「(株)おびなた」は、そばの名産地である戸隠(とがくし)高原の地で、そばの栽培から製粉、製麺まで一貫して行っている会社です。
10月21日のデポー秋祭り初日、生活クラブのSマーク品である「戸隠そば」や「生そば」、そして中華風生めんなどの生産者である「(株)おびなた」の三浦知彦さんが来られて、この日は、そばうちの実演をしてくださいました。
実演なので、参加者は三浦さんが用意したそば打ち台のまわりに椅子をずらっと並べて興味深々。なかには、そばうちに興味があるという男性や、その2日前に房総のむらでそばうち体験をしてきた女性(実はこの記事を書いている私です)もいて、和気あいあいとした雰囲気の中行われました。
ということで、せっかくなので、三浦さんとそばうち初体験の私が打った時の様子を比較してみます!
また、作業をしながら、おそばの話も聞かせていただきました。国内で消費されるそば粉のほとんどが外国に依存している現状であること、生活クラブの重要な方針の一つに自給率向上があり、おびなたは無農薬の国産のそばの実を使っていることをききました。(つなぎの小麦粉も国産の小麦粉を使用)又、今、打っていただいている「生そば」は、そば粉7割の「本物志向のそば」であることも伺いました。(乾麺の「戸隠そば」は5割)また、そばは熱に弱い(風味がとんでしまう)ので石臼で挽いていること、自社工場で挽くため、ひきたての粉でそばを作れること、といった、おびなたのそばの「こだわり」や「美味しさの秘密」を聞き、なるほど、とうちたてのそばを食べる期待が高まりました。
たくさんの湯でゆでたおそばを氷でしめて、いざ、いただきます!
さすがうちたては、そばの風味がして、つるっとのどごしもよく、美味しい~!そばをゆでた蕎麦湯もいただきましたが、これがまたとろっとして濃厚で美味しかったことをご報告します♪
ちなみに私が作ったそばは、時間がかかりすぎたため、そばの風味が少なからず減り、固くなってしまってちょっと残念な結果となってしまいました。ただ、体験は楽しく、また自分でうったそばは何故かそれはそれで美味しくいただけましたし、こうしてプロの鮮やかなお手並みを見ていると、もう一度やったら今度はもっとうまくうてるかしらという思いがして、そばうちにはまるのもなんだか理解できるなぁと実感しました。
木刈デポー支部リーダー 稲葉