活動紹介

2011年5月の記事

生活クラブ岩手からの転載です。

 

高橋徳治商店 遂にやり終えたヘドロ出し作業!!

高橋徳治商店の工場のヘドロ出し作業は、5月25日で終了しました。2ヶ月間、本当にお疲れ様でした。

気温の上昇と共に臭いががきつくなったことから、一気に片付けてしまおうという事で総勢19名の作業部隊を編成しました。その中には、一関の若手組合員の参加もあり頼もしい限りでした。

最後の作業となったのは、製品貯蔵庫に通じる3箇所とダンボール箱を保管している1箇所です。貯蔵庫付近は、発泡スチロールや溶けてどろどろになった練り製品が大量にヘドロに埋っています。既に練り製品は饐えた臭いがし虫が湧いているので、思わず顔をそむけたくなります。ダンボール箱は水に浸りヘドロを被っているのでずっしり重く、そして丁寧に扱わないとバラバラに崩れてしまいます。そんな過酷な作業も19名がテキパキと動き、3時間程度で終えてしまいました。これで、広い工場のヘドロ出し作業は全て終わりました。遣り終えました!

 

 

工場に辿り着くまでの道のりは、津波の恐ろしさを見せつけられました。張り切って行ったのに、工場内に入ったとき目がヒリヒリして戸惑ってしまいました。倉庫の中は、悪臭が充満していました。最初に段ボールの撤去をしましたが、水とタールを含んでいて、思うように運び出せず苦戦しました。次は、倉庫内のヘドロ出しと商品の廃棄です。津波さえなければ美味しく消費されたであろう、さつま揚げ魚のすり身を見て、悔しさでいっぱいになりました。社長や従業員のことを思うと、本当になんとかしたい気持ちです。また、出来ることがあれば何でもします。おとうふ揚げと玉ねぎ揚げの復活を楽しみに待っています。 <初めて参加した一関の松原亜貴子さん>

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ヘドロ出し作業は、3月に支援派遣の神奈川・古島職員の一言から始まりました。高橋徳治商店の社員がヘドロ出しの作業に取り掛かったことを聞き、高橋社長に「一緒にやります。」と申し入れました。

  しかし、社長は「こんな過酷な作業はさせられない。」と断ってきました。それでも粘り強く交渉し、高橋社長の了解をとった経緯があります。

 

工場内は支援派遣の職員を中心に、組合員はその周辺の補助作業を行いました。経験したことのない作業、臭いに当初は戸惑いましたが、今はカッパ姿も板につき一人前の作業ができるようになりました。

この2ヶ月、石巻の作業、そして水沢での機械洗浄に多くの組合員の参加がありました。延べ人数にすると300人に及ぶのではないかと思います。「ヘドロ出し作業は、生活クラブがやります。」この高橋社長との約束を果たしました。「小さな力だけど、それを合わせれば何でも出きる。」・・・そんな当たり前のことを実感しています。

あとは、工場にある大型の機械に詰まったヘドロを洗い出し、その後に床を水で洗い流します。その作業は、少し塩分を含んだ北上川の水を使います。断水が解消される見通しなどありません。だからヘドロ除去には川の水を使い、最後は上水で仕上げます。まだまだこれからも続きますが、油を含んだ大量に蓄積されたヘドロとの戦いは終わりました。

 

 

支援に来てくれた他の単協の職員の皆さん、そして岩手の組合員の皆さん。やっと終わりました。本当にお疲れ様でした。感謝します。

理事長 熊谷由紀子

 

(写真は4月初旬の支援活動時のものを千葉で付け足しました)

 

田んぼの学校報告

今年3年目を迎える「たんぼの学校」は生活クラブ虹の街の活動の一環として行っています。

田植えから稲刈りまで、一年を通して米つくりを体験します。

 

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5月14日(土)に21家族約70名が参加し、田植えをしました。

