1月27日(金)~31日(火)東日本大震災被災者支援ネットワークちばのメンバーとして、
東葛ブロックより山崎倫一組織マネージャーがボランティアに参加しました。
活動報告をご紹介します。
大変熱い想いのこもった報告です。
2回に分けてご紹介しますね。
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図らずも日本列島に大寒波が訪れた2012年1月下旬。東北に復興支援
として足を運ぶこととなりました。そこには想像を絶する経験をし、
近親者を含む多くの方を亡くされ、今もなお不自由な暮らしを余儀なく
されている被災者がたくさん生活していました。今回の支援には配布会といって
様々な生活物資を被災者に配る活動があります。被災地にはたくさんの
仮設住宅がありますが、私たちが配布会を行った女川町の地区は十戸以下の
仮設住宅など小規模な場所が多い地域です。ここは物資提供や移動販売などを
行うには効率が悪く、現在は企業や国からの支援はあまり行き届いていません。
我々はそのような場所に、継続的な支援を送り続けています。常に被災者が
何を求めているか、どんなものを必要としているかを、折り良く適切に
見極めることがとても大切です。現地には「感謝疲れ」「イベント疲れ」
と言われるストレスがあると聞きました。震災以降繰り返される訪問者の
相手をし「ありがとう」とお礼を述べ、また必ずしも見たくはない演劇や講演会を
見たり聞いたりするのは時に苦痛を伴うそうです。年末には多数の団体が
押し寄せ、やれクリスマスケーキ、やれサンタがプレゼントなどという日が
続いたようです。私の行った仮設住宅でも、「○月○日うどんふるまいます」
「人形劇で子供を元気に!」などのチラシが掲示板に貼られていました。
今本当に必要なものは、今日明日食べる物と着る物、それと小さくても
継続的な支援だそうです。パフォーマンスはもう沢山だという意見も一部では
聞かれ、大変考えさせられる話でした。
配布会には仮設住宅の方をはじめ、近所からも大勢いらっしゃい
ました。防寒着やセーターやシャツ、調理器具などの生活用品などを
配布するのですが、下着類やオムツ類に人気が集中します。下着類は
三枚まで、日用品は二点までなどと決めていますが、多くの方がその
数を守ることなく持ち帰ります。しかし、それを咎める事は出来ません
でした。特に毛布は足りなくなり、全員の住所を聞き取り、翌日百枚
近くを一軒一軒配り歩きました。とても地道な活動です。支援物資の
中には、くたびれてもう着ないであろうシャツや、シミだらけの毛布も
交じっていました。もちろん厚意の品ではあると思いますが、せめて
気持ちよく使ってもらえるようなものを支援物資として送って欲しい
と思いました。偏屈な考えでしょうが
*その2へ続く・・・
(東葛ブロック 組織マネージャー 山崎倫一)
今回訪れた仙台・女川・雄勝近辺