6月25日(土)10時~14時、千葉県の旭市で行われた、旭サンライズプラン運動の一環である「田んぼの生きもの調査」に親子で参加しました。
この日は、集合場所で他の参加者と一緒に、主催者からの注意事項などを聞いてから、バスに乗り込んで田んぼへ向かいました。
見渡す限り田んぼ一面の風景の中、バスはとても細い道を進んで行きました。
調査をする田んぼにつくと、金魚をすくう様な小さな網と容器を貸し出してもらい、生きもの調査の仕方を教わりました。
たまにする、いわゆる「昆虫採集」とはちがって、生き物調査では、中サギの足跡、水掻きのある鳥の足跡、その傍らに小さな獣の足跡などを見つけたり、田んぼの中はもちろん、田んぼの上の空や田んぼの周りにもたくさんの生きものが居ることを教わり、生きものを探す楽しさが身につきました。
ガス抜きを兼ねて、稲を強くするために水を抜かれた田んぼの中を歩いて、子どもも大人も泥の中で、見つけた生きものを容器に入れていきました。
あちこちで生きものを見つけた人の歓声が聞こえてみんな一生懸命でした。
生き物の採集を終えて再びバスに乗り倉庫へ戻ると、みんなが見つけた生きものたちの説明が始まりました。
トレーに移して見やすくしたり、透明な観察容器に移して、みんなで見ます。肉眼では見えない小さな生物も居たりして、ホワイトボードに名前が書き出されていきました。
お昼ご飯には米粉のパンと、美味しい手作りのシチューを振る舞っていただきました。楽しい上に美味しい思いをしながら、生きものの事を学んだ一日は、とても思い出深い一日になりました。
また、お米作りに一番必要なものは?との問いかけの答えは「食べる人」でした!
この答えを聞いて、生産者さんの気持ちがとても伝わりました。
この田んぼの生きもの調査に参加したあと、子どもが「お母さんも田んぼの中の生きものだね」と言いました。確かに、生きもの調査中は、田んぼに人間がいっぱい居たなと思い出しました。私も子どもも、田んぼの生きものになれたなあと思います。良い経験をありがとうございました。
印西支部 リーダー 内山ひろみ