8月23日(火)志津公民館にて、親子でせっけん作りを行いました。
講師は印西・水と暮らしを守る会の方に来ていただきました。
マスクをして、手袋をはめて準備完了。何故こんな装備をするかと言うと、材料のカ性ソーダが強アルカリの劇薬だからです。早速せっけん作り開始!水にカ性ソーダを混ぜると牛乳パックが熱くなり、むせるような刺激臭がして吸い込むと危険です。ここまでは大人がやります。この後は子供の出番。使い古した油を入れてひたすら割りばしでまぜまぜ・・・・。あっという間にクリーム状になり、出来上がりです。
「つくる」とか、考えた事もなかったけれど、普段とても身近にあるせっけんが、こんな材料で、しかも簡単に作れるなんて子供もびっくりしていました。
楽しくせっけんを作った後は、せっけんと合成洗剤の違いをわかりやすくお勉強。アジの実験では、合成洗剤をいれた水槽のアジは死んでしまうので、ちょっと刺激が強すぎたみたいです。その他小学生と和気あいあいとしたやり取りで、合成洗剤の危険性や、せっけんの上手な使い方等を教えていただきました。
いっぱいお勉強したから、お腹がペコペコ。カレーを食べて、せっけんでお皿を洗います。まず、お皿の汚れをロールペーパーやぼろ布で拭き取ります。その後ボールに水を入れ、せっけんを良く溶かしてスポンジを泡立てて洗います。普段皿洗いをした事がない子供達が、競い合って洗ってくれました。見ている方は、皿を割らないかドキドキでしたが・・・。
後片付けが済んだ頃には、せっけんも固まっていました。3週間経ったら使えるそうなので、子供達は楽しみに待っています。使い古した油をそのまま排水溝に流してしまうと水を汚し、環境に悪いけれど、水とカ性ソーダを混ぜるだけで、お皿をピカピカにしてくれて、環境にやさしい洗浄剤の「せっけん」になるなんて、とても不思議でした。
佐倉西支部リーダー 田中めぐみ