千葉県旭市にある「ちばあさひ米」の生産者金谷斌(たけし)さんの田んぼです。今年は震災の影響で例年より2週間程度田植えが遅れました。

一生懸命田植えをする子、

 

去年より腕を上げた子、

 

 

 

一生懸命泥遊びをしている子、

 

 

怖がって泥に足をつけられない小さい子、

 

 

厭きてしまっておたまじゃくしを探している子もいましたよ。

 

まだ植えていないところを探して一生懸命植えてくれたお父さん、お母さん、子どもたち、みんなで力をあわせたおかげで予定した面積の田植えは2時間足らずで終わりました。

 

 

みなさんお疲れ様でした。

 

 

集合場所の溜下(ためした)倉庫に戻ってお弁当を食べた後は、お手伝いをしていただいたJAちばみどり自主開発米部会の生産者の皆さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

「地震があってどうなるかと思ったけれど、無事に田植えを済ませることができて良かった」と皆さんおっしゃっていました。「お米はすごいんだよ!しっかりお米を食べようね!!」というメッセージもしっかり受け止めました。

 

6月は草取りです。皆が植えた苗はどれだけ大きくなっているかしら?楽しみですね

 

526_1.jpg526_2.jpg526_3.jpg加工用トマトの定植 の続編です。

5/14(土)トマト畑の様子を見てきました。

しっかり根付いていました!

茎も太くなり、ちいさな緑色の実があちこちに見られました。

 

足元から小さな鳥が飛び立ちました。

なんと草の根元に巣があったのです。なんという名前の鳥でしょう?

驚かせてごめんね、すぐに戻ってきてね!

7/27(水)と7/30(土)に収穫作業をします。

あらためて案内をしますので、たくさん手伝いに来てください。

 

生活クラブのトマトケチャップは誰もが美味しいという自慢の消費材です。

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トマトケチャップ一びんには約14個の国産加工用トマトが使われています。

加工用トマトの国内自給率は約5%しかありません。この自給率を高めたいと千葉の生産者たちも加工用トマトの栽培を始めました。ちばあさひ米の生産者でもある金谷斌(たけし)さんがそのひとりです。

 

 

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この金谷さんたちの取り組みを応援しようと、5月1日(日曜日)に組合員や職員の有志とその家族23名が定植作業の手伝いに行きました。トマトケチャップの生産者コーミ(株)の相馬さんも参加してくれました。

 

 

金谷さんに作業内容の説明をしてもらいました。

 

 

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ハウスで育った苗を畑に運びます。

 

 

 

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畝に黒いシートを敷き詰めます。

45センチ間隔に穴を開けます。

専用の道具を使って穴を深くします。

そこに苗を植えていきます。

風でシートが膨らむので、苗が傷つかないようにするため穴と穴の間に土を載せます。

 

 

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田んぼ1枚分の面積に約3000本の苗を植えました。

 

2時間程度で本日の作業は終了しました。

 

 

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事務所の会議室でお弁当を食べたあと、相馬さんから生活クラブのトマトケチャップの歴史や国産の加工用トマトの現状、3月の大震災が加工用トマトの栽培や加工工場に大きな影響を与えたことをうかがいました。

私たちが植えたのは大変貴重な国産の加工用トマトとなりました。しっかり根付いて真っ赤な実をたくさんつけてほしいと願っています。

 

続編:加工用トマト 根付く! トマトの学校

 

第35回 通常総代会 傍聴のご案内

来る6月16日の生活クラブ生活協同組合第35回通常総代会の開催にあたり傍聴を受け付けます。

定員:30名(東葛ブロック10名、京葉ブロック10名、下総ブロック5名、上総ブロック5名)
締め切り:6月3日(金)午後5:00
傍聴を希望される方は各ブロック組合員事務局までご連絡下さい。

理事会事務局


お詫びと訂正       生活クラブ虹の街理事会

5/23から配布しました「なないろえんぴつ」第290号で誤りがありました。お詫びとともに訂正いたします。

「なないろえんぴつ」 第290号 5ページ下段

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上記で申し込み締め切りを誤って6月30日(金)としてしまいましたが、正しくは6月3日(金)でした。
お詫びしますとともに訂正いたします。

