下総ブロック

下総ブロックの最近の記事

新しい組合員活動の在り方とつながりを考え、千葉全体で「組織改編」が行われ、ブロックと個人がつながる形に変わる予定です。そのため、支部組合員総会は、全支部が今年度で最後になります。

ぜひ皆さんで参加し、交流と出会いを通じて、新しいつながりをつくりましょう。
託児希望の方はケア者依頼のため、必ず10日前までにお申し込みください。

 

●佐倉西支部総会
3月6日(水)志津コミュニティセンター
10:00~ 同日開催・美勢商事生産者交流会

 

●印西支部総会
3月6日(水)小林公民館
10:00~ 同日開催・オーガニックハーブ講習会

 

●佐倉東支部総会
3月8日(金) 佐倉市カフェアイン
10:30~ 同日開催・カフェラテ教室

 

●東総支部総会
3月11日(月) ふれあいセンター(東金)
10:30~12:00

 

●成田支部総会
3月13日(水)成田市中央公民館調理室
10:00~ 同日開催・月島食品生産者交流会

 

●木刈デポー支部総会
3月14日(木)デポー木刈組合員室
10:30~12:30 支部総会+交流会

 

※総会成立人数が決まっています。出欠票の提出・参加をお願いいたします。
木刈デポー支部は、フロアー(店頭)に置きますので、各自お取りください。

 

<<お問い合わせ、参加申し込みは TEL:043-461-7868 センター佐倉 まで>>
(月~金曜 9:00~18:00 昼1時間留守電対応)

2月開催の企画です。
託児希望の方はケア者依頼のため、必ず10日前までにお申し込みください。
(ほとんどの企画に託児があります)
組合員の託児は無料、組合員以外の託児料は企画によって異なります。
(企画によっては無料!) 詳細はお問い合わせください。
ぜひお友達を誘ってご参加下さい!

 

↓ クリックすると全体表示されます

2013_2_kikaku.jpg


 <<お問い合わせ、参加申し込みは  TEL:043-461-7868  センター佐倉 まで>>
(月~金曜 9:00~18:00 昼1時間留守電対応)

20130123_buta_1.jpg 1月23日(水)印西市のふれあい文化センター内のそうふけ公民館で「豚肉学習会」が開催され、参加してきました。


我が家は、豚肉大好き一家です。豚肉は、ほぼ毎日のように食べていて、冷蔵庫にも冷凍庫にも必ずストックしてあります。この状態があたりまえになりすぎて、豚肉がどのような手順を踏んで我が家に届けられているのか、さして考えもしませんでした。


 今日の豚肉学習会に参加し、平田牧場の取り組みを改めて理解することができました。紙のチラシでは、数回は目にしていた記憶がありますが、あえてじっくり読んだという記憶がありません。


 今回、生産者の(株)平田牧場の職員の方から、直接、養豚および精肉工程のお話をきくことができたので、改めて、理解を深めることができました。現場の方から聞く言葉は、何ものにもかえられない重みがありました。


20130123_buta_2.jpg 3種類の豚を掛け合わせて肉質をよくしていること、ゆったりとした空間で清潔に育っていること、国産飼料米を食べて育てていること、糞も堆肥にして再利用していること等々。美味しくて安全な豚肉になるように、手間暇がかかっていることが実感できました。


 しかし、豚肉の消費は減っているのが現状だとおっしゃっていました。脂肪が多いというクレームがある一方で、値段にも関係するとは思いますが、バラ肉が一番人気ということでした。そうすると、他の部位は余ってしまい、高級とされる部位もひき肉に混ぜているとのことでびっくりしました。平田牧場のひき肉には、美味しいお肉がぎゅっと詰め込まれているのです。


