下総ブロック

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20130117_inzai_1.jpg 1月17日(木)10時から滝野四丁目集会所で認知症サポーター養成講座を受けました。講師は、日頃、認知症の方々にも接していらっしゃる、「生活クラブ風の村さくら」の所長の縫田さんです。

 

 認知症という言葉の印象は、家族を忘れてしまったり、行方不明になったりなど、辛くて悲しいイメージがありますが、もの忘れ等から始まる脳の病気とも言える事を知りました。そして、「誰もがかかるかもしれない病気である」ということを聞き、人ごとではないと思いました。なにか、DVDをみて、涙があふれました。

 

 講習中は参加者で、脳を活性化する指の体操や、口に二本の線を足して漢字を作るなど、楽しく頭の体操もしました。家族で定期的にやるのもいいなと思いました。

 

20130117_inzai_2.jpg 健全な脳の時は、「電話で話しながらフライパン料理をする」など2つの事を同時に出来ますが、認知症になると難しくなるそうです。正しいことがなんだかわからなくなっているので、怒られたりするとビックリするそうで、それは、怒る側も怒られる側にも悲しいことですから、気をつけなくてはと思いました。このように、認知症になると、日常の生活にいろいろ支障が出るそうです。そのような現場に地域で出会った時、私たちは、この養成講座を受けたので、サポーターとして、手を差しのべたり、寄り添ってあたたかく見守り、応援することが出来ると思います。

 

 DVDでは、どう語りかけ、気にかけるのかが、例をあげて説明されていてよく理解できました。いろいろ忘れてしまうけど、昔のことはよく覚えているので、その時の呼び名で呼ぶことや、健康な人と同じように穏やかに接し、優しく声をかけることが大事だとわかりました。また、「~してあげる」ではなくて「~させていただく」の気持ちを持つ事が大事です。


 大切な3つのこと・・・「自尊心を傷つけない」「驚かせない」「急がせない」このことを心にとめて、余裕を持って見守ることが地域でも、家族でも大切だということがよくわかりました。ほんのちょっとの心配りがほんのちょっとどころか、とても大きいので、子どもから大人まで、みんなでこの講座を学んで、地域で支えていく大切さを痛感しました。今後は、地域でも気にかけて、サポートさせていただこうと思いました。
 

 

印西支部 スタッフ 内山ひろみ

 

 

125日(月)、木刈デポー組合員室でせっけんの学習会が行われました。

この日はクリスマスや年末が近いということで、丸鶏の焼き方と印西水と暮らしを守る会の方にせっけんを使った大掃除の仕方を教わりました。

 

まず、丸鶏の下ごしらえを行いました。

手順は

①鶏は内臓を抜き取り、よく洗って水けをふき、手羽先を後ろへ回し、背中にはさみこむ。

鶏にフォークを突き刺して、全体に穴をあけておく

②容器に塩大さじ1.5、こしょう少々、にんにく2かけ、レモン汁1個分をあわせておき、鶏にすりこむ。冷蔵庫で一晩おく。

③天板に油をひき、胸を下にして鶏を乗せ、オリーブオイルをぬって190℃で20分、180℃で80分焼く。(胸を下に60分m、背を下に20分)途中で20分おきに油を塗りながら焼く。

といういたって簡単なものでした。

 

鶏を焼いている間に、本題のせっけんを使った大掃除にうつります。

ここでも下準備ということで、“酸素系漂白剤+粉石けん+熱湯”にレンジフードの網、鍋のこげつき、汚れた布巾や黄ばんだシャツを付け込んでおきます。(今回は、年代物の黄ばんだTシャツを使ったので、煮洗いを行いました)

ボール等に熱湯を入れ、酸素系漂白剤を加え、次にせっけんを入れたら泡が噴き上がりますので、流しにボール等を置いて行ってください。

 