誤:締め切り:6月30日(金)午後5:00

正:締め切り:6月3日(金)午後5:00


今週、5/28(土)ちばユニバーサル農業フェスタを開催します。

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農を通じてさまざまな人たちが出会い、交流し、はたらきあう、ユニバーサル農業を広めるため、「ちばユニバーサル農業フェスタ」を開催します。当日は、農産物・加工品等の販売、農業に関する相談コーナーやパネル展示などを行いますので、ぜひお越しください。

 

詳細はこちらをご覧いただくか、NPO法人 地域創造ネットワークちば(TEL:043-270-5601)までお問合せください。

 

日時:5月28日(土)11:00~15:00 小雨決行

 

場所:ホテルメイプルイン幕張(JR/京成 幕張本郷駅下車徒歩2分)

 

生活クラブ参加団体

㈱米澤製油、㈱タイヘイ、JAちばみどり、立野園芸、村悟空、スワンベーカーリー、ワーカーズ千葉県連合会、生活クラブ虹の街

 東日本大地震から2ヵ月が経とうとしています。

 「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」には、生活クラブ虹の街組合員の皆様や生活クラブ風の村・JFSA・市川ガンバの会などを支援する多くの皆様より沢山の支援物資が集まりました。お寄せ頂いた皆様、ありがとうございました。心より感謝しております。
集まった支援物資は、市川ガンバの会・JFSAからのボランティアの方々により品物毎に仕分けされました。

 

●集められた物資(2 回に分けて搬送されました)
・ 大人用おむつ:80箱 ・子供用おむつ:5箱 ・ウエットティッシュ19箱
・ 医薬品:12箱 ・マスク:9箱 ・ラップ:25箱 ・アルミホイル:8箱
・ スリッパ:6箱 ・下着:56箱 ・紙コップ・皿:41箱
・ カセットボンベ:40箱 ・割り箸:17箱 ・シーツ:48箱
・ 水:14箱 ・おもちゃ:5箱
・ その他、支援物資リストにあげた物資が沢山集まりました。
 皆様からお預かりしました支援物資を4月9日(土)・16日(土)の2 回に分けて、同ネットワークちばのメンバーのJFSA・生活クラブ風の村の協力で現地に移送しました。皆様の温かい思いとともに4 トントラックいっぱいの物資は、約6 時間かけて仙台の倉庫に到着しました。

 また同じ9 日には、同メンバーの生活クラブ風の村からの支援車両5 台が、同メンバーの市川ガンバの会の協力で仙台に移動し、活躍しています。

 支援物資は仙台の避難所の一つである「NPO法人ワンファミリー仙台」に届けられました。

 今回の活動に対して皆様からの反響は大きく、皆様の支援に感謝しております。支援ネットワークちばでは、被災者が必要としている物資を、タイムリーに送りたいと考。現地では、支援物資については徐々に行き渡ってきています。そうした状況を踏まえ、前回までのリストに基づく支援物資の受付を一旦休止しております。

 現在必要としている物資は生鮮品等を中心とした食料品と、現地での活動資金です。
 生活クラブ虹の街では、既に生活クラブ連合会の呼びかけるカンパ活動に取り組んでおりますが、この「支援ネットワークちば」のカンパ活動にも参加していきます。

 こちらのカンパ金は「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」を通し、被災地のニーズに合った救援物資購入に充てるとともに、現地で活動している団体へ義援金として寄付するなどの用途に使われます。被災者のもとに確実に役立つよう、慎重に見極めながら支援に取り組んでまいります。
 皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。

●カンパの申込方法
・1口500円単位、一人何口でも結構です。
・共同購入代金とともに引落し。
申込用紙を切り取ってセンター・デポーに提出してください。
◇お問い合せ先: 043-278-7172 生活クラブ千葉組織部