20130123_buta_3.jpg そして、肉の質や味だけにとどまらず、新鮮さを保ち、利用しやすいように、ガスパックに変えるなど、平田牧場の方々が工夫をしていることがわかりました。
半身の豚肉が、部位にどんどん解体されていく、見事な包丁さばきに目は釘付けになりました。切り分けられたブロック肉を試食させていただき、さらに、お土産にいただき、感動のまま帰宅しました。


 いただいたお土産のお肉を食べながら、家族とともに平田牧場の豚肉の話をしたのは言うまでもありません。
これからも、美味しくて安全な平田牧場の豚肉の応援隊でいたいと思っています。

 

佐倉東支部消費委員長   加藤美江子

きばるの甘夏 生産者交流会(2013.1.15 in志津コミュニティセンター)

 

「きばる」は「がんばる!」

 

20130115_kibaru_2.jpgきばるの甘夏生産者交流会の前日、関東は大雪に見舞われました。飛行機が相次いで欠航する中、「生産者グループきばる」の高橋昇さんは、熊本県水俣市から長い時間かけて新幹線や電車を乗り継いで佐倉までお越しくださいました。

 

車での来場が多い会場なので「残念ですが‥」とやむなく欠席する方もいらっしゃいましたが、生産者に「一目会いたい!」「お話を聞きたい!」と、19名の組合員が、雪が多く残っていた会場に集まりました。

 

当日は、1時間遅らせて交流会を開催。まずは、自慢の甘夏についてご説明いただきました。

 

みなさんご存知の通り、きばるの甘夏は 水俣病の発生で漁業ができなくなった方達や水俣病の患者、そしてその家族が、陸に活路を求め、甘夏栽培に転換したのが始まりです。初めは、きれいな甘夏を作るために20回以上の農薬散布をして栽培していましたが、10年過ぎると有機水銀で元々不調な身体を農薬散布が更に悪化させてしまいます。

 

20130115_kibaru_1.jpg高橋さん達は「水俣病被害者が加害者にならない」栽培を目指し、1975年から減農薬の甘夏を買ってくれる先を探し始め・・・そして生活クラブと出会いました。現在農薬散布の回数は最大5回まで。しかし高橋さんは様々な工夫を続けて、昨年は農薬散布1回、今年は0回と減農薬に果敢にチャレンジされています。

 

手間と時間をかけて低農薬の甘夏を作っても、買ってくれる人がいなかったら成り立ちません。そんな言葉には、考えさせられました。

 

お話の後はお楽しみ・甘夏を使った美味しい料理が振舞われました。ヘタ落ち防止剤やワックスなどが使われていないので、皮まで安心していただけます。この部分が、市販品と第一に違う点です。

 

メニューは
・甘夏寿司  (甘夏果汁が寿司酢代わり!さっぱりとした美味しさ)
・甘夏と鶏肉のサラダ (栄養もボリュームもたっぷり!彩りが綺麗)
・甘夏ムース (さっぱりとした甘さでたっぷり食べたくなるスイーツ)
・マーマレード (皮も実もおいしさが詰まった逸品)

 

20130115_kibaru_3.jpg

そして食後は、ブロックでつくったお手製「虹の街かるた」で大盛り上がり!
楽しい交流会でした。

 

現在は甘夏のほかに糖度の高いデコポンも生産されており、スイートスプリング(はっさくと温州みかんの掛け合わせ)・グレープフルーツの栽培も取り組み始めたとのこと。市販の柑橘類は綺麗な外観を作るために、栽培時はもちろん収穫後も当然のように多くの農薬を使っています。皮まで安心して食べられる「きばる」の甘夏、その他柑橘類、ライブリーに載る日が待ち遠しいです。

 


水俣病のこと・・・

 

そして…
水俣病については話すと長時間になるということで、高橋さんはほんの少しだけお話になりました。

 

水俣病は名乗り出なければ国も行政も対応してくれない状況。水俣病患者は、初期のころ、原因がわからなかったので伝染病のように扱われたため、偏見・差別が根強いので中々名乗れず、病状を隠さざる終えない人が多い。