この間に、せっけんのお勉強。せっけんと合成洗剤の違いを教えていただきました。

せっけんに比べ合成洗剤が問題になる点をまとめると、

1.薄い濃度でも油を溶かす。

皮脂をとかすことで手荒れの原因になります。実際、手荒れに悩まされていたけれどせっけんにかえたことで手荒れが軽減したという話をよく耳にします。

2.タンパク質を破壊する。

せっけんを溶かした水溶液と合成洗剤を溶かした水溶液にタップミノーという小さな

魚を入れたところ、せっけんの水溶液の中では元気の泳いでいたのに対し、合成洗剤の水溶液に入れたタップミノーは死んでしまいました。これは、えらの細胞が破壊され、呼吸ができなくなったためです。実際の映像で見せていただき、充血したえらは衝撃的でした。

3.浸み込む力が強い。

ネズミの背中に合成洗剤の原液を塗ったところ、毛根にまでダメージを与え、この後一切塗った部分からは毛が生えてきません。また、おなかに赤ちゃんのいたネズミも実験対象となったそうですが、通常ねずみは10匹ほど一度に生むところが、おなかの中には数匹しかいなかったそうです。

4.生体内、自然界でなかなか分解されない

影響力の大きい合成洗剤は、分解されるまでの時間も長いため、さらに影響力が大きいのです。

こういった話を映像を交えながら聞くと、合成洗剤のこわさがより理解できました。

 

そして実践編です。先ほどつけておいたレンジフード、鍋、布巾やシャツをとりだして、洗ってみると、本当にきれいに汚れが落ちていて、つけておくだけなのにこんなに簡単にできるなら実践してみたいと思いました。他に、窓ガラスの汚れやトイレ・洗面所の陶器の汚れ、換気扇の汚れもみるみる簡単に落としていきました。実践してくださる方も、参加された方々も、簡単に汚れが落ちていく様子を見て、テンションUP

 

そして、この実践を行う時の参考資料として、汚れと洗剤の対応表をいただいたので、

実際に載せます。ぜひ皆さんも参考になさってください。この表は、印西水と暮らしを守る会の方々が実践をくりかえしてまとめたもので、自信を持っておすすめできる方法だそうです。ただ、それに満足することなくさらによい方法を探って実践しているそうなので、「また新たな良い方法が見つかるかもしれない」とのこと。その時には、またお知らせできたらいいなと思います。

 

こうしてすっきり汚れを落とした後は、オーブンで焼いておいた丸鶏の登場です。焼き上がりは、こんがりとおいしそうな焼き色がついていて、それを見た参加者の方々が口々に「おいしそう~!」。実際、この丸鶏があれば、パーティメニューも豪華に、おうちのクリスマスメニューもグレードアップすること間違いなしでしょう。外側の皮はぱりっと焼き上がり、中のお肉はジューシー♪中にピラフをつめてもおいしいそうです。なかなか自分で丸鶏を焼くという発想がなかったのですが、こうして実際に簡単な下ごしらえで豪華な一品ができるということもあって、ぜひクリスマスに作ってみようと思いました。

 

丸鶏を食べたあとのお皿もせっけんで洗いました。まず、汚れたお皿をいらない布や紙でふいて、あわあわに泡立てたせっけんで洗います。ここでポイントなのは、せっけんをあわあわにすることだそうです。私もせっけんで食器を洗っているのですが、せっけんのぬるぬるが残るなぁとすすぐとき思っていましたが、それは、使い方がいけなかったのですね。あわだてて洗うと、すすいだときにすっきり、それこそ広告のようにお皿がきゅきゅっという感じできれいに洗いあがり、感激しました。

 

ポイントといえば、いらない布や紙で汚れたお皿をふくことも大事なことです。家庭排水が川の汚れの大きな原因の一つになっており、特に台所の排水が水を汚しているのだそうです。たった少しの汚れでも、それを流した時に魚がすめるくらいきれいにするには、何百倍、何千倍、ものによっては何万倍もの水が必要になってきます。逆に考えれば、ちょっとでも気を付ければそれだけの水をきれいなままにできるということですね。今回のお話を伺って、簡単に出来そうなので、今年の年末はぜひ実践してみたいと思います。

 

<当日資料> 「印西水と暮らしを守る会」より

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木刈デポー支部 リーダー 稲葉

20111213inzai1.jpg 1129() 小林公民館の調理室で、せっけんを使った大掃除の学習会を開催しました。 

 

