下総ブロック

2011年11月の記事

20111127kisaichi1.jpg 1021日 木刈デポーまつりで生活クラブのお酢の生産者 私市(キサイチ)醸造(株)の竹山さんに来ていただき 生産者交流会を開催しました。 

大正に創立され昭和35年から木桶を使った酢づくりを本格的に行っている老舗です。木桶は、使い込むほど桶の中に独特の酢酸菌が棲みつくようになるそうで、この木桶はとても大切にされています。 

アルコールを酢酸菌で発酵させたものが「酢」なのですが、キサイチ醸造はその両方にこだわりがあるとのことです。まず、アルコールは、こだわりの原料で酒造メーカーが作る吟醸酒の酒粕を3年以上熟成させたものや、サトウキビを原料に使った非遺伝子組み換え対応のアルコールだそうです。そして、そのアルコールを先ほどの木桶で「ゆりかご」のように発酵・熟成させます。 

こだわりのアルコールは、半世紀以上の月日を重ねた木桶に出会って 初めてそれぞれの持ち味を発揮し、他では出せない味を生み出してくれます。しかし木桶だけで作られたお酢は昔の味と香りで個性が強すぎ、現代の味覚には合わないそうです。そこで生活クラブのお酢は 発酵プラントで作られたお酢と木桶で作られたお酢のブレンドで 酸度は低いのですが現代の味覚に合ったお酢となるように作られています。

20111127kisaichi2.jpgお酢の使い分けを教えていただきました。 

Sマーク食酢・・オールマイティ 

火を通す料理 

お漬物、らっきょう 

純米酢・・・・・日本料理 

火を通さない料理 

りんご酢・・・・洋風の料理 

ドレッシング

黒酢・・・・・・酢豚

鶏肉のサッパリ煮

 

竹山さんのお話の中で

・今年は節電の影響で時間のかけ方がいつもと違いお酢の色が違うことがあるが、

味、質は変わらない。

・古い酢は殺菌に使える。1%あれば大腸菌は死ぬ。

・カシスとぶどう酢は大人気。

・お酢は肉を軟らかくする作用はあるが、お酢を飲んでも体は柔らかくならない(残念!)

・お酢も時代と共に変化し、将来は野菜からお酢を作るようになる。

・江戸時代のお寿司は赤酢を使っていてシャリの色は白ではなかった。

など 雑学も学びました。

 

とても高価だそうですが、江戸時代の赤酢のお寿司を食べてみたくなりませんか?日本の世界に誇れる食文化のお寿司を作るお酢を大事にしていきたいと心から思います。

 

木桶での酢づくりは 手が掛かり 時間がかかり 費用もかかります。

それでもこだわりを持ってつくり続けられている「私市のお酢」を私たちは使うことで

応援していきましょう。

 

印西支部消費委員長  島田有利子

 

 

 

20111127zenno1.jpg 1022()冷凍ピラフやライスバーガーの全国農協食品(株)の川村恭輔さんに来ていただき、木刈デポー組合員室で1030分から生産者交流会をおこないました。 

冷凍ピラフやおこわなどが冷凍食品としてできあがるまでの工程を、資料を見ながら他メーカーとは違う部分をとてもわかりやすく説明していただきました。 

 

原料の米は1993年の大凶作以来生活クラブが備蓄米として保管している玄米を利用しており、栃木県真岡市の工場には生活クラブ専用の貯米タンクがあるそうです。 

 

鶏ごぼうごはんは、具材からすべて工場で調理加工しており、鶏ごぼうなどの煮汁をお米を炊くときに使用することにより、お米自身に風味がしみ込んで美味しく出来あがるそうです。

また、お米を炊くのは「窯炊き」(大量生産は蒸気で蒸しあげるのが主流)冷凍する時も、「お米一粒一粒撹拌させながら冷凍することでバラ凍結できる」など、日ごろ店頭で消費材を買って食べるだけでは気づかない、「細かいこだわり」や「品質の良さ」が改めてわかりました。

他にも冷凍の「スイートポテト」や「とろろいも」などいろいろな消費材の説明もありました。質問意見では、スイートポテトの形について、お弁当に入れる対象年齢性別によっては「☆星はいいが、ハートは恥ずかしがる」などの意見が出て、「キャラクター弁当には○マルが使いやすい」などの意見が寄せられました。 

