生活クラブでは、青果の提携産地のなかでも
農薬の削減や後継者の育成の取組みをすすめている産地と、
2010年より「コア産地」協定を結び、その実践を多くの産地に広げていくことで
自給力のアップを目指しています。
毎年単協の組合員と個々のコア産地が密接につながる「コア産地会議」を設け、
産地との交流を深めながら食べる力を束ねることで、生産者とともに
自給力の向上にむけた取組みをすすめています。
千葉県「元気クラブ」の青果生産者8団体はすべてコア産地に選定されています。
その中でも成田空港反対闘争の中から生まれ、成田空港近くで
無農薬・有機栽培を続けてきた三里塚農法の会は
☆土を農民(おのれ)に取り戻す。
☆土(土地)を守る。
☆上から強制されない農業を。
という思いから
・農薬は使わない
・化学肥料は使わない。
・畑で収穫した時の状態(泥つき)で出荷
というスタイルを取っています。
そんな三里塚農法の会にて、12月16日(金)
東葛ブロックより8名が参加しコア産地会議を開催しました。
この日は千葉も寒波に見舞われましたが晴天でしたので
生産者の柳川さんの自宅前にて青空会議となりました。
空港に発着する飛行機の騒音と、一面に広がる元気な野菜が育つ畑の対比は、
生産者のみなさんの苦労とその青果をいただく幸せについて改めて感じさせられました。
会議の中では作付け計画やコア産地活動の推進について話し合いました。
会議後見学した畑では、形の悪いもの、虫食いのもの、まぶしいほど青々したおいしそうな野菜・・
どれも生命力に満ち溢れていて、その場でちぎって口に入れたほうれんそうは驚くほど甘い。
わたし達はこんな野菜が共同購入できることを幸せに思います。
大切に食べ続けたいと思いました。
(松戸南支部 しい)