下総ブロック

2011年10月の記事

 9月28日(水)志津コミュニティセンターにて開催された、「『ぶんぶん通信no.3』の上映と放射能学習会」に参加しました。「ぶんぶん通信」とは、山口県祝島住民の原子力発電所建設反対運動と、スウェーデンでの脱原発をめざす地域住民たちを描いた映画『ミツバチの羽音と地球の回転』のメイキング映像をもとにつくられたDVD(3枚構成)です。当日は前半に生活クラブの放射能への対応についての話を聞き、後半「ぶんぶん通信」のno.3を見て、最後に参加者全員で意見交換をしました。参加者は23名、皆さん積極的に発言をしていて、関心の高さが伺えました。

 

 「ぶんぶん通信」を通して初めて知ったことは、中国電力の「山口県上関原発計画」に対して、祝島の島民の方々が、28年もの間 反対の声を上げ続け、戦い続けているという現実です。文字通り体をはって海を守ろうとしている姿に、私は胸が痛くなりました。私はなぜ、今まで知らなかったのでしょうか?テレビのニュースも見ますし、もし、たくさん取り上げられていたら、きっと少しは知っていると思うのです。祝島の方々は中国電力というよりも、原発推進の国つまりは、社会と戦っているのだと思いました。「ぶんぶん通信」を見る事により、大きな勢力に対抗することがどれだけ大変なことか、画面からひしひしと伝わってきました。

 

 「第1次産業だけでは過疎化がすすむ」、「原発が建てば町の未来が開ける」といった発言を繰り返す中国電力の職員。当時(2009)は原発の安全神話を信じていたのでしょう。一度原発が壊れたら、町の未来はどうなるのでしょうか、今でもこの発言を繰り返すのでしょうか、中電職員に尋ねてみたいです。

 

 3月11日の震災と原発事故がおきたことで、今まであたりまえに使っていた電気が、あたりまえでなくなりました。そして「原発は怖い」と漠然と思っていたことは現実となり、避難を余儀なくされた福島の方々には申し訳ない思いでいっぱいです。一人ひとりが真剣に考えなくてはならない問題を、人任せにしたため、とんでもないことになってしまった日本。責任は「東京電力」だけにあるのではなく、私達一人ひとりにもあると思います。

 

 一度放射能で汚れてしまった環境は、もう3月11日以前の状態には戻らないでしょうし、否応なしにこの放射能汚染と付き合いながら生きていくしかないわけです。そして家族のことを考えると、やはり食べ物のことが一番気になります。

 

 前半説明があった生活クラブの放射能対応については、独自の放射能測定器を購入し、9月からほぼすべての取扱い品目(1週間あたり約600品目)を対象とする放射能検査を実施し、国の暫定基準値を超えるものがないかを確認、その結果をHPなどで公開しているというものでした。「食べるか、食べないか」を自分で判断するには客観的な情報が必要であり、生活クラブはその情報を公開していくと説明がありました。自分で判断するには知識が必要です。わからないことが多い放射能について、今後も学んでいくことを心がけようと思いました。

 

佐倉東支部  野坂

20111028inzai1.JPG10月14日(金)10~13時、そうふけ公民館調理室で、「秋のつどい&ギフト試食会」を開催しました。当日は16名の参加があり、とても楽しく行われました。

 

はじめに今、問題になっている放射能と卵について理事より話がありました。生活クラブでは放射能検査を全品目実施していて連合会ホームページですべて公表していること、また、生活クラブのこれまでの卵の取り組み方と、鶏卵事故の経緯、今後の検討課題を話していただき、いままでも、今後も「組合員が考えていく」という姿勢がよくわかりました。

 

次に参加者が一人ひとり、生活クラブへの要望や食についてどう考えているかなどを話しました。小さいお子さんがいる家庭では放射能や食品添加物について心配という意見が多い中で、つい安いものに走ってしまっていたという声も聞かれました。食と環境は密接な関係があること、食は健康に直結していることなどいろいろな意見を聞くことができ、とても勉強になりました。 

20111028inzai2.JPGギフトの試食は、平牧オードブルセット、ちりめん詰合せ、ドリップフィルターコーヒーツインパック、それにレーズン&クランベリーを頂きました。平牧工房のオードブルはどれも美味しく、素材の味が感じられました。ちりめんは風味豊かで何種類も入っているので、ごはんにかけて食べたり、きびなごやかえりちりめんはフライパンで炒め、いろいろな味を楽しみました。レーズン&クランベリーのサンドクッキーはほどよい甘さでコーヒーによくあいました。コーヒーも手軽に淹れられるのに専門店に負けない本格的な味と香りです。おうちでちょっとリッチな気分になり、楽しいティータイムが過ごせそうです。

