下総ブロック

2011年12月の記事

生活クラブでは、東日本大震災当初からグリーンコープ、ホームレス支援全国ネットワークと共に、被災地への復興支援活動を行っています。この間リレー形式で行われている復興支援派遣ボランティアとして宮城へ129日~13日の間、虹の街から私を含む職員2名と、風の村職員1名、市川ガンバの会から1名の計4名で参加させて頂きました。 

20111230shokuin1.jpg20111230shokuin2.jpgあれから9ヶ月 

千葉から、拠点となる仙台市内の事務所まで車で約5時間、そこから更に高速で走ること1時間半位で石巻市につきます。常駐スタッフの方達と、仮設住宅等へ訪問を兼ねた食料や物資を配達する為に、石巻と隣接する女川町の牡鹿半島へ向かいました。 

 

高速を降りて市内に入ると、目に飛び込んでくる沿岸一帯の町の光景は、9ヶ月経った今も尚痛々しく、実際に自分がその地に立った事で改めて被害の大きさを実感しました。あの日、町の中心部を襲った津波は17mを超えたそうです。家屋のほとんどは押し流され、鉄筋製のビルが基礎ごと横倒しになった状態で今も佇んでいました。またリアス式海岸で有名な牡鹿半島沿岸部も、漁港や集落が壊滅的な被害にあわれました。この地震で半島は、東南東に約 5.3 m移動し、約 1.2 m沈下したそうです。膨大に積み上がった瓦礫の山や、グニャグニャにひん曲がったガードレール、舗装されていた道路さえ無い、何も誰も居なくなってしまった集落・・。その場所には毎日の生活があって、人との繋がりがあって、思い出があって。それらがそこから無くなってしまった事を思うと胸が締め付けられる思いでした。

つづく。

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ワーカーズメンバー募集!

 

ワーカーズ・結(ゆい) 佐倉ブランチ 市原ブランチでは、

センターの消費材の通常配達便に加え、

来年度3/26から、牛乳の裏便(牛乳とパン、豆腐類のみの配達)を配達します。

その業務拡大に伴って、メンバーを募集します。

 

「働きたい!」と考えているあなた!

2012年1月に説明会を行いますので、ぜひご参加ください。

ワーカーズ・結の楽しく、明るい仲間が、あなたの参加を待っています!!

 

詳しくはこちらから  →1110yuiboshu.doc

 

下総ブロック機関紙「下総チャット」の最新号です。

下総ブロックオリジナルの『冬の500円お試しセット』のご案内、
地域集会や牛肉学習会、2012年度クラブ・チーム登録募集のお知らせなど
今回も盛りだくさんです。
こちらからどうぞ!  →

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20111224sanisi1.jpg12月13日、師走にしては暖かい日に志津コミニティセンターで「おしゃべりクラフト」という企画が開催されました。 

 

今回は「コミニュケーションひろば」から、講師に中井芳子さんをお迎えし、計13人で製作しました。昨年は、クリスマスリース作りがとても好評だったので、今年はお正月リース作りをすることになりました。参加者から材料を見た時点で、「どんな風にできるのか楽しみ♪♪」という声も聞こえる中で始まりました。

20111224sanisi2.jpg  リースの土台は、どっしりとした輪のしめ縄にお正月にちなんだ縁起ものである松や松ぼっくり、金の水引や成木もちを模したちりめんでできた色とりどりのお正月飾り等を飾り、徐々にしめ縄がにぎやかなお正月リースになっていくのに、皆、うきうき、わくわくしなが作りました。 

でき上がったリースはそれぞれに趣があり素敵で、早々と飾りたい気持ちでいっぱいになりました。

20111224sanisi4.jpg製作の後は、ライブリーで注文できる生活クラブの安心・安全なお菓子紹介と試食をいただきながらお茶を楽しみました。

 

最後に、参加されていたワーカーズ「結」の方から来年度3月からパスチャライズド牛乳の配達業務を請け負うため、メンバー募集をしているお話を聞きました。

内容は、組合員宅への牛乳の配達です。「働いてみたい!」という方は、詳しい仕事内容等の話を聞けますので、是非、佐倉センターまでお電話下さいということでした。(Tel:043-461-7868、土日は休み。月~金9:0018:00、昼は1時間留守電になります)

もしかしたらご縁があるかもしれませんよ。

 

