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最終日、部屋の片付けを行った後、すぐ帰路へ着く予定でしたが、
その日は朝から雪が降り、昼から夜にかけて激しくなるという予報の為、
現地のスタッフから物資倉庫へ集荷に行って欲しいと
急遽依頼されました。実はもう帰るだけだからと思い、
前夜温泉に行ったり市街にご飯を食べに行ったりして
心の準備はなかったのですが、私は一も二もなく承知しました。
その要請を断ることは全く考えませんでした。
支援活動には突発的な作業が入ります。
それに対応する事なく決められた通りにしか行動出来ないのであれば、
とても支援活動などと言えたものでは無いと思ったからです。
今回の経験で、被災地のために何かしたいと思っている
沢山の人々を、受け入れ、調整する団体があって
はじめてボランティアとしての役割が機能すると感じました。
この五日間にも、神奈川の組合員やスタッフの知人が単身で訪れ、
私たちのように短期間手伝いに来る者も含め色々な方が出入りしています。
現地のスタッフは、早い方では震災直後の昨年三月十五日、
ライフラインもままならない状態で仙台入りしたそうです。
当然被災地の状況も知り尽くしています。
そして我々にどこで何をするか的確に指示を出してくれます。
私たちのように四泊五日の活動で、
「復興支援に行って来ました」などおこがましくて言えません。
諸々な事を投げ打ち支援活動をコーディネートしている
現地スタッフの皆さんに敬意を表して止みません。
(仙台事務所の様子)
また被災地で過酷な生活をされている方々に出会い、
私の平凡な日常が如何に安息であるか、
些細な悩み事が如何に取るに足らない事なのか、
考えずにはいられませんでした。
(東葛ブロック 組織マネージャー 山崎 倫一)