 

最後にオムライスやドリアなど冷凍食品のちょっとしたアレンジも紹介していただきました20111127zenno3.jpg 

20111127zenno2.jpg  試食会では、冷凍ピラフ類5種(鶏ごぼう、焼き肉ピラフ、チキンピラフ、五目おこわ、ドライカレーピラフ)、冷凍ほうれんそうとえのき茸入りの吸い物、紅ほっぺの雪見いちごを頂きました。 

 

生活クラブの消費材は化学調味料を使っていません。市販品のように化学調味料をたっぷり加える事によって、「塩からさ」を隠しているのとは違い、どれも素材の味が活き、やさしい味ですが、しっかり味があり、とてもおいしかったです。 

 

紅ほっぺの雪見いちごは一口食べると病みつきになるくらい、中のクリームと厳選されたイチゴがよく合っていて、「とてもおいしい!!」大ファンになってしまいました。 

 

(木刈デポー支部ワーク委員長  河岡恭子) 

 

 

 

20111127obinata1.jpg

(株)おびなた」は、そばの名産地である戸隠(とがくし)高原の地で、そばの栽培から製粉、製麺まで一貫して行っている会社です。 

 

1021日のデポー秋祭り初日、生活クラブのSマーク品である「戸隠そば」や「生そば」、そして中華風生めんなどの生産者である「()おびなた」の三浦知彦さんが来られて、この日は、そばうちの実演をしてくださいました。 

実演なので、参加者は三浦さんが用意したそば打ち台のまわりに椅子をずらっと並べて興味深々。なかには、そばうちに興味があるという男性や、その2日前に房総のむらでそばうち体験をしてきた女性(実はこの記事を書いている私です)もいて、和気あいあいとした雰囲気の中行われました。20111127obinata2.jpg 

 ということで、せっかくなので、三浦さんとそばうち初体験の私が打った時の様子を比較してみます! 

 

20111127obinata5.jpg

 

20111127obinata3.jpgまた、作業をしながら、おそばの話も聞かせていただきました。国内で消費されるそば粉のほとんどが外国に依存している現状であること、生活クラブの重要な方針の一つに自給率向上があり、おびなたは無農薬の国産のそばの実を使っていることをききました。(つなぎの小麦粉も国産の小麦粉を使用)又、今、打っていただいている「生そば」は、そば粉7割の「本物志向のそば」であることも伺いました。(乾麺の「戸隠そば」は5割)また、そばは熱に弱い(風味がとんでしまう)ので石臼で挽いていること、自社工場で挽くため、ひきたての粉でそばを作れること、といった、おびなたのそばの「こだわり」や「美味しさの秘密」を聞き、なるほど、とうちたてのそばを食べる期待が高まりました。

20111127obinata4.jpg たくさんの湯でゆでたおそばを氷でしめて、いざ、いただきます!

さすがうちたては、そばの風味がして、つるっとのどごしもよく、美味しい~!そばをゆでた蕎麦湯もいただきましたが、これがまたとろっとして濃厚で美味しかったことをご報告します♪

ちなみに私が作ったそばは、時間がかかりすぎたため、そばの風味が少なからず減り、固くなってしまってちょっと残念な結果となってしまいました。ただ、体験は楽しく、また自分でうったそばは何故かそれはそれで美味しくいただけましたし、こうしてプロの鮮やかなお手並みを見ていると、もう一度やったら今度はもっとうまくうてるかしらという思いがして、そばうちにはまるのもなんだか理解できるなぁと実感しました。

木刈デポー支部リーダー 稲葉

 

 

 

20111127kikari1.jpg1024()1013時、木刈デポー組合員室で冬のギフト試食会を行いました。 

今回は「試食会」なので、とくに調理をすることはなく、皆で和気あいあいとギフトの包装を開けて、包装をよく見ながら準備をしました。試食をした感想・報告は次の通りです。 

 

平牧金華豚しゃぶしゃぶセット 

緑色の立派な箱に入っているセットは『ローススライス250,肩ローススライス150,バラスライス150,モモスライス250,ポンしゃぶのたれ50g×4,ごまだれ50g×4,きざみ昆布10g』とボリュームが大きいので、今回はその中の一部を試食しました。平田牧場の豚肉は普段もデポーで利用していて、美味しいのはわかっていますが、やはり「金華豚」は特別でした!甘さを感じる肉は脂までとても美味しく、また添付のたれはポン酢、ごまだれ共にしっかり味はついているのに、肉の味を消してしまわないのには驚きました。毎年注文している、という組合員さんが多いようですが、それも納得です。 