佐倉西支部 消費委員  廣澤典子

 

125日(月)、木刈デポー組合員室でせっけんの学習会が行われました。

この日はクリスマスや年末が近いということで、丸鶏の焼き方と印西水と暮らしを守る会の方にせっけんを使った大掃除の仕方を教わりました。

 

まず、丸鶏の下ごしらえを行いました。

手順は

①鶏は内臓を抜き取り、よく洗って水けをふき、手羽先を後ろへ回し、背中にはさみこむ。

鶏にフォークを突き刺して、全体に穴をあけておく

②容器に塩大さじ1.5、こしょう少々、にんにく2かけ、レモン汁1個分をあわせておき、鶏にすりこむ。冷蔵庫で一晩おく。

③天板に油をひき、胸を下にして鶏を乗せ、オリーブオイルをぬって190℃で20分、180℃で80分焼く。(胸を下に60分m、背を下に20分)途中で20分おきに油を塗りながら焼く。

といういたって簡単なものでした。

 

鶏を焼いている間に、本題のせっけんを使った大掃除にうつります。

ここでも下準備ということで、“酸素系漂白剤+粉石けん+熱湯”にレンジフードの網、鍋のこげつき、汚れた布巾や黄ばんだシャツを付け込んでおきます。(今回は、年代物の黄ばんだTシャツを使ったので、煮洗いを行いました)

ボール等に熱湯を入れ、酸素系漂白剤を加え、次にせっけんを入れたら泡が噴き上がりますので、流しにボール等を置いて行ってください。

 

この間に、せっけんのお勉強。せっけんと合成洗剤の違いを教えていただきました。

せっけんに比べ合成洗剤が問題になる点をまとめると、

1.薄い濃度でも油を溶かす。

皮脂をとかすことで手荒れの原因になります。実際、手荒れに悩まされていたけれどせっけんにかえたことで手荒れが軽減したという話をよく耳にします。

2.タンパク質を破壊する。

せっけんを溶かした水溶液と合成洗剤を溶かした水溶液にタップミノーという小さな

魚を入れたところ、せっけんの水溶液の中では元気の泳いでいたのに対し、合成洗剤の水溶液に入れたタップミノーは死んでしまいました。これは、えらの細胞が破壊され、呼吸ができなくなったためです。実際の映像で見せていただき、充血したえらは衝撃的でした。

3.浸み込む力が強い。

ネズミの背中に合成洗剤の原液を塗ったところ、毛根にまでダメージを与え、この後一切塗った部分からは毛が生えてきません。また、おなかに赤ちゃんのいたネズミも実験対象となったそうですが、通常ねずみは10匹ほど一度に生むところが、おなかの中には数匹しかいなかったそうです。

4.生体内、自然界でなかなか分解されない

影響力の大きい合成洗剤は、分解されるまでの時間も長いため、さらに影響力が大きいのです。

こういった話を映像を交えながら聞くと、合成洗剤のこわさがより理解できました。

 

そして実践編です。先ほどつけておいたレンジフード、鍋、布巾やシャツをとりだして、洗ってみると、本当にきれいに汚れが落ちていて、つけておくだけなのにこんなに簡単にできるなら実践してみたいと思いました。他に、窓ガラスの汚れやトイレ・洗面所の陶器の汚れ、換気扇の汚れもみるみる簡単に落としていきました。実践してくださる方も、参加された方々も、簡単に汚れが落ちていく様子を見て、テンションUP

 

そして、この実践を行う時の参考資料として、汚れと洗剤の対応表をいただいたので、

実際に載せます。ぜひ皆さんも参考になさってください。この表は、印西水と暮らしを守る会の方々が実践をくりかえしてまとめたもので、自信を持っておすすめできる方法だそうです。ただ、それに満足することなくさらによい方法を探って実践しているそうなので、「また新たな良い方法が見つかるかもしれない」とのこと。その時には、またお知らせできたらいいなと思います。

 

こうしてすっきり汚れを落とした後は、オーブンで焼いておいた丸鶏の登場です。焼き上がりは、こんがりとおいしそうな焼き色がついていて、それを見た参加者の方々が口々に「おいしそう~!」。実際、この丸鶏があれば、パーティメニューも豪華に、おうちのクリスマスメニューもグレードアップすること間違いなしでしょう。外側の皮はぱりっと焼き上がり、中のお肉はジューシー♪中にピラフをつめてもおいしいそうです。なかなか自分で丸鶏を焼くという発想がなかったのですが、こうして実際に簡単な下ごしらえで豪華な一品ができるということもあって、ぜひクリスマスに作ってみようと思いました。

