焼きそばや餃子の皮でおなじみの共生食品さんの生産者交流会が4月23日に行われました。木刈デポー8周年フェア開催中の土曜日に行われたこともあって,参加者がいつにもまして多いなか,共生食品の正村さんの熱意とユーモアのあるお話に皆さん興味を持って話を聞かれていました。
共生食品のこだわりの一つに,国産の小麦粉を使っていることがあげられました。
食糧自給率は約4割しかないのに,国産の小麦の国内自給率はそれをはるかに下回る14%… 国内の小麦の自給を支える強い気持ちから使いつづけているそうです。その働きが認められ,“フード・アクション・ニッポン アワード2010”の“製造・流通・システム部門”で入賞をはたしておられます。
また,“無かんすい”の麺と,添加物を極力使わないことにもこだわっています。かんすいは,昔から麺のコシを高めたり,黄色味をつけたりするために使われてきたものです。炭酸カリウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,及びリン酸類のカリウム又はナトリウム塩のうち1種以上を含むものを指しますが、表示は一括で“かんすい”となってしまいます。中でも、リン酸はカルシウムとくっついて体外に排出してしまい、骨を弱くしてしまうといわれています。日本人が1年間に摂取する食品添加物の平均量は,一人当たりなんと4kg。だとすれば,使わなくても美味しく作れるなら,使わない方を選ぶ,ということです。そのため,見た目が市販品よりくすんでみえることもあるかもしれませんし,油でコーティングしていないため,市販の作り方に慣れていると美味しく作れないということもある,とか…。
美味しく作るコツを聞いてみました!
1つめのコツは,麺を常温にもどしておくこと。2つめのコツは,水を入れないこと。
実際の作り方は,油で肉と野菜をいためたあと,麺をほぐして入れて,そのタイミングでソースを入れます。このソースの水分で麺をほぐすのです。こうすることで,ふやけて柔らかくなりすぎることなく,とても美味しい焼きそばができます。
その後,フロアで何回か焼きそばを作ったのですが,この作り方なら失敗無し!どなたにもおいしく召し上がっていただくことができました。
今回,試食にいただいたものをご紹介します。
・ ソース焼きそば
ウスターソース+中濃ソースに牡蠣味調味料を加えるのがポイント!
・ あんかけ焼きそば
焼きそばの麺を表面がぱりっとするまで焼き,中華丼の具
(冷凍)をかけるだけ。
簡単なのにとても美味しくておすすめ!
・ 塩だれ焼きそば
ソースに塩だれを使うだけ。いつもとはちょっと違う味付けで
はしがすすむこと間違い無し!ニラなどをいれてもあいますよ。
・ バナナの春巻き揚げ
シナモンをふったバナナを春巻きで包んであげたもの。
バナナの柔らかな甘味と春巻きのぱりっとした食感が絶妙!
バナナのほかにも,煮りんごやチーズをいれてもおいしくて
おやつにぴったり
・ 春巻きの皮の素揚げ
春巻きの皮を細長く切って素揚げにします。
そのまま食べてもお酒のおつまみ等にあいますが,ぱりぱりにくだいて
サラダにのせてもGOOD!
・ 餃子の皮のピザ
餃子の皮に,しらすとピザ用チーズをのせて焼いただけ。
これもおやつにお酒のおつまみに,簡単なのにおいしくておすすめです。しらすのほかにもいわしの油漬け缶をほぐしてのせてもおいしいですよ。
やきそばといえば,ソース焼きそばしかレパートリーがなかったのですが,
我が家でのやきそばの回数は間違いなく増えるでしょう。皆さんもぜひお試しください。
木刈デポー支部リーダー 稲葉幸子