 

被害実態の全容が今も把握できていないのが現実です。一昔前、「水俣」と名のつく品は水俣病と重なって風評被害があり売れなかった。周りが「水俣」の文字を隠す中、堂々と「水俣の甘夏」といって売ったのはウチが初めて。
…とのことでした。

 

水俣はリアス式海岸の自然いっぱい・温泉いっぱいの美しい土地。現在も続く水俣病問題のことを忘れず、そして減農薬に挑戦し続ける「きばる」の生産者の方々を応援するべく、大事に甘夏を食していきたいと思いました。

 

佐倉西支部消費委員長 河添玲子

 

20121117_hiraboku_1.JPG

平牧工房学習会の感想

~できたてソーセージも絶品でした★~

 

一言で言うと、やっぱり生活クラブ平田牧場さんのものは、『安心・安全で信頼できる』と思いました!

 

豚(さん)が生まれて200日で食べられてしまう事にも驚きました・・・。
命をいただく事に改めて感謝の気持ちが湧いてきました!20121117_hiraboku_2.JPG

 

平牧工房さんも、初めはハムやソーセージを作るとき、保存料を使っていたということで、「無添加の完成まで10年もかかった」という事にも驚き、それとともに、たくさんご苦労されたことを知りました。

 

 

市販のハム・ソーセージの原料を見てみると・・・
添加物がたくさんありますね。一つ一つ説明して頂くと、その効果とともに、リスク(毒性や危険性)がありました。

 

20121117_hiraboku_3.JPG

 

食品添加物をどう思うかですが、深く知り、考えていくことは大事だと思いました。でも、毎日忙しく、なかなか深く知ることが出来ません。

 

子供たちが大好きなハム・ソーセージ。
私は、「安心・安全で信頼できる」平牧工房の加工肉を選びます! 

 

20121117_hiraboku_4.JPG

 成田支部 消費委員長 片岡佳苗

 

 

 

※1月23日(水)には、加工品の原料の平田牧場三元豚の学習会があります。


 是非お友だちもお誘いして参加してみてください。 豚肉の試食があります。
豚肉学習会についての詳しいことは、別にアップいたします。
 

 

     20120914_nasu_1.jpgおおぜいの自主監査をおこないました!
          ~わたしたちの消費材のレベルを高めるために~

 

今年度の「おおぜいの自主監査」の品目は「なす」です!

 

事前学習会2回のあと、9月14日(金)、下総ブロック組合員10名で山武野菜ネットワークへ現地監査に行きました。その後、事後学習会をおこないました。

 

そのまとめを報告いたします。

 

土作りと栽培に関して
土作り、施肥についてくわしく説明を受けました。
肥料の成分は、牡蠣がら、発酵鶏糞、石灰、ヤシガラ活性炭ということを確認しました。
また、栽培管理台帳を確認して、約束どおりに栽培されていることがわかりました。
 

 

農薬の使用に関して
ナスの栽培過程で、防除報告書通り2012年7月26日にうどんこ病対策としてジーファイン水和剤(重曹)を1回使用したということを確認しました。防除対策をとる際は、個人の判断ではなくグループとして判断する態勢が整っていることがわかりました。

 

塩化ビニルの使用に際して
各農家でハウスの外装とトンネルに使用されている塩化ビニルの回収処分は、事前に登録して、東金市の回収センターに出して、発電施設の燃料としてリサイクルされているという説明を受け、産業廃棄物管理票を確認しました。

 

証明書について
有機認定証明書、育苗証明書、栽培管理台帳、有機JAS規格適合資材である旨の証明書を確認しました。

 

その他
ナスの圃場に生活クラブとの提携栽培であることを示す看板が掲示されて
いました。

 

20120914_nasu_2.jpg

 

