2月4日柏センターで開催された、きばるの生産者交流会に参加しました。
毎年この時期になると甘夏の気分になりますが、
実は生産者交流会に参加ははじめてでした。
水俣病という言葉は誰もが一度は耳にしたことがあると思いますが、
私は教科書で昔習っただけで、もう過去のものだと思っていました。
今回お話しをきいて、それがまだ、被害者への保証や残留水銀などについて
未解決の、現在の問題だと知りました。
そんな厳しい状況下で、『生産者グループきばる』の皆さんは
「公害に苦しめられた自分達が農薬をかぶりながら作った
生産物を他人にたべさせてはいけない」と
出来るだけ農薬を減らしての甘夏作りに取り組んでいます。
実際に病害虫の被害果を見せてもらいましたが、
大概の場合見かけに問題があっても、中味には変わりがないそうです。
一般の市場では、甘夏にヘタが付いているかどうかが価値(値段)に大きくかかわり、
ヘタなしはかなり安くなる為、出荷直前にヘタ取れ防止剤を塗布するそうです。
でも、きばるの甘夏は、9月以降農薬の散布は行わないため、
時々ヘタがないことがあるのだそうです。
市場での価値はともかく、自分が食べたいのは見かけではなく、
味や安全性のしっかりしたものなので、皆で食べ支えて、
大切につないでいきたいと思います。
甘夏はヘタが緑なら(ヘタなしの場合は中が白なら)1ヶ月はもつそうです。
暑いと汗をかくので、なるべくみかん同士をくっつけないように
新聞紙などにくるんで(ビニール袋はよくない)、
涼しい場所に保存するのがいいと教えてもらいました。
また、交流会の後、チーム「リリーズ」さんが作って下さった試食で、
サワラや笹かま、大葉などいろいろ入った甘夏寿司がとても美味しかったです。
帰って早速、2月7日の注文書で『きばるの甘夏』を頼みました。
今から届くのが楽しみです。
(我孫子支部 みじゅまる)