下総ブロック

「布ナプキン作りとべんがら染め体験」報告<佐倉西支部>

  

20130130_sa-nishi_1.jpg1月30日(水)臼井公民館でオーガニックコットンのお話と布ナプキン作りorべんがら染め体験が行われました。(有)カワグチ企画より、平野カヨ子さんにおいでいただきました(山梨から車で4時間半かかったそうです!)

 

(有)カワグチ企画をご存知ですか?

 

ライブリーでも、布ナプキンや印伝のお財布など、取り扱い品が多数あるのですが、生産者名が記載されていないため、ご存じでない方も多いと思います。(展示会へご出展いただいています) (有)カワグチ企画は、伝統工芸・地場産業を提案する会社です。

 

具体的に言うと・・・
伝統工芸を作る人は口下手な方が多い。良い物を作っていても、売れなければ生活できない。そこでカワグチ企画は伝統工芸を伝え・残していくために、作る人と使う人の間に入って手助けをします。良い物が後継者不足で途絶えてしまう現状を何とか変えたいと思っている、地域を・日本を元気にする会社とのことでした!

 

オーガニックコットンと一般のコットンの違い

 

オーガニックは栽培の背景、製品製造の背景が全て記録され、第三者の認証機関によって証明されたものをいいます。オーガニックコットンは、化学肥料、除草剤、化学農薬、殺虫剤、枯葉剤、化学補助剤、化学処理を行わないコットンです。意外に知られていない事ですが、紫外線をカットする効果があるとのことです。

 

布ナプキンについて

 

<紙ナプキンの悪い点>
・紙ナプキンが普及するにつれ、婦人病も低年齢化し増えている。関係がないとは言い切れない。
・高分子吸収体は化学樹脂の1つで石油由来。
・高分子吸収体が血液を固めるときに熱を奪うので、体を冷やすことにつながる。
・吸収が良いので不快な感じが少ないため、体が血を止めようとしない。貧血の原因になるとも言われている。
・便利だが、ゴミが増える。

 

<布ナプキンの良い点>
・体に負担がかからない。
・通気性が良い。
・アトピー・過敏症・アレルギ-の方にもOK(かゆみにも)
・ごみが減る。
・不快な感じがすることにより体が血を止めようとする。

 

別に食べるものじゃないから、そんなに関係ないでしょ?と思う方も多いと思います。
しかし、経皮吸収という言葉を聞いた事がありますか?皮膚から体の中に吸収される事を経皮吸収と言います。皮膚に貼って身体に吸収させる薬がたくさんありますね。

 

口から入ったものに悪いもの(経口毒)があれば、肝臓・腎臓で解毒され、小便・大便と出るところがあります。特に悪ければ、すぐに身体が反応して吐くか下痢するかして、90%以上身体から出すことができます。ところが、皮膚から入る有害化学物質の経皮毒は、出すところがないため、90%身体に蓄積されると言われています。食べ物より怖いのです。また、ナプキンをあてる部分は、直接子宮とつながっています。

 

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布ナプキンに抵抗がある人の為に
・まず、紙ナプキンの上、肌に当たる所に布ナプキンを使う。
・軽い日から使い始める。

 
 
 
 

20130130_sa-nishi_2.jpg使用者からのアドバイス
・一晩重曹水に浸けると汚れ落ちが良い。
・持ち歩くときは、使用済みの物を消臭の袋に入れる。
・折り方を工夫して、汚れた面を変えて使うと枚数が少なくて済む。

 

お話の後は、オーガニック布ナプキン作りと、べんがら染め体験をそれぞれ分かれて行いました。べんがら染めは、土に含まれる酸化鉄を原料とした土に還る環境循環型の染色法です。熱する温度で色が変わってきます。布ナプキン作りは、糸もオーガニックの物を使っていました。 

 

20130130_sa-nishi_3.jpg私はべんがら染めを体験しました。皆さんそれぞれ違ったストールが出来あがっていました。為になるお話と、素敵なストール、生活クラブの飴、カワグチ企画さんからのお土産(キョンセーム皮の切れ端、樟脳、綿の種、和紙の折り紙が消臭の袋に入っていました)もありました。

 

参加費500円!行って楽しい、帰ってからも満足な企画でした。

 

佐倉西支部 消費委員  田中めぐみ