活動紹介

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【組合員の方へ】鳥の海共生 『いちご株券』(支援カンパ含む)のご案内

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宮城県にある亘理地区はいちごの名産地です。いちごの栽培農地は、震災前96haで、380名が生産にかかわっていましたが、このうち95%にあたる91haが津波による被害を受けました。被害総額は20億円で(販売金額)ほとんど壊滅状態でした。ここから昨年再開にこぎつけられたのが19ha103名で20%程度です。再開に大きく寄与したのが、1)東日本大震災農業生産対策交付金によるハウス再建 2)ボランティアによる泥かき、がれきの片付け 3)復興ファンド 4)他県からのいちご親株の提供などで、外部からの大きな力でした。

生活クラブ千葉グループも、いちご畑の復活に向け3月から職員による瓦礫拾いからスタートしました。人的支援活動は継続して行っており、9月には同地区にて加工用トマトの収穫支援として14名の組合員がボランティア活動を行い、共生地域創造財団とともに震災直後から、亘理町の支援活動に継続して取り組んでいます。

 

■共生地域創造財団と連携した亘理町での支援活動

今回の『いちご株券』は、いちご栽培の再建を目的に共生地域創造財団が中心となっての取り組みです。一口(3,000円)あたり1,000円が支援カンパとされ、2,000円でいちごや季節の野菜が出資者のもとに届きます。

共生地域創造財団と連携しいちご株券の取り組みを通して、亘理町の支援活動に取り組みます。ぜひ、支援活動に参加してください。

いちごの再生には大きな投資が必要で、金額の大きさから復旧の格差がでる地域・品目でもあります。支援・カンパにご協力をお願いします。

 

▼いちご株券の申込方法

1月14日(月)~18日(金)に配布するなないろえんぴつ329号にある申込書でお申込みください。または、下の画像をクリックすると申込み用紙をダウンロードすることができます。

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1口3,000円(2月の共同購入代金といっしょに引き落とし)

締め切りは1月25日(金) 2月1日(金)必着

 

▼いちご株券の発行ichigokabuken_mJPG.JPG

お申込み後に、生産者のメッセージ入りの「いちご株券」を配達便でお届けします。デポーの方は、フロアでお受け取り下さい。

 

▼いちごと季節の野菜パックのお届け

今年定植したいちご株から実ったいちごや、季節の野菜1パックを産地より宅急便でお届けします。お届けは申し込み順に発送されます。2013年1~4月の間を予定しています。

 

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生活クラブ虹の街

http://chiba-seikatsuclub.coop/

東日本大震災支援者ネットワークちばボランティアレポート
 
所属団体:生活クラブ虹の街
期間:2012/10/19-22
場所:福島県新地町、宮城県石巻市
 
 
今回私は、生活クラブ風の村職員の方2名と支援活動に参加しました。
 1日目はお昼過ぎに仙台の長町に到着し、一度共生地域創造財団の仙台事務所へ行き、そこから車で加美よつばの元農協店舗に保管されている支援物資を、配布会用にトラックへ積み込みました。物資の入ったダンボールは店舗いっぱいに積まれており、急ぎ配布しないと、虫に食われたり痛んでしまうとのことで、物資の量としては充分に足りている様子でした。しかし、中にはもう着られる状態ではないものや、期限の切れてしまっているカイロなど、好意で提供していただいたものとはいえ、被災者の方には渡せないものが見られました。
 
 2日目は、ふくしま単協の青空市と合同の配布会を2箇所の仮設住宅で行ないました。仮設に到着すると、準備の段階から生活クラブふくしまの組合員や自治会の方々がお手伝いをしてくださったことが印象的でした。配布会では30~40名ほどが服や布団、雑貨類を受け取られ、その後、青空市で消費材を買って行かれました。これから段々と寒くなるので、やはり毛布や布団類が喜ばれているようで、「お正月まで、配布会はあと2回あるよね?」と、配布会を心待ちにしている方の声も聞けました。
 
 
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組合員自らが売り子さんをします。   
青空市の売り上げが自治会長さんに  
手渡されていました。         
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 配布会から本部へ帰る途中、生活クラブ職員が徐染に参加したマルショウ農園と、以前収穫ボランティアに行った亘理町の畑に立ち寄りました。亘理町の畑は既にトマトの収穫が終了し、その後に大根が植わっている部分もありましたが、大半はトマトが植わったまま枯れている状態でした。
 
 3日目は、石巻の雄勝にある仮設住宅で配布会を行ないました。向かう途中、津波で多くの生徒が犠牲になった大川小学校に立ち寄りました。沢山の方が訪れて手を合わせており、大型の観光バスまで停まっていたことに驚きました。献花台に置かれていた震災前の学校の空撮写真から、以前は山に囲まれたのんびりとした学校だったのだろう、ということが伺えましたが、津波に飲まれた当時とほぼ変わっていないと思われる校舎は、とてもそのような場所だったとは思えない光景でした。
この日の配布会場となった雄勝の仮設住宅は小高い山の上にあり、規模は前日の場所に比べ2倍ほどの世帯数でした。「知り合いに聞いた」と、少し離れた場所からわざわざ車でいらっしゃる方も見られ、1時間で50~60名ほどの方々が物資を受け取っていました。こちらでもやはり毛布類が喜ばれており、他にも下着、靴下などの消耗品を持っていかれる方が目立ちました。震災から一定期間が経ち、必要とする物資も変化してきているのが現状で、洋服類は今はあまり必要とする人がいないそうです。
本部までの帰り途中、女川で布ぞうりを作成して販売している「女川高白浜草履組合」に立ち寄り、手仕事で作っている布草履や、全国から寄せられたメッセージ入りのパッチワークを見せて頂きました。
 