感想
ナスの圃場を見せていただいて、育てる上での工夫やご苦労をお聞きし、作物を作る姿勢と努力に感心しました。又、また、山武野菜ネットワークでは、新規就農者の受け入れ態勢が整っており、会員同士助け合いながら地域の有機農業の発展に積極的に取り組んでいる姿勢に感動いたしました。


20120914_nasu_3.jpg

 

一方、放射能測定検査では1回も検出していないにもかかわらず、東日本大震災以後、風評被害により利用が20%も落ちていることを伺いました。私たち組合員は生産者の方々とつながり、農産物を利用しながら、生産者の方々の努力をたくさんの組合員に伝えて応援していきたいと強く思いました。

 

食べて伝えて応援して行きましょう!!

みなさんご存知のとおり、生活クラブは扱う食品のほぼ全品目の放射能検査を実施しています。昨年9月に測定開始してから今年3月までの検査件数は1万6000件を超え、その測定結果は組合員に安心を届けています。

 

放射能検査がどのようになされているのか、私は5月25日に東京・八王子にある飯能DC(デリバリーセンター)へ見学に行ってきました。現在 生活クラブは戸田DCに2台、飯能DCに2台、合計4台の測定器(Nalシンチレーションカウンター)を配置しています。戸田の測定器(検出器部分が3インチのタイプ)は1検体30分測定・10時間稼動で1日計40検体を測定。飯能の測定器(検出器が2インチのタイプ)は1検体40分測定・12時間稼動で1日計36検体を測定しています(検体はすべて生産者からの無償提供)。

 

20120525 hannodc 1.jpg  

 

当日は10人程の参加で、品質管理部の槌田部長から放射能測定器の仕組み等をご説明いただいたあとに検査室へ見学に行きました。検査室ではワーカーズの方がお一人で、タッパーウェアのような容器に様々な消費材を刻んだりしてぎっしり(600g以上)詰めてサンプルを作り、測定器に入れ、検査結果をパソコンで確認する…という一連の作業を限られた時間の中で手を休めることなく作業されていました。

 

 

 

20120525 hannodc 2.jpg

私は生活クラブのHPの放射能検査結果を時々はチェックしていましたが、野菜は用心を重ねて水をたくさん使って洗ったりゆでこぼしたりしていました。そのことを槌田さんに話すとこう言われました。

 

「野菜を茹でこぼしてばかりいるとミネラルが不足したりと栄養のかたよりが出てくることがあります。現在、放射能の数値ばかりを気にしすぎている風潮がありますね。こちら側がお金をかけて検出下限値を頑張って低くして、数値が出ると…食べてもらえない。数値を分かって食べることが大切です。この地で生活していくのならば、放射能・農薬・食品添加物、これらをひっくるめた総合的価値を見て食品を選択し、バランスを取って食事を作っていくべきではないでしょうか。」


とても胸に迫ったお話&見学会でありました。
尚、野菜は今まで通り地産地消を目指すべく、生産者の方々と協力しながら様々な方法で土壌改良しているとのことでした。この努力に感謝しつつ、総合的価値を判断して生活クラブの野菜を食べ続けていきたいですね。


佐倉西支部消費委員長 河添玲子

 

※この検査は「消費材の放射能検査」として、結果は連合会ホームページで毎日公開されています。見たことが無い方はぜひご覧ください。日が経つにつれ検出下限値が低くなってきていて、より精度の高い検査をしていることがわかります。


※検出下限…それぞれの検査で「それ以下の量の放射能は検出できない」という値を検出下限として表示しています。放射能の測定では検査機器の性能だけではなく、検体の重量や測定時間によって検出下限が決まります。

 