はじめに、大勢集まる機会の多い年末年始にぴったりの焼豚と豚肉の紅茶煮の作り方とのローストチキンの下ごしらえを教わりました。 

そして、印西水と暮らしを守る会の方にナチュラルクリーン大作戦と称して実演と講義を交えながらせっけんを使った掃除の方法を教えていただきました。 

20111213inzai2.jpg20111213inzai3.jpgギトギトの換気扇の網やお鍋とゴトクの焦げ付きが、1ℓの沸騰した湯に酸素系漂白剤大さじ2と粉せっけん小さじ1を入れた液に漬けおきしてから擦るとピカピカになりました。 また、汚れた換気扇の羽にせっけんをふりかけて拭くとポロポロと汚れがとれました。

 

黄ばんだシャツや布巾は50℃の湯1ℓと酸素系漂白剤小さじ1を溶かした液に30分ほど漬けておくだけで真っ白にきれいになりましたし、この液で茶渋やプラスチックの密閉容器のなかなか落ちない汚れもきれいになりました。トイレの尿石や水垢などはクエン酸がよいそうです。重曹は研磨作用もあり油汚れにもよく、消臭効果もあるそうです。 

次に、せっけんと合成洗剤の違いなどについてのDVDを皆で見ました。合成洗剤がミドリゾウリムシの細胞を破壊してしまう映像や、アジが数分で死んでしまう映像はショックでした。合成界面活性剤がたんぱく質を破壊するから手の指先が切れたりザラザラになることを知りました。私は夏からせっけんを利用しているので、寒くなるこの時期も、合成洗剤を使っている頃のような、指先が切れて痛くて大変なことも、なくなりました。

20111213inzai4.jpg せっけんの学習会の後は、焼豚と豚肉の紅茶煮、ふんわりした優しい味の高橋徳治商店の復興第1号のおとうふ揚げと重茂のワカメを入れたお味噌汁、穀ゆたかを入れた雑穀ごはんとデザートの杏仁豆腐をいただきました。こちらもとてもおいしかったです。

 

テレビでトイレ用や浴室用、車用や窓ガラス用などいろんな用途の洗剤が宣伝されていますが、窓や食器棚の扉や冷蔵庫もせっけん水だけで美しくなりますし、せっけんで換気扇もきれいになります。色々な専用洗剤がなくても、粉石けんと酸素系漂白剤、クエン酸、重曹など安全なものだけで充分きれいになることがよくわかりました。又、安全なだけでなく、環境に優しい事も知りました。 今年の大掃除は、ぜひナチュラルクリーン大作戦で家をピカピカにしたいと思います。

 

印西支部リーダー 内山ひろみ

 

 

 9月28日(水)志津コミュニティセンターにて開催された、「『ぶんぶん通信no.3』の上映と放射能学習会」に参加しました。「ぶんぶん通信」とは、山口県祝島住民の原子力発電所建設反対運動と、スウェーデンでの脱原発をめざす地域住民たちを描いた映画『ミツバチの羽音と地球の回転』のメイキング映像をもとにつくられたDVD(3枚構成)です。当日は前半に生活クラブの放射能への対応についての話を聞き、後半「ぶんぶん通信」のno.3を見て、最後に参加者全員で意見交換をしました。参加者は23名、皆さん積極的に発言をしていて、関心の高さが伺えました。

 

 「ぶんぶん通信」を通して初めて知ったことは、中国電力の「山口県上関原発計画」に対して、祝島の島民の方々が、28年もの間 反対の声を上げ続け、戦い続けているという現実です。文字通り体をはって海を守ろうとしている姿に、私は胸が痛くなりました。私はなぜ、今まで知らなかったのでしょうか?テレビのニュースも見ますし、もし、たくさん取り上げられていたら、きっと少しは知っていると思うのです。祝島の方々は中国電力というよりも、原発推進の国つまりは、社会と戦っているのだと思いました。「ぶんぶん通信」を見る事により、大きな勢力に対抗することがどれだけ大変なことか、画面からひしひしと伝わってきました。

 

 「第1次産業だけでは過疎化がすすむ」、「原発が建てば町の未来が開ける」といった発言を繰り返す中国電力の職員。当時(2009)は原発の安全神話を信じていたのでしょう。一度原発が壊れたら、町の未来はどうなるのでしょうか、今でもこの発言を繰り返すのでしょうか、中電職員に尋ねてみたいです。