・豚肉みそ漬 

しっかりと味噌がぬられて分厚くカットされている豚肉は、しゃぶしゃぶとはまた違い歯ごたえも硬すぎず、またしっかりと豚肉の存在感もあり、食べて満足でした。デポーでは普段もあるのですが、改めて見直した組合員さんも多かったです。試食会後には売り切れになっていました。 

いくらと秋鮭ほぐし身 

いくらは塩辛くなく、一粒一粒がしっかり味がありました。秋鮭は、しっとりとした大きな身が堪能できました。ご飯がすすむのはさることながら、それ自身の味の素晴らしさに感動しました。個人的には、秋鮭のほぐし身がとても美味しかったです。それまで食べていた市販のものとはまったく違う食感でした。 

まぐろとかつおの佃煮詰合せ 

まぐろのサイコロ状の佃煮は、しっかりと味がついていて、ご飯との相性も抜群!かつおもまぐろもどれもとても美味しかったです。年配の人にも喜んでもらえそうな気の利いたギフトです。 

・鴨肉と戸隠そばの詰合せ 

そばの素朴な美味しさに、鴨肉の深い味わい・・皆で感動しながらいただきました。鴨肉は硬すぎず軟らかすぎず、絶妙の噛み応えで、食べ慣れない鴨肉ですが、とても美味しくいただきました!鴨肉を入れたたれに、つけて食べるおそばは新鮮でした。ぜひまた家族で食べたいと思いました。鴨肉、ぜひオススメです!  

月山の漬物詰合せ

どれも塩辛くなく、それぞれに上品な味でした。普段漬物を食べる習慣のない方からも「美味しい」という声を聞くことができました。

甘栗

市販されている甘栗に共通する、作られたような「不自然な甘い味」は一切なく、自然な優しい栗の味がそのまま残っていました。食べるまでは、一般の甘栗との違いがわかるだろうか・・・と心配でしたが、とってもよくわかりました!これは、食べないとわからない!と思います。

・ナッツチョコ

チョコが甘すぎず、とても食べやすく美味しかったです。ナッツも本格的で、私もギフトにいただきたい~!と思ってしまいました。ちょっと高級なお菓子です。(かなり・・・ですかね)

・恋香桃ゼリー

大きな桃がプルンとしています。ゼリーに入っている桃なのですが、ゼリーによって美味しさをより引き立ててもらっているようなリッチな「桃ゼリー」です。ゼリーは強い主張はないのに、とっても美味しい控え目な味で、これぞ本物の「桃のゼリー」です。

・一口羊羹詰合せ

甘すぎず、でもしっかりと落ち着いた深い甘さをもっている一口羊羹だなあ・・と思いました。普段和菓子をあまり好んで食べない人も、私の美味しさを発見できたのでは?と思います。

レーズン&クランベリー

ギフト定番のお菓子ですが、レーズン派とクランベリー派と分かれ、話題の人気のお菓子だと改めて実感。一般で売られているレーズンサンドより、素朴で美味しい・・が組合員皆の共通の声でした。太りたくないという組合員からも、ギフトのこの「レーズン&クランベリー」は自分へのご褒美にしていると聞き、盛り上がりました20111127kikari2.jpg

まだ一度もギフト試食会に参加したことがない組合員さんは、ぜひ次回試食会に参加していただきたいと思います。普段の消費材で十分満足されている組合員さんが多いと思いますが、「ギフト」の消費材を食卓に出して、ちょっと贅沢な美味しさを味わっていただければ・・・と思いました。

 

また今回は、試食会の前に「対話集会」がありました。それぞれにこだわっていることや最近考えていること(放射能についてなど)を自由に話してもらいました。多年齢層の参加で、いろいろな角度からの意見が出ました。このような機会はあまりなかったので、とても貴重な機会になりました。

放射能についての考え方も、組合員の中でもそれぞれ違いがありましたが、やはり「生活クラブを利用していれば心配ないので、とてもありがたい」というところでは皆が一致しました。