  1月20日、(有)三里塚物産に「らっきょう漬」の現地監査に行ってきました。
  (有)三里塚物産はその名の通り成田市三里塚の近くに工場があります。工場は成田空港の工事予定区域内にあり、そこに存在することで現在も成田空港建設反対運動を続けています。工場のすぐ真上を頻繁に通るジェット機の轟音、1時間おきの警備員による巡回パトロールなど、そこだけ、この平和な日本の中で他には見えないものがみえるようでした。「らっきょう漬」が、いわゆる「三里塚闘争」という、日本の歴史の中から生まれた消費材でもあることを知りました。監査に立ち合ってくださった社長の平野さん、共同代表の立川さんは、30年以上に渡って地元の農家の方と一緒にこの圧力と戦い続けるという強い信念をお持ちにもかかわらず、とても穏やかな方でした。
  三里塚の成田空港建設反対運動を知らない方は、ぜひ調べて、日本の近代史を学び、考えていきましょう。


20120120 sanrizuka 1.jpg

   「おおぜいの自主監査」では事前に学習会を行い、監査する消費材の作られ方を生活クラブの自主基準をもとに確認し、疑問点を話し合います。現地監査当日は製造現場を実際に見学し、生産者の方に疑問点への回答をいただくのですが、私は事前学習会で、らっきょう漬に対する生活クラブの自主基準が129項目もあることに驚きました。原材料、食品添加物、製造工程、容器包装の素材など、自主基準は細かく設けられているのです。『生活クラブの消費材は素性が明らかで、安心安全だ』といえるのは、こうした細かい自主基準を満たすべく、生産者の方の努力があってこそのものだと感じました。そして事前学習会の結果、今回私達はらっきょう漬の特徴である「低温乳酸発酵法」の現地確認、らっきょうの栽培方法や水質管理記録の確認など14の質問事項をあげて自主監査に臨みました。

 

 

 

20120120 sanrizuka 2.jpg

  1月20日の現地監査当日は、まず事務所にてらっきょうの栽培履歴を確認しました。誰がどこで栽培したものなのか、使用した農薬は何をどれだけ使ったのか、またその農薬は生活クラブが認めたものであるかということを書類で細かく確認することができ、素性がしっかりした原材料であることがわかりました。水質管理の記録、検品方法についても確認し、過去8年間異物混入が1件もなかったことなども確認しました。

  そして「低温乳酸発酵法」とは、添加物を一切使わず酢、砂糖、食塩だけで乳酸発酵させてらっきょう漬を製造する方法で、もとは地元の漬物上手なお年寄りの知恵からきているそうです。実は私はらっきょう漬が苦手だったのですが、事前学習会で試食をしたところ、きつい酸味や塩辛さがなく まろやかで美味しかったので、市販品との違いに驚きました。低い塩度で乳酸発酵させることが美味しさの秘密であること、低い塩度でらっきょう漬を製造するのは保存管理が難しく大手メーカーではできないというお話を聞いて、美味しさの秘密がよく分かりました。


20120120 sanrizuka 4.jpg

  お話の後は施設の見学ですが、最初に冷蔵庫の下漬けされた らっきょうの状態を確認し、工場内へと移動しました。工場では塩抜きしたらっきょうの洗浄の様子を見せていただきましたが、機械洗浄後は少量をザルに取り、水に浮かせながら手作業で剥がれたらっきょうの皮を取り除いていて、寒い中 冷たい水を使っての作業は大変だと思いました。


20120120 sanrizuka 6.jpg

  その後 袋詰めの様子、合成洗剤を使わずせっけんを使っていること、防虫防鼠対策の様子、排水設備などを確認しました。工場内は整理整頓されて清潔で、作業をしている方々も清潔感のある方ばかりでした。

20120120 sanrizuka 7.jpg

20120120 sanrizuka 3.jpg

 

  今回の自主監査を通して、私は消費材が生産者の方の様々な努力によって作られていることを改めて実感しました。

  事後活動では、おおぜいの自主監査の報告をしていくことはもちろん、「らっきょう漬け」を試食したり、アピールする機会を増やし、たくさんの組合員に食べてもらえるようにしていきたいと思います。また、来年度は生産者交流会も開催し、他の組合員との出会いの場もぜひ作りたいと思います。そこで、より多くの組合員に消費材の背景を思い感謝しながら食べることの輪を広げていきたいと思います。