 

 3月11日の震災と原発事故がおきたことで、今まであたりまえに使っていた電気が、あたりまえでなくなりました。そして「原発は怖い」と漠然と思っていたことは現実となり、避難を余儀なくされた福島の方々には申し訳ない思いでいっぱいです。一人ひとりが真剣に考えなくてはならない問題を、人任せにしたため、とんでもないことになってしまった日本。責任は「東京電力」だけにあるのではなく、私達一人ひとりにもあると思います。

 

 一度放射能で汚れてしまった環境は、もう3月11日以前の状態には戻らないでしょうし、否応なしにこの放射能汚染と付き合いながら生きていくしかないわけです。そして家族のことを考えると、やはり食べ物のことが一番気になります。

 

 前半説明があった生活クラブの放射能対応については、独自の放射能測定器を購入し、9月からほぼすべての取扱い品目(1週間あたり約600品目)を対象とする放射能検査を実施し、国の暫定基準値を超えるものがないかを確認、その結果をHPなどで公開しているというものでした。「食べるか、食べないか」を自分で判断するには客観的な情報が必要であり、生活クラブはその情報を公開していくと説明がありました。自分で判断するには知識が必要です。わからないことが多い放射能について、今後も学んでいくことを心がけようと思いました。

 

佐倉東支部  野坂

8月23日(火)志津公民館にて、親子でせっけん作りを行いました。

講師は印西・水と暮らしを守る会の方に来ていただきました。

マスクをして、手袋をはめて準備完了。何故こんな装備をするかと言うと、材料のカ性ソーダが強アルカリの劇薬だからです。早速せっけん作り開始!水にカ性ソーダを混ぜると牛乳パックが熱くなり、むせるような刺激臭がして吸い込むと危険です。ここまでは大人がやります。この後は子供の出番。使い古した油を入れてひたすら割りばしでまぜまぜ・・・・。あっという間にクリーム状になり、出来上がりです。

「つくる」とか、考えた事もなかったけれど、普段とても身近にあるせっけんが、こんな材料で、しかも簡単に作れるなんて子供もびっくりしていました。

 

楽しくせっけんを作った後は、せっけんと合成洗剤の違いをわかりやすくお勉強。アジの実験では、合成洗剤をいれた水槽のアジは死んでしまうので、ちょっと刺激が強すぎたみたいです。その他小学生と和気あいあいとしたやり取りで、合成洗剤の危険性や、せっけんの上手な使い方等を教えていただきました。

 

いっぱいお勉強したから、お腹がペコペコ。カレーを食べて、せっけんでお皿を洗います。まず、お皿の汚れをロールペーパーやぼろ布で拭き取ります。その後ボールに水を入れ、せっけんを良く溶かしてスポンジを泡立てて洗います。普段皿洗いをした事がない子供達が、競い合って洗ってくれました。見ている方は、皿を割らないかドキドキでしたが・・・。

 

後片付けが済んだ頃には、せっけんも固まっていました。3週間経ったら使えるそうなので、子供達は楽しみに待っています。使い古した油をそのまま排水溝に流してしまうと水を汚し、環境に悪いけれど、水とカ性ソーダを混ぜるだけで、お皿をピカピカにしてくれて、環境にやさしい洗浄剤の「せっけん」になるなんて、とても不思議でした。

 佐倉西支部リーダー 田中めぐみ

20110808inzai1.jpg722()1030分から1230分に印西市の中央駅前センターで行われた印西支部主催『親子せっけん作り』にこどもと一緒に参加しました。 

この日の講師は、印西支部に所属するチーム「印西水と暮らしを守る会」の方々で、まず最初に、水質汚染の原因の7割が家庭排水であること、水を汚す原因が油であることなどの話がありました。

20110808inzai2.jpgまた、せっけんと合成洗剤の違いについてもわかりやすく説明して頂きました。合成洗剤には、汚れを落とす成分以外にいろいろな化学物質が含まれていて、それが、手荒れやアレルギーの原因になったりもするそうです。また、水に流れてもなかなか分解されず、水生生物の成長や繁殖を阻害してしまいます。それに比べて、せっけんはすみやかに分解されるようです。

