大切な人の最期を見送る時、式を催す立場になったら。
また、自分自身の人生の終わりについて。
あまり考えたくないことだけれど、誰もが通る道。
だから、いざというときのために勉強しておきたい。…
大津ヶ丘デポーでは先月21日、生活クラブの提携葬儀社である
ライフケア柏会堂http://www.care-sougi.jp/facilities/2006/06/28/post.htmlにて
「葬儀学習会」を行いました。
まずは「葬儀について学ぶ」ということで、葬儀の役割から歴史、社会学まで。
ひと昔前までは葬儀といえば地域で担い、檀家になっているお寺がやるものという常識でしたが、
ご近所づきあいや家族のつながりが薄れ、わずらわしさが敬遠される現在、
いろいろな形の葬儀が選ばれています。
そんな中で、自分の納得できる葬儀を行うには…。
ひとつは、葬儀のどんなところにいくらくらいかかるのか、把握できること。
悲しみの中では冷静な判断がしにくいものですよね。
そこで実際の場合を想定して、見積もりの明細を見ながら検討。
それから、自分の「エンディングノート」を作っておくことも大切、とのこと。
残された人にもわかるよう、家系図、自分の希望、財産についても書き残しておきます。
講義が終わったあとは、式場の見学もしました。
実際の花飾りや棺桶、骨壺などが展示されていました。
生活クラブ千葉では、「生活クラブ葬」として組合員の声による
3つのお葬式のコース「風の旅」を新たに作りました。
http://www.sclub-service.jp/chiba.html (詳しい内容はこちら)
それぞれ式がどんな規模で行われるかによって分かれているのですが、
どのコースでも生活クラブの組合員やその家族として安心できる、と思えるメニューでした。
ここで話題になったのが「エコ棺」。
「エコ棺」とは、いわゆる段ボール素材に布化粧をほどこした棺桶なのですが、
通常の木の棺桶に比べ、森を守り、燃やす時の有毒ガスも減らす環境に優しいお棺、とのこと。
そんないいお棺があるなら、ぜひそちらを選びたい…という参加者の声が多数でした。
ただ、今回この学習会の場となったライフケアでは、この「エコ棺」が使えないそうなのです。
でも組合員がこの先も「使いたい!」と声をあげ続ければ、変わるかもしれない、ということでした。
人生最期の舞台をどんなベッド(お棺)で迎えるか…。
寝心地が良いかどうかはたぶん実感できないと思うけれど(!)、
少しでも環境に良いものであれば、気持ちよくあちらの世界へ旅立てそうですね。
「エコ棺」に賛同するみなさんがいたら、ぜひこれからも声をかけあっていきましょう(^^)
今回の参加者は50代前後の方が多かったですが、
どんな世代でも勉強になると思いました。
人生の先のことを見すえると、これからの生き方にも少し影響がありそうです。
ご希望があればまた開催しますので、ぜひお声をかけてくださいね。
(大津ヶ丘デポー支部 のりべん)