下総ブロック

成田デポー支部 (株)マルハニチロ食品 生産者交流会 報告

  

5月23日(月)デポー成田のデポーフェア1日目は冷凍食品でお馴染みの 

()マルハニチロ食品の小曽川 正さんをお迎えして、生産者交流会が開催されました。

 

まず、原材料に注目し、市販品と比較しました。

市販品のシュウマイのような肉の加工品には、結着剤というものが使われていて、それはゼラチンだったりするということを聞きました。また、魚の加工品の原料は「すり身」ですが、一般の「すり身」には歯ごたえなどを良くするためや、量を増やすために、水と「リン酸塩」を加えているそうです。「リン酸塩」は過剰摂取すると骨を溶かす(カルシウムがリン酸塩と一緒に体外に排出されることがある)そうです。生活クラブ用には、「無リンすり身」を使っているとのことでした。1番衝撃的だった事は、天然の色素の「コチニール色素」が、サボテンに生息するカイガラ虫の仲間が原料だということです。イチゴ牛乳など飲料やお菓子、口紅などたくさん使われているということでした。

 

次は冷凍コロッケの上手な揚げ方をおそわりました。

油はたっぷりと!

沢山入れすぎない!(フライパンで揚げた場合3つが目安)

温度調節はこまめに!

お箸でつつかない!(穴あきの原因に、箸は置いて見守る)

迷いは禁物!(コロッケが浮いてきたら迷わず引き揚げる。揚げすぎはパンクの原因に…)

 

これが、冷凍コロッケを失敗なく揚げるコツです。

 

また、 ()マルハニチロ食品さんは、デザートにも力を入れていることも教えていただきました。今回試食した「クリームブリュレ」も()マルハニチロ食品さんの消費材ですが、「絶品」でした是非皆さんにも味わって欲しい一品です

他にも鯛焼きやミートパイなどもあり、これらは、別の工場(鳥取)で作っているそうです。

昼食交流会では、焼売3種にタコ焼き、皿うどん、デザートには鯛焼きやクリームブリュレを試食し、みなで、和やかな会食となりました20110702narita.jpg

 

  工場では、生活クラブの消費材と市販品が同じラインで作られるそうですが、朝一番に生産クラブの物を作って、市販品はその後から作るそうです。生活クラブの消費材を作る為に、その都度機械を洗浄もしますし、同じような食べ物でも原材料や調味料が違っているそうです。

私たちの消費材は、原料の点からも市販品とちがっていますが、生産者の手間やこだわりがあってこそ、安心と安全が守られていると思いました。

報告:成田デポー支部 消費委員  片岡