お話の途中、DVDで、合成洗剤の溶けた、一見きれいで透明な水の中の魚は、すぐえら呼吸が出来なくなり死んでしまい、白濁したせっけん水の中の魚は、せっけんカスを餌にして泳ぎ続けるという映像をみせてもらいました。

 

合成洗剤の話はとてもショックでした。環境の事をもっと大切に考えて生活したいと強く思いました。身近なできる事から実行したいです。

20110808inzai3.jpg説明の後は、実際に廃食油からせっけんを作りました。

牛乳パックや生活クラブのプレーンヨーグルトの容器に、水と苛性ソーダを入れ、溶かし、そこに廃食油を入れ、かき混ぜるとキャラメルのようにとろっとしてきます。子どもたちはその変化に大喜びでした。

 

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そのまま2~3日おき、固まったら使いやすい大きさに切って、直射日光の当たらない風通しのよいところに放置して、3週間くらいでできあがりになります。油のにおいが気になる場合はアロマオイルを入れると良いそうです。

 

 

せっけん作りは、むずかしいと思っていたけれど、身近なものからすごく楽しくできたので、またやりたいと思いました。

 

せっけん作りの後は、美味しいカレーをみんなでいただきました。そして、粉せっけんを使った食器洗いの方法も教えていただき、みんなで実際に洗いました。はじめに、汚れをペーパーやゴムベラ・古ぎれなどでふきとっておきます。水に溶かしたせっけんを、スポンジでよ~く泡立てて洗い、流水ですすぎます。油も残らず、キレイさっぱり落ちました!スポンジをよく泡立てるのがポイントです!!

 

水質汚染の原因の一つが家庭排水だったなんて本当にショックでした。

でも考えようによっては、毎日の家事で水質汚染が防げるかもしれないなんて、すごい!と思いました。

「私たち11人が水質汚染について考えて生活をすれば環境を守れるって事なんだね。」と、その日の夕食に家族で話したのでした。

 

印西支部消費委員 梁取かおり

 7月26日(火)JFSAの学習会に参加しました。当日は、理事長の田邉紀子さんと、事務局の桑山奈々さんに来ていただき、お話しをしていただきました。

 

サイズや生活スタイルが変わってしまった服や、まだ着られるけど着なくなった服等・・・皆さんはどうしていますか?

 私はJFSAの古着リサイクルを利用していませんでした。送料を負担しなければいけないし、送るほど量がないと思っていたからです。しかし、JFSAの学習会に参加して「捨ててしまうより、パキスタンの子供たちの為に古着を送ろう」と考えが変わりました。

 

 JFSAは事業として、古着を集めて、パキスタンに輸出したり、国内で販売を行い、その収益の一部を、JFSAの活動費にするとともに、教育を受ける機会のないスラムの子供たちの学校アル・カイールアカデミーの運営費に当てています。また、その事業は、パキスタのスラムにある学校の運営を支援する、現地のアル・カイール事業グループ(略称AKBG)と連携して行っています。

 アル・カイールアカデミーというのは、カラチ市のニューカラチというスラム地域にある子供たちが無料で通える学校です。スラムの子供たちは、幼いころから家計を支えるため、厳しい労働をしていて、教育を受けられない子もたくさんいるそうです。

 

 回収する古着の種類は、日本の古着ショップやフリマでの販売実績や、パキスタンでの需要によって決められています。男物半袖の需要が多いのですが、古着はほとんどが女物だそうです。そう言われてみれば、我が家でも主人の服は10年位新しいのを買った記憶がありませんね・・・。ボロボロになるまで、着る事が多いです。

 行政のリサイクルは、古着の行き先がわからないので、出す方のモラルもあまり良くないそうです。しかし、JFSAに送られてくる古着はほとんど捨てるなどという事がないそうです。JFSAの古着はパキスタンの子供たちの教育・生活支援の為の資金になるので、行き先が明確です。年3回の回収で、約78000㎏の古着が集まります。1枚ずつ国内販売用とパキスタン輸出用あわせて120種類に分けていきます。「仕分けが大変ですが、パキスタンの子供のためになっていると思うと励みになる。」とお話しがありました。「行き先が見えるから、辛い仕事も頑張れる」という気持ちは、お米の登録活動のときの生産者の気持ちと同じだなと思いました。

