを
スポンジの上下からしみこませます。
→ 甘夏のピール
たっぷりの水で2~3回ゆでこぼし、ざるにあげてよく水分を切ってから、
ビートグラニュー糖を4回に分けて入れ、水分がなくなるまで
手早く煮詰める。
甘夏のマーマレード
実を出した袋は捨てずに集めておいてください。
実を出した袋をひたひたの水で煮出してペクチンをとります。(ここがポイントです!)
2~3回茹でこぼした外皮と、実をペクチン液に入れて火にかけ、
ビートグラニュー糖を3~4回に分けて加え、中火で煮詰めます。
ペクチンがいいとろみを出します☆
こんな感じに仕上がります。 出来上がり~♪
甘夏ケーキは、甘夏ジュースをたっぷりと吸い込んでいるので
しっとりとして甘酸っぱくてとっても美味しいケーキでした。
みなさんにも大好評☆
甘夏ピールは、乾燥させた後、ビートグラニュー糖をまぶしたり、
チョコレートでコーティングしても美味しいですよ。
甘夏のマーマレードは、すこしゆるめに煮詰めても、冷めるといい具合に
固まるので、私はしっかりと煮詰めるよりもゆるめに煮詰める方が好きです。
これもとっても美味しくてトーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり・・・
いろんなバリエーションで楽しめます♪
今回の講習会も和やかな雰囲気の中、各テーブルでは
みなさんが協力し合いながら、楽しく調理しているのが印象的でした。
出来上がったものを、みんなで「おいしいね~」と言いながら
いただくのはとても豊かな気持ちになれますね。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
そして、美味しくて安心な「きばる」の甘夏みかんをどうぞご利用くださいね。
(三つ葉のクローバー)