7月26日(火)JFSAの学習会に参加しました。当日は、理事長の田邉紀子さんと、事務局の桑山奈々さんに来ていただき、お話しをしていただきました。
サイズや生活スタイルが変わってしまった服や、まだ着られるけど着なくなった服等・・・皆さんはどうしていますか?
私はJFSAの古着リサイクルを利用していませんでした。送料を負担しなければいけないし、送るほど量がないと思っていたからです。しかし、JFSAの学習会に参加して「捨ててしまうより、パキスタンの子供たちの為に古着を送ろう」と考えが変わりました。
JFSAは事業として、古着を集めて、パキスタンに輸出したり、国内で販売を行い、その収益の一部を、JFSAの活動費にするとともに、教育を受ける機会のないスラムの子供たちの学校アル・カイールアカデミーの運営費に当てています。また、その事業は、パキスタのスラムにある学校の運営を支援する、現地のアル・カイール事業グループ(略称AKBG)と連携して行っています。
アル・カイールアカデミーというのは、カラチ市のニューカラチというスラム地域にある子供たちが無料で通える学校です。スラムの子供たちは、幼いころから家計を支えるため、厳しい労働をしていて、教育を受けられない子もたくさんいるそうです。
回収する古着の種類は、日本の古着ショップやフリマでの販売実績や、パキスタンでの需要によって決められています。男物半袖の需要が多いのですが、古着はほとんどが女物だそうです。そう言われてみれば、我が家でも主人の服は10年位新しいのを買った記憶がありませんね・・・。ボロボロになるまで、着る事が多いです。
行政のリサイクルは、古着の行き先がわからないので、出す方のモラルもあまり良くないそうです。しかし、JFSAに送られてくる古着はほとんど捨てるなどという事がないそうです。JFSAの古着はパキスタンの子供たちの教育・生活支援の為の資金になるので、行き先が明確です。年3回の回収で、約78000㎏の古着が集まります。1枚ずつ国内販売用とパキスタン輸出用あわせて120種類に分けていきます。「仕分けが大変ですが、パキスタンの子供のためになっていると思うと励みになる。」とお話しがありました。「行き先が見えるから、辛い仕事も頑張れる」という気持ちは、お米の登録活動のときの生産者の気持ちと同じだなと思いました。
今回は、皆様にお伝えする期間が短くて実現できなかったのですが、今後はセンター佐倉で古着を回収して、まとめてJFSAへ届けることも検討中です。継続して安定した回収量があることが、子どもたちの教育支援を継続するためにとても大切だそうです。「古着の基準は、自分がフリマに出店するつもりで考えていただけるとわかりやすいと思います。」と教えていただきました。また、古着の仕分け体験が出来るそうなので、興味のある方はホームページをご覧ください。
ホームページ:www.jfsa.jpn.org/
佐倉西支部リーダー 田中めぐみ