 

佐倉東支部 野坂

 1月26日(木)木枯らしが吹く寒い日に、センター佐倉で牛肉学習会が行われました。

 北海道チクレン農業協同組合連合会の宮崎晴美さんが、プロジェクターで美しい景色やかわいい子牛・えさ・牧草・施設・パック詰めされた肉まで、まさに「ゆりかごから墓場まで」の写真を見せて、丁寧に説明してくださいました。子牛がどこで生まれ、何を食べてどんな環境で育ち、どの様に加工されて私たちの手元に届くかが全てわかるのは生活クラブの牛肉だけです。「と畜」の前には身体検査をし、解体後はBSEや放射能の検査もしています。だから安心して食べる事が出来ます。


20120126 gyuniku 2.JPG

20120126 gyuniku 1.JPG

 放射能の問題と言えば、稲わらを食べた牛が出荷停止になりましたね。稲わらには栄養がないそうです。それなのに何故、市販の牛には食べさせるのか?それは、栄養を少しずつ吸収させて肉を霜降りにする為だそうです。もちろん、稲わらを食べさせたら、すべての牛がどんな育て方をしても、必ず霜降りになるとうわけではありません。霜降り肉になりやすい品種や個体差もありますし、飼育方法も違います。稲わらを食べさせることによって霜降り肉になるように牛を品種改良したからこそできるそうです。


生活クラブは30年前の牛肉取り組み開始当時から、食べる側にも牛にも健康的な「赤肉志向」(草食動物の牛の生理にあった飼育方法で、市場の安定性と 経済性の獲得をめざすもの。一般的には「霜降り肉志向」と大別されます)なので、稲わらを食べさせていません。


 えさの話で面白かったのは、牧草の事です。搾乳牛(メス牛)は、青草を食べます。牛肉になる牛(オス牛)は、干した牧草を食べます。別にオスは青草を食べないという訳ではなく、青草には黄色の色素(キサントフィル)が入っているので、食べると脂肪が黄色くなってしまうそうです。「皆さんが食べている牛肉は、脂身が白いでしょ?干し草はキサントフィルがとんでしまうので脂身が黄色くならないのです。牧草の他にも、遺伝子組み換えでないトウモロコシや大豆油かす等、餌も安全な物を食べています。」 とのことでした。

 

20120126 gyuniku 3.JPG

 めったに牛肉を食べない私ですが、美味しくステーキを焼く方法を教えていただきましたし、沢山のレシピもいただいたので、お祝いやイベントの時は利用していこうと思いました。やっぱり直接生産者の方の話を聞くと、得る事が多いです。

<おいしいステーキの焼き方>
①肉は焼く30分前に常温に出しておきます。
②フライパンに牛の脂身をぬって、中火で熱します。
③牛肉の表になる面を下にして焼きます。
④1分間焼き、裏返し、塩こしょうします。
⑤肉の表面2,3箇所から血がでてきたところで火を止め30秒置いたらレア(表面のみを焼いた感じ)
⑥肉の表面全体から血が出てきて火を止め、30秒そのままおいたらミディアム(切ると全体に火が通っている感じだが、肉汁は生に近い状態)
⑦火を止めて、すぐふたをして1~2分置くとウエルダン(よく焼いてあり、生に近い肉汁が少ない状態)


20120126 gyuniku 5.JPG

20120126 gyuniku 4.JPG

 

佐倉西支部リーダー 田中めぐみ

 

下総ブロック機関紙「下総チャット」の最新号です。

下総ブロックオリジナルの『冬の500円お試しセット』のご案内、
地域集会や牛肉学習会、2012年度クラブ・チーム登録募集のお知らせなど
今回も盛りだくさんです。
こちらからどうぞ!  →

c173-12omote.doc

c173-12ura.doc