 

丸鶏を食べたあとのお皿もせっけんで洗いました。まず、汚れたお皿をいらない布や紙でふいて、あわあわに泡立てたせっけんで洗います。ここでポイントなのは、せっけんをあわあわにすることだそうです。私もせっけんで食器を洗っているのですが、せっけんのぬるぬるが残るなぁとすすぐとき思っていましたが、それは、使い方がいけなかったのですね。あわだてて洗うと、すすいだときにすっきり、それこそ広告のようにお皿がきゅきゅっという感じできれいに洗いあがり、感激しました。

 

ポイントといえば、いらない布や紙で汚れたお皿をふくことも大事なことです。家庭排水が川の汚れの大きな原因の一つになっており、特に台所の排水が水を汚しているのだそうです。たった少しの汚れでも、それを流した時に魚がすめるくらいきれいにするには、何百倍、何千倍、ものによっては何万倍もの水が必要になってきます。逆に考えれば、ちょっとでも気を付ければそれだけの水をきれいなままにできるということですね。今回のお話を伺って、簡単に出来そうなので、今年の年末はぜひ実践してみたいと思います。

 

<当日資料> 「印西水と暮らしを守る会」より

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木刈デポー支部 リーダー 稲葉

20111213inzai1.jpg 1129() 小林公民館の調理室で、せっけんを使った大掃除の学習会を開催しました。 

 

はじめに、大勢集まる機会の多い年末年始にぴったりの焼豚と豚肉の紅茶煮の作り方とのローストチキンの下ごしらえを教わりました。 

そして、印西水と暮らしを守る会の方にナチュラルクリーン大作戦と称して実演と講義を交えながらせっけんを使った掃除の方法を教えていただきました。 

20111213inzai2.jpg20111213inzai3.jpgギトギトの換気扇の網やお鍋とゴトクの焦げ付きが、1ℓの沸騰した湯に酸素系漂白剤大さじ2と粉せっけん小さじ1を入れた液に漬けおきしてから擦るとピカピカになりました。 また、汚れた換気扇の羽にせっけんをふりかけて拭くとポロポロと汚れがとれました。

 

黄ばんだシャツや布巾は50℃の湯1ℓと酸素系漂白剤小さじ1を溶かした液に30分ほど漬けておくだけで真っ白にきれいになりましたし、この液で茶渋やプラスチックの密閉容器のなかなか落ちない汚れもきれいになりました。トイレの尿石や水垢などはクエン酸がよいそうです。重曹は研磨作用もあり油汚れにもよく、消臭効果もあるそうです。 

次に、せっけんと合成洗剤の違いなどについてのDVDを皆で見ました。合成洗剤がミドリゾウリムシの細胞を破壊してしまう映像や、アジが数分で死んでしまう映像はショックでした。合成界面活性剤がたんぱく質を破壊するから手の指先が切れたりザラザラになることを知りました。私は夏からせっけんを利用しているので、寒くなるこの時期も、合成洗剤を使っている頃のような、指先が切れて痛くて大変なことも、なくなりました。

20111213inzai4.jpg せっけんの学習会の後は、焼豚と豚肉の紅茶煮、ふんわりした優しい味の高橋徳治商店の復興第1号のおとうふ揚げと重茂のワカメを入れたお味噌汁、穀ゆたかを入れた雑穀ごはんとデザートの杏仁豆腐をいただきました。こちらもとてもおいしかったです。

 

テレビでトイレ用や浴室用、車用や窓ガラス用などいろんな用途の洗剤が宣伝されていますが、窓や食器棚の扉や冷蔵庫もせっけん水だけで美しくなりますし、せっけんで換気扇もきれいになります。色々な専用洗剤がなくても、粉石けんと酸素系漂白剤、クエン酸、重曹など安全なものだけで充分きれいになることがよくわかりました。又、安全なだけでなく、環境に優しい事も知りました。 今年の大掃除は、ぜひナチュラルクリーン大作戦で家をピカピカにしたいと思います。

 

印西支部リーダー 内山ひろみ

 

