活動紹介

2013年1月の記事

組合員の皆様

11月に募集した「ちば環境再生基金」のカンパ活動にご協力頂き、誠にありがとうございました。

生活クラブ虹の街全体で71名の組合員から(現金カンパの方除く)

77,734円

のカンパ申込み、及び現金カンパをお寄せいただきました。(昨年は、31,500円でした。)

寄せられた募金は、今月、千葉県環境財団へ送金しました。

ご協力ありがとうございました。

 

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★ちば環境再生基金って?

 

千葉県が2002年2月に策定した「ちば環境再生計画」を推進するために、(財)千葉県環境財団に設置された基金です。県民の一人ひとりのふるさとちばの自然の保全と再生への関心を高めると共に、基金の活動をより充実させることをめざして県内で募金活動を実施しています。

 

一般財団法人千葉県環境財団 (千葉県環境財団のホームページにリンク)

主な事業 : 環境調査・分析事業・飲料水水質調査・環境活動推進事業

所管官庁 : 千葉県環境生活部環境政策課

【組合員の方へ】鳥の海共生 『いちご株券』(支援カンパ含む)のご案内

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宮城県にある亘理地区はいちごの名産地です。いちごの栽培農地は、震災前96haで、380名が生産にかかわっていましたが、このうち95%にあたる91haが津波による被害を受けました。被害総額は20億円で(販売金額)ほとんど壊滅状態でした。ここから昨年再開にこぎつけられたのが19ha103名で20%程度です。再開に大きく寄与したのが、1)東日本大震災農業生産対策交付金によるハウス再建 2)ボランティアによる泥かき、がれきの片付け 3)復興ファンド 4)他県からのいちご親株の提供などで、外部からの大きな力でした。

生活クラブ千葉グループも、いちご畑の復活に向け3月から職員による瓦礫拾いからスタートしました。人的支援活動は継続して行っており、9月には同地区にて加工用トマトの収穫支援として14名の組合員がボランティア活動を行い、共生地域創造財団とともに震災直後から、亘理町の支援活動に継続して取り組んでいます。

 

■共生地域創造財団と連携した亘理町での支援活動

今回の『いちご株券』は、いちご栽培の再建を目的に共生地域創造財団が中心となっての取り組みです。一口(3,000円)あたり1,000円が支援カンパとされ、2,000円でいちごや季節の野菜が出資者のもとに届きます。

共生地域創造財団と連携しいちご株券の取り組みを通して、亘理町の支援活動に取り組みます。ぜひ、支援活動に参加してください。

いちごの再生には大きな投資が必要で、金額の大きさから復旧の格差がでる地域・品目でもあります。支援・カンパにご協力をお願いします。

 

▼いちご株券の申込方法

1月14日(月)~18日(金)に配布するなないろえんぴつ329号にある申込書でお申込みください。または、下の画像をクリックすると申込み用紙をダウンロードすることができます。

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1口3,000円(2月の共同購入代金といっしょに引き落とし)

締め切りは1月25日(金) 2月1日(金)必着

 

▼いちご株券の発行ichigokabuken_mJPG.JPG

お申込み後に、生産者のメッセージ入りの「いちご株券」を配達便でお届けします。デポーの方は、フロアでお受け取り下さい。

 

▼いちごと季節の野菜パックのお届け

今年定植したいちご株から実ったいちごや、季節の野菜1パックを産地より宅急便でお届けします。お届けは申し込み順に発送されます。2013年1~4月の間を予定しています。

 

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生活クラブ虹の街

http://chiba-seikatsuclub.coop/

 

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遺伝子組み換えって何だろう?
 
 人間は歴史の中で、同じ種類や近縁の作物などを交配して、より良い品種を生み出してきました。しかし、その作業には 時間がとてもかかりますし、うまくはいかないこともありました。
 一方、より良い形質をもつということは、その形質を生み出す遺伝子を持っているということですから、ほしい遺伝子だけを細胞から取り出して、他の細胞の遺伝子に組み込ませるということを、人間が技術的にできたら、時間はかからずに、ほしい形質をもった作物などを自由に作り出すことが出来ます。
 しかし、そうなると、従来のように同じ種や近縁種をかけ合わせる品種改良とは違い、たとえば、トウモロコシにバクテリア(細菌)の遺伝子を組み込ませるなど、自然交配では絶対ありえないようなものを作り出すこともできます。
 このような技術で、新しい形質を持たせようとするのが、 遺伝子組み換えバイオテクノロジーです。
 