木刈デポー支部消費委員長 佐藤真苗

 

20111123inzai1.jpg 秋の集い第2弾! 「正月用品試食会~おうちでほっこりお正月~」を1116日、印西市そうふけ公民館で開催いたしました。 

参加者16名で班に分かれて下ごしらえをしました。はじめに800gの牛モモ肉をフライパンで表面に焼き色がつくまで焼き、30分ぐらいかけて中まで火が通るよう全体的に焼きつけ、その後アルミホイルでくるみました。皆さんとお話ししながら下ごしらえすると打ち解けて、集いの時間が固くならずにお話しやすくなったようです。20111123inzai2.jpg 

  集いの時間は自己紹介と皆さんの加入のきっかけや参加のきっかけをお話ししてもらいつながりを感じました。全品目検査する放射能のこと牛肉の利用のお薦め、エッコロ制度の仕組みなど消費委員長と理事からお話ししていただき皆さんと真剣に聞きました。 

「配達されたブロッコリーが黄色くなっていた」とか、「冷凍ハマグリが3分の1も口が開かなかった」など、その都度申し出るとクレーマーに思われるのではと言い出せなくなっている方には、なないろえんぴつの中に事故、返品の用紙があることを伝えました。20111123inzai3.jpg 

集いを終え、皆でお正月料理を作りました。「昆布だしの効いたお餅入りお吸い物、手まり寿司、田作り、パストラミポークのマリネ、牛もも肉のローストビーフ、そして伊達巻にぐちかまぼこと黒豆、おせちミニミニセット、三色だんご」と、盛り沢山でお皿には南天と柿の葉がお正月らしさを演出し、一足早いお正月の集まりのようでした。田作りも作ってみたら以外に簡単で美味しかったので、今年は自分で作ってみようという方が多数いらっしゃいました。

ローストビーフの美味しさは格別でした。

どれも美味しかったので皆さんきっと注文されると思います。

 

印西支部リーダー 内山ひろみ

 

 

下総ブロック機関紙「下総チャット」の最新号です。

和菓子作り、お正月飾り作り、親子クッキングや
せっけんを使った大掃除の講習会のお知らせなど
今回も盛りだくさんです。ライフプラン講座もありますよ!

こちらからどうぞ!  →

c172-11omote.doc
c172-11ura.doc

20111118inzai.jpg 11月11日(金)の10時から13時、小林公民館の調理室で「にぎやかおうちクリスマス」と題してクリスマス料理会を行いました。冷たい雨の日でしたが、調理室に笑顔が広がる暖かな雰囲気の中、参加されたみなさんのクリスマスの過ごし方やお気に入りの消費材のお話は、いますぐにでも注文したくなるほど魅力があり、一つ一つ心に残りました。

 

 班にわかれてビーフカツ・マッシュポテト・スモークサーモンと水菜のサラダ・コーンスープ・ツリーケーキを作りました。豚カツは知っているけれど牛肉を使ったカツは初めてで、味のしっかりしたビーフカツを家族にも食べさせたいと好評でした。マッシュポテトは優しい味で、スモークサーモンのサラダには長ネギが入ってるのに辛くなくて熱したごま油をかけた魔法がきいています。ツリー型のケーキの飾り付けは班によって違っていて、どれも真似したくなるような素敵な仕上がりでした。チョコスプレッドと生クリームを混ぜたチョコクリームはとてもおいしく、お手軽なので、クリスマスケーキのデコレーションに、みなさんにも活用して欲しいと思いました。コーンスープも美味しくてたくさんいただきました。

 

他に遊YOU米とピザ(2種類)もあり、冷凍ピザはサクっとした生地で作りたてのピザのようでした。簡単でシンプルなのに豪華で、クリスマスにぴったりのごちそうでした。

 

今年のクリスマスを楽しく美味しく過ごすアイディアをたくさんいただきお腹も心も満足感いっぱいでした。生活クラブの消費材を使ったお料理会は、新たなおいしさ、利用法の発見ができるので、またぜひ参加してお料理上手になりたいと思います。

 

これから近隣の支部でもクリスマスやお正月の試食会や、大掃除に役立つせっけんの使い方など私達の生活にたくさんのプラスをもたらす企画が開催されます。お近くの支部の企画に顔を出してみませんか?

 

(印西支部 内山ひろみ、斉藤朋子)