 

20111206inzai.jpg11月21日()デポー木刈にてライフプラン講座「知っておきたい税金の話~よくわかる源泉徴収票」を開催しました。 

税金は国に納める税金と都道府県に納める税金と市区町村に納める税金があります。今まで消費税などを含めて、税金を、「お金を取られる」ような感覚でいましたが、そうではなくて、安心して生活していくために使われていることを実感しました。 

毎月給与天引きで払っていた税金払いすぎた税金の一部が戻ってくる年末調整の話では生命保険料や損害保険料、地震保険料を支払ったり、扶養家族が増えたり家をローンで買ったりしたことを申告すると「控除」が受けられ、所得税額が安くなって戻ってくる話を伺い、面倒に思わずきちんと申告しなくてはと思いました。また、医療費を多額に払った時にも申告すると戻ってくるというのを伺い、病院のレシートは一年間捨てないようにしなくてはと思いました。 

「税金って何?」から「税金は国をよくする財源」と税金に対するイメージが変わりました。ライフプラン講座は暮らしをワンランクアップしてくれます。ぜひお近くのライフプラン講座に参加して見ましょう。

印西支部リーダー 内山ひろみ

 

20111206kikari1.jpg 11月15日木刈デポー組合員室にて、スタッフの岡部さんを講師に、Xmasとお正月の一年の中でも2大イベントである料理を一回で教えていただけるというので、22名もの組合員の参加がありました。

20111206kikari2.jpg メニュー 

①ビーフシチュー  ②牛肉の赤ワイン煮  ③スモークサーモンと大根

④わかめのサラダ  ⑤里芋と人参の含め煮 ⑥椎茸の含め煮

⑦昆布と椎茸の佃煮 ⑧カブと柿のゆず釜⑨酢蓮根とたたきごぼうの胡麻和え

⑩さつまいも、かぼちゃ、りんご煮のきんとん の10品です。

 

ポイントは、Xmas料理①ビーフシチューを作りながら、お正月料理の②牛肉の赤ワイン煮の下ごしらえが一緒に出来ることです。

フライパンに牛バラを1㎝厚に切ったものをオリーブオイル、ニンニクで焼き付けた後、各種調味料で煮込む過程で、おせち用の半量を取出し、冷凍し、再度、醤油、ワインで煮ます。

②赤ワイン煮は、分量の醤油、ワインを入れて煮るだけですから、肉を切ったり、焼き目をつけるひと手間が、暮れの忙しい時にとても助かります。

①のシチューは、煮込む目安の30分を過ぎても、少しゆるかったので、少し長めに煮込みました。お肉にシチューをトロっとかけるイメージで、その加減を見ることが仕上げのポイントです20111206kikari3.jpg

ビーフシチューに炒めたほうれん草、オムレツ風卵焼きが一皿に盛り付けられました。味はしっかりついているので、付け合せとも合いますし、ワインと共に頂いても美味しそうです。

ほうれん草の緑、卵の黄色、シチューの赤茶の色のコントラストも鮮やかで、テーブルに並べた時に一気に華やかさが出て楽しい雰囲気になりました。

子どもが育ちざかりで食べる量も多くなる家庭では、この様なものを付け合せで出すと、ボリュームも出て食卓もにぎやかになります。

シチューは鍋で煮込んでいるだけで、手間いらずなのに、味わい深く、贅沢な一皿に出来上がるのは、きのこ(ブナシメジ)を入れるのもポイントですが、生活クラブの赤ワインと牛バラ肉の美味しさが大きいと思います。

その他にお正月料理は8品教えていただきました。

8品といっても、

⑤里芋と人参の含め煮 ⑥椎茸の含め煮 ⑦昆布と椎茸の佃煮 は、 

だしをとった昆布や、煮汁を使って調理でき、少しの心がけで、もう一品増やせるので、お得感があります。

20111206kikari4.jpg  栄養のバランスも取れているこの8品を作り、後は試食でも頂いた、生活クラブの伊達巻、黒豆、かまぼこ等を加えれば、私も、胸を張って「我が家のおせち」を出せるかな?と思いました。

今年のXmas、お正月、どこまで今日教えていただいた料理が再現できるか・・・ですが、家族の「美味しい!」の一言が聞けるようにチャレンジしてみたいと思います。

木刈デポー支部 消費委員 園木