食べ物として体に入ることが不安・・・ 
 
 GM作物を食べつづけたネズミやラットが、健康を害している(死亡率の上昇や免疫力の低下、アレルギーの発生など)という、GM作物の安全性に疑問を投げかける多くの実験や研究例が報告されています。
 一方で、何の変わりもないという実験結果の報告もあります。どちらの結果を自分として選択するかは自由ですが、日本では表示制度が不十分なため、消費者は、GM食品を食べたくない人でも選択することが出来ません。知らないうち食べているのが、現状です。
 たとえば日本では、しょうゆや食用油のような加工品は、「原料がGM作物」であったとしても、食材になった時点で  遺伝子タンパク質が残っていないとして、表示義務がありません。また、原料の重量比が5%未満であれば、表示しなくてよいのです。一方、EU(欧州連合)では、原料がGMであれば、すべて表示義務があります。
 また、肉や卵・牛乳のもとである、豚・牛・鶏のエサに使われていても、表示義務はありませんし、GMトウモロコシのでんぷんは、たくさんの添加物や原料へとかわり、いろいろな食品に目に見えないうちに混入していますが表示義務はありません。生活クラブで扱っている消費材のうち、せっけんなどの 生活雑貨と青果物を除いたほとんどが、GM対策をおこなっています。つまり、一般の食品は、ほとんどGMで汚染されているといっても過言ではないのです。
 
 
GM(遺伝子組み換え)食品を食べないということは、私たちの未来のための「社会運動」です
 
 「社会運動」とは、世の中の問題を解決するために行う「行動=アクション」をいいますが、生活クラブはその「運動」を、だれもが、家に居ながら継続することができ、そして、その  運動を広げられるという形に変えました。その1つが、「消費材を使うこと」で、もう1つは、「知り合いに生活クラブを紹介する」(運動を広げる)ことです。
 生産者は、畜産の飼料すべてや、食材の細かい副原料にまで、GMが入っていないかを調べ、排除する努力をし続けています。
 私たちは、1つでも多く消費材を利用し続け、生産者とともに、未来の地球環境を守る運動に参加していきましょう。
 
GMOフリーゾーンとは?
 
 GMOフリーゾーンとは遺伝子組み換え作物が栽培されていない地域のことをいいます。1999年にイタリアで始まったこの運動は世界で広まり、日本では2005年1月に滋賀県の針江げんき米グループが全国で初めてGMOフリーゾーン宣言をしました。生活クラブの農産物の生産者も宣言し、面積を登録しています。全国の登録面積は・・・、また、GMOフリーゾーン宣言の看板を農地などに設置しています(千葉県には、旭市、千葉市花見川区、山武市に大きな看板が設置されています)。
 消費者が遺伝子組み換え作物はいらない、食べないといって支えているから生産者が栽培しないと言い続けることができます。
 
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遺伝子組み換え食品はいらない、食べたくないという気持ちをサポーター登録して表してみませんか!
サポーター登録フォームの項目にチェックしながら登録に進んでください(組合員でない方も登録できます)
 
GMOフリーゾーンサポーター宣言フォームはこちら
 
こちらからPDFもダウンロードできます。>>>PDFファイル(132KB)
配達便またはFAXでお送り下さい。
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生活クラブ虹の街

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新年に向けて

新年に向けて

 
誰もがありのままに地域で暮らす
 
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 生活クラブ虹の街 理事長 新保ちい子
 
 
 共同購入事業を基盤とした生活クラブ運動は、社会の諸問題を主体的に解決していく手段として多くの組合員で丁寧にすすめられています。
東北の復興支援活動では、組合員や職員がボランティアに参加、夏休みには福島の親子26人を千葉に招待し交流しました。
生活クラブ風車は順調に稼動し、さらに地域再生可能エネルギーの可能性を検討しています。
また脱原発に向けて諸団体と連携し、政策提案運動や署名活動に取り組み、たくさんの組合員がその意思を表明しているところです。
 6年くらい前からグローバリゼーションの進展による問題がありましたが、少子高齢化と共にその影響は急速に現れてきています。
なかでも貧困問題は社会的排除を生み、格差・孤立・虐待など、関係性が失われていく過程での悲しい事件があとを絶たない状況です。
貧困は次世代にまで影響し、貧困の連鎖と言われるようにもなってきました。
児童虐待の相談件数は全国で5万5千件を超え、もはや経済成長だけでは、貧困は解決されない様相です。
 「新しい公共」「地域包括」「生活支援戦略」の視点から個人の社会参加を支援し、一人ひとりを包摂する社会づくりが望まれます。
私たちには守るべき大切な人たちがいます。
そのために何をしていくのか、各々が考えて行動していきたいと思います。
「誰もがありのままに地域で暮らす」このことをいつも地域のど真ん中に据えて強い社会を創造していくことが必要です。