7月22日(金)10時30分から12時30分に印西市の中央駅前センターで行われた印西支部主催『親子せっけん作り』にこどもと一緒に参加しました。
この日の講師は、印西支部に所属するチーム「印西水と暮らしを守る会」の方々で、まず最初に、水質汚染の原因の7割が家庭排水であること、水を汚す原因が油であることなどの話がありました。
また、せっけんと合成洗剤の違いについてもわかりやすく説明して頂きました。合成洗剤には、汚れを落とす成分以外にいろいろな化学物質が含まれていて、それが、手荒れやアレルギーの原因になったりもするそうです。また、水に流れてもなかなか分解されず、水生生物の成長や繁殖を阻害してしまいます。それに比べて、せっけんはすみやかに分解されるようです。
お話の途中、DVDで、合成洗剤の溶けた、一見きれいで透明な水の中の魚は、すぐえら呼吸が出来なくなり死んでしまい、白濁したせっけん水の中の魚は、せっけんカスを餌にして泳ぎ続けるという映像をみせてもらいました。
合成洗剤の話はとてもショックでした。環境の事をもっと大切に考えて生活したいと強く思いました。身近なできる事から実行したいです。
説明の後は、実際に廃食油からせっけんを作りました。
牛乳パックや生活クラブのプレーンヨーグルトの容器に、水と苛性ソーダを入れ、溶かし、そこに廃食油を入れ、かき混ぜるとキャラメルのようにとろっとしてきます。子どもたちはその変化に大喜びでした。
そのまま2~3日おき、固まったら使いやすい大きさに切って、直射日光の当たらない風通しのよいところに放置して、3週間くらいでできあがりになります。油のにおいが気になる場合はアロマオイルを入れると良いそうです。
せっけん作りは、むずかしいと思っていたけれど、身近なものからすごく楽しくできたので、またやりたいと思いました。
せっけん作りの後は、美味しいカレーをみんなでいただきました。そして、粉せっけんを使った食器洗いの方法も教えていただき、みんなで実際に洗いました。はじめに、汚れをペーパーやゴムベラ・古ぎれなどでふきとっておきます。水に溶かしたせっけんを、スポンジでよ~く泡立てて洗い、流水ですすぎます。油も残らず、キレイさっぱり落ちました!スポンジをよく泡立てるのがポイントです!!
水質汚染の原因の一つが家庭排水だったなんて本当にショックでした。
でも考えようによっては、毎日の家事で水質汚染が防げるかもしれないなんて、すごい!と思いました。
「私たち1人1人が水質汚染について考えて生活をすれば環境を守れるって事なんだね。」と、その日の夕食に家族で話したのでした。
印西支部消費委員 梁取かおり