2012年7月2日(月)10時~12時 印西市滝野4丁目集会所にてライフプラン講座「働く女性のための社会保険と税金」を開催しました。
パートで働いている方やまだ働いていない方など計12名の参加がありました。
テーマは働き方で違ってくる「税金」と「社会保険」についてです。
わたしたちがこれからのライフプランを考えるときに、どのように家計を支えていくかということが重要になってきます。
子どもが大きくなってくると、学費や習い事など出費がかさむし、ローンの返済もあります。そんなときに働いて収入を得るか、夫の収入だけでやりくりするか、私たち女性はしっかり考えなくてはなりません。
そこに立ちはだかるのが103万円の壁と130万円の壁です。
サラリーマンは自営業の人と違って必要経費がありません。その代わりに給与所得控除があります。その他にも控除があり、それらを引いたところに所得税がかかります。サラリーマンは給与所得控除が65万円、その他控除(基礎控除、配偶者控除・扶養控除・社会保険控除など)が38万円で合計103万円の控除があります。妻の収入が103万円までは配偶者特別控除が38万円あります。103万円以上になると段階的に配偶者特別控除の金額が下がって141万円になると0円になります。
また、妻の年収が98万円を超えると住民税を支払うことになり、130万円を超えると妻は自分で社会保険に入らなければなりません。
年収によっては国民年金保険料や国民健康保険料を納めると手取り収入が少なくなってしまうこともあります。このことは、160万円以上働くことができれば解消できます。
講師の方からは、「これからの働き方は賃金にこだわるよりも社会保険があるかないか、厚生年金に加入できるかどうか、また、心の充実や社会への貢献といったことも大事なことです。」と話がありました。
税金や社会保険のことを知って、かしこく働きたいものです。
印西支部 リーダー 梁取かおり