下総ブロック

認知症サポーター養成講座 報告<印西支部>

  

20130117_inzai_1.jpg 1月17日(木)10時から滝野四丁目集会所で認知症サポーター養成講座を受けました。講師は、日頃、認知症の方々にも接していらっしゃる、「生活クラブ風の村さくら」の所長の縫田さんです。

 

 認知症という言葉の印象は、家族を忘れてしまったり、行方不明になったりなど、辛くて悲しいイメージがありますが、もの忘れ等から始まる脳の病気とも言える事を知りました。そして、「誰もがかかるかもしれない病気である」ということを聞き、人ごとではないと思いました。なにか、DVDをみて、涙があふれました。

 

 講習中は参加者で、脳を活性化する指の体操や、口に二本の線を足して漢字を作るなど、楽しく頭の体操もしました。家族で定期的にやるのもいいなと思いました。

 

20130117_inzai_2.jpg 健全な脳の時は、「電話で話しながらフライパン料理をする」など2つの事を同時に出来ますが、認知症になると難しくなるそうです。正しいことがなんだかわからなくなっているので、怒られたりするとビックリするそうで、それは、怒る側も怒られる側にも悲しいことですから、気をつけなくてはと思いました。このように、認知症になると、日常の生活にいろいろ支障が出るそうです。そのような現場に地域で出会った時、私たちは、この養成講座を受けたので、サポーターとして、手を差しのべたり、寄り添ってあたたかく見守り、応援することが出来ると思います。

 

 DVDでは、どう語りかけ、気にかけるのかが、例をあげて説明されていてよく理解できました。いろいろ忘れてしまうけど、昔のことはよく覚えているので、その時の呼び名で呼ぶことや、健康な人と同じように穏やかに接し、優しく声をかけることが大事だとわかりました。また、「~してあげる」ではなくて「~させていただく」の気持ちを持つ事が大事です。


 大切な3つのこと・・・「自尊心を傷つけない」「驚かせない」「急がせない」このことを心にとめて、余裕を持って見守ることが地域でも、家族でも大切だということがよくわかりました。ほんのちょっとの心配りがほんのちょっとどころか、とても大きいので、子どもから大人まで、みんなでこの講座を学んで、地域で支えていく大切さを痛感しました。今後は、地域でも気にかけて、サポートさせていただこうと思いました。
 

 

印西支部 スタッフ 内山ひろみ