 

自分で食べておいしかった物だと、人には自信を持って贈ることができますし、おすすめすることもできます。このような試食会は、送る側としては味を確かめるとてもいい機会になると思いました。 

20111028inzai3.JPGまた、生活クラブの消費材で作った“手羽の甘辛焼き”や“さつまいものつや煮”、かえりちりめんで作った「田作り」などの料理もいただきました。安心・安全な生活クラブのおいしい消費材を味わうことができ、食について考えられた、楽しい一日でした。 

 

印西支部消費委員  

 

 

下総ブロック機関紙「下総チャット」の最新号です。

ウェルカムランチ、秋の集会・つどいのお知らせや
クリスマス・お正月用品の試食会のお知らせ、
お料理会、ライフプラン講座、せっけん学習会のお知らせなど
今回も盛りだくさんです。
こちらからどうぞ!  →


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20111019toso1.JPG 928日、お醤油でお馴染みのタイヘイ(株)の、工場見学に行ってきました。まずは、タイヘイ(株)の伊橋さんにお醤油の材料と作り方の説明をしていただきました。

20111019toso2.JPG杉の木桶を間近で見るだけでなく、上からも見せていただきました。プツプツという発酵する音も聞こえてきました。どの桶も個性(発酵の菌)があって、微妙に味や色が違うと聞き、改めて『醤油は生きている』と感じる事が出来ました20111019toso3.JPG

 一方、醤油を作る時に出てしまう、『醤油かす』ですが、その一部が、最近、旭あいのうの鶏達の飼料として利用されるようになったそうです。そして、その鳥たちの糞が醤油の原材料となる大豆栽培などの肥料となるということで「輪」ができ始めたそうです。醤油かすには『油』が含まれていて、その油も酸化しますし、塩分も含まれています。又、発酵の菌の種類が似ているので、紹興酒(中国の代表的なお酒)の様な香りもあります。今まで、石鹸等の原料としても試行錯誤してきたそうですが、どれも上手くいかず、原料が良い物だけに処分を惜しんでいたそうです。ですので、今回の事はとても喜ばしいとのことでした。それを聞いて、私たちも嬉しい気分になりました。 

 

 

この工場では3割が木桶作りの醤油で、生活クラブ用ですが、年々需要は減ってきているそうです。材料のこだわり、木桶でじっくり作り、手間と時間がかかっているお醤油ですから、これからも作っていただき、私たちが使い続けられる事が願いです。そのためにも、その良さをたくさんの組合員に伝えていきたいと思います。

お醤油は生きているため、酸化が進んでしまいます。最後まで美味しくいただくためには、最初に半分くらいを密閉容器に空気に触れないように入れて冷蔵庫に入れ保存し、先に瓶の醤油を使っていくと酸化が少なくて良いそうです。昔ながらの製法で作られている、タイヘイ(株)のお醤油をこれからも利用し、おいしい料理作りに活かしたいと思います。

 

東総支部 消費委員

 

20111010inai.jpg9月26日月曜日、木刈デポー組合員室にて(10:3012:30)「はじめて学ぶ損害保険」の講座をうけました。 

 

損害保険には住まいの保険、車の保険、からだの保険、賠償責任の保険があり、地震、交通事故、空き巣の一部、土砂崩れ、放火、台風、洪水などの損害をカバーし、補償は保険金額を限度とし、実際の損害額をもとに保険金が支払われます。 

 

住まいの保険はここ10年くらいのものは新型火災保険で実際の修理費用がベースですが、それ以前の住宅火災保険や住宅総合保険は時価で保険金額設定なので、真価保険特約などがついてないと現状にもどせないなど不安点もあり、自分の家はどのタイプの保険に入っていたかを調べなくてはと思いました。 

 

火災保険では地震による火災は補償しないと知り、地震保険の必要性を感じました。また、もらい火や消火活動で水浸しになった時は相手から払ってもらえないことがほとんどなので、火事には気をつけるから大丈夫と入らずにいるといざと言うとき大変だと思いました。 

 

車の保険は民事上の責任が損害賠償です。

自賠責保険は絶対に入るもので、支払い限度が3000万円です。億単位で請求される対人、対物の事故に対応するには賠償保険は無制限が望ましいのですが、車の保険の人身傷害保険は過失割合にかかわらず保険金額の範囲内で保険金が支払われるそうです。

 

参加者からは実際に体験した地震、火事、車の事故、自転車の事故の話がたくさん出て、大変有意義な講座でした。

 

次回は「知っておきたい税金の話」~よくわかる源泉徴収票~1121日(月)1030分~1230分 木刈デポー組合員室であります。

是非参加してください。

(印西支部リーダー内山ひろみ)