遊佐は町の米生産量家の,なんと65パーセントが
生活クラブの減農薬米を栽培している,
一大生産地域です。
遊佐の田んぼを潤す鳥海山、
町全体に広がる青い田んぼのジュータンが
敷き詰められた景色を眺めながら、
本当に来てよかったと思いました。
最初に見学したのは天然記念物のトキが
訪れたこともあるという、
無農薬栽培実験米の菅原さんの田んぼです。
毎日が雑草との闘い、いつ行っても田んぼに、
はいくつばって草とりをされているという菅原さんは、
そのような苦労話は一切しません。
雑草を私たちに見せながら、
「いや?なかなかこの子もたいした雑草でね」と、
天敵の雑草すらも一緒に生きていく仲間のように
ゆったりと、おっしゃるのです。
米作りに誇りを持って生きている菅原さん
本当にカッコいい!
あくせくと日常の中でイライラと生きている自分が
恥ずかしくなりました。
写真は減農薬田んぼの看板。
当然ながら“遺伝子組み換え作物は植えません”の文字が。
それはもちろん田んぼに棲む生き物にも優しい…
アメンボやカエルがたくさんいました。
こちらは平田牧場の豚が食べる飼料用米を作っている田んぼ。
コストを下げるために田んぼにじかに種籾をまいて
私たちが食べている「遊You米」と同じ減農薬栽培で作られます。
豚さん達、お米を食べて美味しく育ってね!
美味しい遊佐のお米と鳥海山の豊富な伏流水が産んだもの…
それは美味なるお酒です。
最後に訪れたのは純米酒の生産者である
杉勇蕨岡酒造場の自社酒米・雪化粧の田んぼです。
見てください、大きなタニシ。
減農薬栽培をすることで他にもホタルなどの生き物が
見られるようになったそうですよ。
ちなみに大江町のラフランスジュース+純米酒で
作っていただいた特製カクテルは、
もう?美味すぎて言葉では表せませ?ん
(=^▽^=)。☆。。……。。☆
遊佐の生産者達は国の政策に黙って従うだけの
受け身的な生産者ではありません。
自分たちから国に新しい政策を提言して
「飼料用米」をここまで成功させてた
前向きで積極的な生産者達です。
私たちは米の年間登録制度をすすめて、
ますます遊佐の生産者(後継者)を育て
精神面、収入面から支えていきたいと心から思いました。
素晴らしい出会いに感謝したいですね。
(東葛ブロック シャローム)