下総ブロック

木刈デポー支部 静岡うなぎ漁業協同組合 生産者交流会 

  

20110520kikari1.jpg4月22日 木刈デポー8周年フェア第2日目に、静岡うなぎ漁業協同組合の桑高(くわたか)さんをお招きし、生産者交流会を開催いたしました。

当日は、うなぎの卵や稚魚(シラス鰻)のサンプルを見せていただきながら、生活クラブの「うなぎのかば焼き」ができるまでの一連のお話を伺いました。

まず、稚魚が成魚となるまでに、これほど沢山の過程を踏んでいるとは、お話を伺うまでまったく知りませんでした。

 

採捕(自然の状態で生活しているうなぎを捕まえること=うなぎは稚魚を採捕して養殖します)後一週間もかけて徐々に水温を上げたり、個々の大きさや成長具合を見ながら配合飼料を選び、給餌を行う・・・健康なうなぎを作るために規則正しい生活をさせ、ストレスをためないように気をつけながらの丁寧な飼育・・・これが、水産医薬品の使用を極力減らすことにつながります。また、「浸場(つけば)」で、南アルプスを源とする大井川の良質で豊富な地下水を利用した流水に一昼夜さらし、身を引き締めるという、独特の一工程を加えていることは、日本でも「静岡うなぎ漁協」だけの特徴です。このように、安全で美味しいうなぎの生産のために注がれる人力とその情熱とに驚かされました。

 

お話の後の試食会では、定番のうな丼と、それ以外にも、うなぎにわさびを付け大葉で巻いて食したりと、今まで試したことのなかった珍しい食べ方も教えていただき、その「目からうろこ」の美味しさに、どのテーブルでも歓声と笑顔が溢れ、とても贅沢で楽しいひと時を過ごすことができました。

 

最後に、桑高さんより教えていただき、当日も好評だった、「うなぎのたれ」のレシピをご紹介します。

 

しょうゆ・・・約50%

みりん・・・約35%

砂糖・・・約10%

水・・・約5%

 

以上の配合バランスで材料をなべに入れ、数分間熱します。

あら熱がとれたら、密閉容器に入れ、冷蔵庫で2~3日ねかせます。

 

参加者からも「美味しい!」と評判だった「たれ」・・・ぜひご家庭でお試しください。

 

 (木刈デポー支部消費委員長 小野島牧子)

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