10月19日、みつわ台デポー支部と真砂デポー支部合同で、
八街市の野菜生産者の立野園芸出荷組合へ見学に行ってきました。
「百聞は一見にしかず」
まさにそんな言葉がピッタリの1日でした。
みなさんは野菜作りに使う「マルチ」は
色を思い浮かべますか?
おそらく「黒」と答えると思います。
今回、レタス畑で初めて
「白」のマルチに出会いました。
これは夏場に土の温度上昇を抑えることができ、
さらに害虫を寄せ付けない効果もあるそうです。
(一般的なマルチングの効用として
地中水分の確保、肥料の流亡を抑える、
土が固くならない、病気の発生が少なくなる
等々があります)
また、トマトのビニールハウスを覗くと
黄色い短冊のような紙があちこちに
ぶら下がっていました。
さて、これは何でしょう?
答えは「虫取りテープ」です。
以前、祖父母の家で夏場になると
蝿取りテープが電球の下に
ぶら下がっていました。
これと同じ原理です。
野菜の花の色に似た黄色や紫のテープには、
よく虫がくっつくそうです。
これらは一例にすぎません。
農薬を極力使わず、環境にも配慮した畑の見学は驚きの連続でした。
生活クラブの野菜は、残留農薬検査をした結果が
国の基準の1/10以下が目標です。
その中でも立野園芸はより厳しい独自基準を持った「コア産地」に指定され、
生活クラブと共に、モデル的な産地形成を目指しています。
トマトひとつとっても、10枚以上にも及ぶ規格書の提出が必要なのだそうです。
見せていただいた規格書には種子の情報や農薬の種類・散布時期、
その他細々と詳しく記載されていました。
畑の野菜たちは全員「履歴書」を持っているのですね。
こんなに安全でおいしい野菜を日々食べることができるのは
なんて幸せなのでしょう!
自分と家族の健康のためにも、地球環境のためにも、
もっともっと生活クラブの野菜を食べようと思った1日でした。