 

今回は、皆様にお伝えする期間が短くて実現できなかったのですが、今後はセンター佐倉で古着を回収して、まとめてJFSAへ届けることも検討中です。継続して安定した回収量があることが、子どもたちの教育支援を継続するためにとても大切だそうです。「古着の基準は、自分がフリマに出店するつもりで考えていただけるとわかりやすいと思います。」と教えていただきました。また、古着の仕分け体験が出来るそうなので、興味のある方はホームページをご覧ください。

ホームページ:www.jfsa.jpn.org/

佐倉西支部リーダー 田中めぐみ

20110713b1.jpg6月25日()10時~14時、千葉県の旭市で行われた、旭サンライズプラン運動の一環である「田んぼの生きもの調査」に親子で参加しました。 

 

この日は、集合場所で他の参加者と一緒に、主催者からの注意事項などを聞いてから、バスに乗り込んで田んぼへ向かいました。 

見渡す限り田んぼ一面の風景の中、バスはとても細い道を進んで行きました。 

調査をする田んぼにつくと、金魚をすくう様な小さな網と容器を貸し出してもらい、生きもの調査の仕方を教わりました。

 

たまにする、いわゆる「昆虫採集」とはちがって、生き物調査では、中サギの足跡、水掻きのある鳥の足跡、その傍らに小さな獣の足跡などを見つけたり、田んぼの中はもちろん、田んぼの上の空や田んぼの周りにもたくさんの生きものが居ることを教わり、生きものを探す楽しさが身につきました。

 

20110713b2.jpg20110713b3.jpg20110713b4.jpgガス抜きを兼ねて、稲を強くするために水を抜かれた田んぼの中を歩いて、子どもも大人も泥の中で、見つけた生きものを容器に入れていきました。

あちこちで生きものを見つけた人の歓声が聞こえてみんな一生懸命でした。

 

生き物の採集を終えて再びバスに乗り倉庫へ戻ると、みんなが見つけた生きものたちの説明が始まりました。

トレーに移して見やすくしたり、透明な観察容器に移して、みんなで見ます。肉眼では見えない小さな生物も居たりして、ホワイトボードに名前が書き出されていきました。

 

お昼ご飯には米粉のパンと、美味しい手作りのシチューを振る舞っていただきました。楽しい上に美味しい思いをしながら、生きものの事を学んだ一日は、とても思い出深い一日になりました。

また、お米作りに一番必要なものは?との問いかけの答えは「食べる人」でした!

この答えを聞いて、生産者さんの気持ちがとても伝わりました。

 

この田んぼの生きもの調査に参加したあと、子どもが「お母さんも田んぼの中の生きものだね」と言いました。確かに、生きもの調査中は、田んぼに人間がいっぱい居たなと思い出しました。私も子どもも、田んぼの生きものになれたなあと思います。良い経験をありがとうございました。

 

印西支部 リーダー  内山ひろみ

“明日(みらい)のいのちのために” 

 

シャボン玉フォーラム第2日目(5/22 

第4分科会「プロによるせっけん洗濯の極技伝授」の報告です。

 

せっけんの製造法と合成洗剤の問題点

ヱスケー石鹸(株)の小林衛氏

 

せっけんを上手に使いこなすには

使用するせっけんの性質を知ることがポイントです。せっけんは溶けなければ洗浄力を発揮しません。

また、石けんカスが出やすいのは石けん量が少ない場合で、洗濯量が水量に比べて多すぎる場合もせっけんかすがつきやすい。洗濯物の適量は水量の6割~7割。

合成洗剤の問題点

合成洗剤に含まれている界面活性剤、蛍光増白剤の問題点から、合成洗剤には環境ホルモン作用、発ガン促進作用、化学物質の溶質促進作用、相乗作用・複合汚染、下水処理能力の低下、妊娠率低下・殺精子作用、皮膚障害・味覚機能の低下・髪へのダメージ、魚毒性・植物の発育障害などの作用があり、環境や人に影響を与えるという話がありました。

 

家庭でも出来る石けんクリーニングのすすめ

(有)白栄舎クリーニング 茂木孝夫氏

 

