11月25日(金)~29日(月)東日本大震災被災者支援ネットワークちばによる
復興支援ボランティアに、東葛ブロック柏・松戸両センターより2名が参加しました。
以下は参加したセンター松戸次長からのレポートです
東日本大震災は本当に起ってしまった事だと頭では理解
しながら、目に入ってくる津波の映像はあまりに非現実的
で、どこか信じられない様なところがありました。
しかし、現地で見たつぶされた家々や瓦礫だけの広大な
空き地からは、震災が現実に起きた事だと認識するのに
十分すぎる衝撃を受けました。
今回、復興支援という形で現地に立つことができ、非常に
良い経験をさせてもらいました。現地には、現地でしか
知り得ない事がたくさんありましたし、自分がその地に
立つことで初めてこみ上げてきた感情もありました。
5日間はあっという間でした。学校の体育館に物資を運ん
だり、東松島市の「復興祭」というイベントに参加したり、
仮設住宅に毛布を届けたりと、やる事は本当に盛りだくさ
ん!しかし、それだけの活動に見合う人員が確保されて
いない現実に直面しました。「復興祭」は、手作り感のある
とてもあたたかいお祭りでした。様々な企業や団体が出店
する中、我々のボランティア団体は物資の無料配布を行い
ました。配布したものは、こたつ布団と毛布50セット、
毛布200枚、防寒着を段ボール300箱、使い捨てカイ
ロを段ボール5箱、などなど。(もちろん、事前に準備→
トラックに積んで→降ろしての作業がありました!)
開始は10時からの予定でしたが、9時前から徐々に列が
でき、直前には100人ほどの人だかり!急遽、入場制限
をかけながら対応したのですが、それでも大忙しでした。
家を流された人、家族を失った人、親戚に毛布を送りたい、
などなど、様々な人が来場していて、物資を渡しながら
いろいろと話をすることができました。そこで感じたのは、
誰もがみんな前を向いているということ。少しでも元気を
分けられればと思っていましたが、目の前の笑顔に、逆に
元気を分けてもらっている自分がいました。
家族連れの来場が多かったこともあり、個人的にはどんな
ご当地ゆるキャラが登場するのか楽しみにしていましたが、
登場したのはなんと本物のウルトラマン!しかもなぜか(!?)
徒歩でてくてく入場!これには子供たち大喜び、会場は大盛り
上がりでした。当日の来場者は約2000人とのことで、
現地のたくましさを感じた1日になりました。
完全に復興するまでにはまだまだ時間がかかりますが、
今回の旅では、前を向いていかなければ!という現地の
雰囲気を肌で感じることができました。
機会があれば、また訪れてみたいと思いました。
(センター松戸次長 森山 裕樹)