下総ブロック

2012年10月の記事

 9/12(水)にガレリーリーベで㈱青い海 生産者交流会が行われました。
 生産者交流会ってなに?と思った方!生産者交流会は、生産者(今回は素精糖や真塩を作っている青い海さん)が、消費材の良さやこだわりを話してくれて直接お話もできる、とても楽しく勉強になる企画です。普通に暮らす中ではめったにないチャンスです!今回参加できなかった方に、私が生産者交流会に参加してとてもよかったと思う、3つのポイントをお伝えします。
 

 

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その1 作り方や原料を説明してくれる(市販品との違いがわかる)
 

 ㈱青い海では、素精糖を作っています。沖縄県産サトウキビ100%の粗糖から作られています(日本で消費される砂糖の約75%は⇒外国産原料を使用)。㈱青い海 東洋営業所の大城健志さんが、原料のサトウキビを持ってきてくれたので、参加者全員で少しずつ味見する事ができました。食感は、薄い砂糖水のしみ込んだ藁(わら)をかじってる気分でした。サトウキビは高さ2~3メートルあるそうですが、結構な量がないと素精糖にならないだろうなと思いました。


 素精糖と三温糖、色が似ているし安いからって三温糖を買っている方!実は作り方も成分も全然違いますよ。まず三温糖は、粗糖(下の※印 説明参照)を溶かした液から繰り返し結晶を取り出していき、最後に残った液で作られています。何度も加熱するので焦げた色(カラメル色)になっています。

 

一方、素精糖は、粗糖の密分を調整して乾燥させた物です。(そのまま乾燥させると、べとべと、ねばねばして使いにくいので、蜜分を調整します)素精糖のあの色は、サトウキビ本来の様々な成分(ミネラル等)が含まれている自然の色です。


 ※粗糖(素精糖の原料)の作り方
   ①サトウキビ収穫
   ②茎から汁をしぼりとる
   ③汁に含まれる不純物を取り除く
   ④濃縮して砂糖の結晶をつくる
   ⑤遠心分離機で結晶と糖液を振り分ける

 

その2 こだわりや苦労話が聞ける
 

 ㈱青い海では、真塩や海水塩等も作っています。昔沖縄は暑くても冷蔵庫がありませんでした。だから塩を使って肉を長持ちさせていました。塩専売法が出来た時、専売公社の塩を使って今までと同じ様にして肉を加工したら、早く腐ってしまったそうです。専売公社の塩は純粋なナトリウムでミネラルがほとんどありません。その事が大きく影響したのだと考えられています。

 

それゆえ沖縄の伝統的な製法から生まれる「塩(シママース)」を残したいという想いでいっぱいでした。そこに、生産者と消費者の顔の見える関係を築きたいという生活クラブとの出会いがあり、「真塩」が生まれました。
 

 

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その3 うれしいお楽しみがある
 

 大城さんはお話が上手で、途中クイズをして楽しく話を聞く事が出来ました。その時の正解者は、素精糖のミニサンプルがもらえました。お話の後は消費材を使った軽食。塩豚、サータアンダギー、塩豚の煮汁で作ったスープを食べました。

 

 みなさん、生産者の方と直接お話が出来て勉強になる「生産者交流会」に、どんどん参加していきましょう。そして、もっと食に興味を持っていきましょう。

消費委員 田中めぐみ

 9月27日(木)さくら風の村でライフプランオプショナル講座の「使いこなそう公的介護保険・考えよう老後の住まい」を開催し、ご夫婦1組を含む13名が受講しました。

 

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 日本は2010年に65歳以上の人が総人口に占める割合が21%を超え、「超高齢社会」に突入しました。最近は、親御さんの介護の事や介護施設の手続き等で忙しく毎日を過ごす方がたくさんいらっしゃいます。私も実家の近くで、80代・70代の伯母が2人で生活していますのでこれからの事が気になります。そして私自身も年金生活になるので老後の住まいに不安を感じていました。


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 今回の講座を受けて、介護サービスを利用するにはまず市区町村の窓口で申請して、要介護認定を受けること、要支援1から要介護5まで状態により利用限度額が決められていること、在宅サービスもいろいろあることがよくわかりました。また、介護保険施設も生活介護中心のものから医療中心のものまであり、高齢者施設もさまざまな施設があることを知りました。
 いざとなったとき慌てないように、そして出来れば介護保険や介護施設を使わないですむように健康に気をつけて長生きしたいと思いました。
 

 

佐倉東支部リーダー 藤原京子