東京小金井市でクリーニング店を営む茂木さんは、合成洗剤やドライクリーニングに比べ、人にも環境にも衣類にもせっけんが一番と、せっけんクリーニングで評判のクリーニング店です。化学物質過敏症やアトピー性皮膚炎などの方が宅配で全国から洗濯物を送ってくるそうです。 

20110614shabon.jpgウールもダウンもせっけんで

 

・ウールはヱスケー石鹸の無添加せっけんまたは、液体せっけんかせっけん

シャンプーで洗い、せっけんシャンプー用リンスでリンスします。

水温は低めで「弱く、やさしく、短く」が基本です。

 

ダウンジャケットは粉せっけんを洗濯機で溶かした後、襟や袖など汚れている

ところをせっけんと水でしっかり擦る。

ダウンを洗濯機に入れ、完全に浸るまで手で押さえる。

普通またはしっかりコースで洗う。

洗い終わったら自然乾燥(乾燥機20分+自然乾燥)、乾いたら乾燥機で

もう10分でふっくら仕上げる。

乾燥機がない場合は半分乾いたら手でたたいてふくらませ、また干す。

乾いたらまた手でたたいて膨らませます。

 

ドライクリーニングは何年も同じ油を循環させて使い、紙のフィルターと活性炭でこして使っています。汚れのほとんどが落ちません。

また、石けんに切り替えて従業員の爪や手が荒れなくなったそうです。

実際にダウンジャケットやセーターの洗い方、アイロンがけのコツ、シミ抜きの実演もありました。

 

下総ブロック 椚座真住

 

 

“明日(みらい)のいのちのために” 

  5月21日(土)、5月22日(日)埼玉会館大ホール

毎年開催地域を変えながら行われています、シャボン玉フォーラム

今年は、昨年の岩手県重茂からバトンを受けた、埼玉県で二日間行われました。

 

私は、一日目の全体会と基調講演に参加しました。とても良いお話でしたので、皆様にも内容をお知らせいたします。

 (1)基調講演 「未来世代の健康と環境を基準とした予防医学」

講 師:森 千里氏

(千葉大学大学院医学研究院 環境生命医学講座教授)

 ・誰もが願う健康な生活。しかし、私たちのまわりには多種多様な環境汚染物質が存在し、体内に入り込まれ、その影響が懸念されています。

・健康には方程式があります。

健康=①素因(内因)×②環境(外因)×③生活習慣(行動)

①は、遺伝など持って生まれたもの

②は、周りから受けるもの

③は、食べ物や使っているものなど日々繰り返している生活

 ・一つの要因だけでなくいくつかが重なっているので、人によって発病

する、しないがある。

 ・病気をしないで健康でいるために、3つのポイントがある=『予防医学』

という。

病気や体について①知る ②関心を持つ ③行動に移す

胎児期に受けた環境の影響が、出生後成人になってから疾患の影響が出る

・母親の胎内の化学物質は、第1子に影響が出て、母親は1/3に少なくなる。なので、第2子は影響が少ない。

・化学物質は、空気から80%、他は食べ物などから取り込まれる。

 (2)基調講演 「羊水からお花の香りが・・・」

講 師:池川 明氏(医学博士 池川クリニック院長)

・羊水からシャンプーの臭いがした、という話がありますが、本当にシャンプー=合成洗剤は羊水の中に入るのか?これは賛否両論あり、証明はできていません。

・池川クリニックで、ある方が出産した部屋には異臭が漂い、特に胎盤から強い芳香が出ていました。これが噂に聞くシャンプーの臭いだと思い、ご本人にどんなシャンプーを使っているのか尋ねたところ、界面活性剤が約10種類入っているある会社の製品で、毎日朝晩二回シャンプーをしていたそうです。これは何を物語っているのでしょうか?

・赤ちゃんは羊水を飲み、尿をだしているので、羊水が赤ちゃんを通して

入れ替わる。

・母乳は脂肪の汁、母親の食べものが母乳に出て、赤ちゃんに入る。

 

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会場には、組合員の皆さんから募集しましたシャボン玉フォーラムのポスターが貼られていました。

 

下総ブロック 宮野ゆき美