 最終日は2日間の配布会の反省を受け、支援物資の中身の仕分けを行ないました。カビが生えてしまっているものや、今の時代に着るとは思えないものなどを除け、配布会場での効率を上げるための作業でした。時間と人手があれば、この作業を行うことで被災者の方々の必要としているものを素早く届ける事が出来るのではないかと思いました。
 
 4日間を通し、たくさんの方とお話しをする事が出来ましたが、やはり亘理の畑で感じたのと同様、皆さんとても元気で明るく、何よりもパワフルだということが印象的でした。その事が、こちらが一方的に何かするのではなく、一緒になって復興に向かって活動していく事が何よりも大切であるという事を強く感じさせてくれました。
また、私たちのように単発で入れ替わり立ち替わり色々な人が支援に行く事は、多くの人が現地を実際に見て感じる、という意味では良いのかもしれません。しかし、作業の何も分からない私たちに1から教えてくださる方の労力に対し、私たちはどれだけの力になれたのか・・・というのは少し疑問でした。出来れば、一度行った人がまた個人的にでもボランティアに参加すれば、少しずつ力になれるようになるのではないかな、と思いました。
 
 

生活クラブでは、2つの物流センターに放射能検査器を設置し、全品目の放射能検査しています。すべての検査結果は毎日ホームページで掲載していますが、こうした取り組みの様子が紹介される予定です。

◙放映日時:10月3日(月)19:30~

◙番組名:NHK「クローズアップ現代」

 

番組ホームページ

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.cgi

 

*報道番組ですので、大きな出来事があった場合など放映されない場合がありますので、あらかじめご了解ください。

7月28日(木)13:00~17:00で予定しておりました「3・11後の日本」講演会ですが、講師の都合により8/1に延期となりました。

参加を希望されていた皆さまには、申し訳ありませんが予定の変更をお願い致します。

 

▼3・11後の日本

生活クラブ虹の街と元気クラブとの共催企画

日時:8月1日(月)(詳細はしばらくお待ち下さい)

講師:篠原孝 農林水産副大臣

参加費:無料(事前申込制)

主催:生活クラブ虹の街・元気クラブ

生活クラブ岩手からの転載です。

 

高橋徳治商店 遂にやり終えたヘドロ出し作業!!

高橋徳治商店の工場のヘドロ出し作業は、5月25日で終了しました。2ヶ月間、本当にお疲れ様でした。

気温の上昇と共に臭いががきつくなったことから、一気に片付けてしまおうという事で総勢19名の作業部隊を編成しました。その中には、一関の若手組合員の参加もあり頼もしい限りでした。

最後の作業となったのは、製品貯蔵庫に通じる3箇所とダンボール箱を保管している1箇所です。貯蔵庫付近は、発泡スチロールや溶けてどろどろになった練り製品が大量にヘドロに埋っています。既に練り製品は饐えた臭いがし虫が湧いているので、思わず顔をそむけたくなります。ダンボール箱は水に浸りヘドロを被っているのでずっしり重く、そして丁寧に扱わないとバラバラに崩れてしまいます。そんな過酷な作業も19名がテキパキと動き、3時間程度で終えてしまいました。これで、広い工場のヘドロ出し作業は全て終わりました。遣り終えました!

 

 

工場に辿り着くまでの道のりは、津波の恐ろしさを見せつけられました。張り切って行ったのに、工場内に入ったとき目がヒリヒリして戸惑ってしまいました。倉庫の中は、悪臭が充満していました。最初に段ボールの撤去をしましたが、水とタールを含んでいて、思うように運び出せず苦戦しました。次は、倉庫内のヘドロ出しと商品の廃棄です。津波さえなければ美味しく消費されたであろう、さつま揚げ魚のすり身を見て、悔しさでいっぱいになりました。社長や従業員のことを思うと、本当になんとかしたい気持ちです。また、出来ることがあれば何でもします。おとうふ揚げと玉ねぎ揚げの復活を楽しみに待っています。 <初めて参加した一関の松原亜貴子さん>

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ヘドロ出し作業は、3月に支援派遣の神奈川・古島職員の一言から始まりました。高橋徳治商店の社員がヘドロ出しの作業に取り掛かったことを聞き、高橋社長に「一緒にやります。」と申し入れました。

  しかし、社長は「こんな過酷な作業はさせられない。」と断ってきました。それでも粘り強く交渉し、高橋社長の了解をとった経緯があります。

 

工場内は支援派遣の職員を中心に、組合員はその周辺の補助作業を行いました。経験したことのない作業、臭いに当初は戸惑いましたが、今はカッパ姿も板につき一人前の作業ができるようになりました。

この2ヶ月、石巻の作業、そして水沢での機械洗浄に多くの組合員の参加がありました。延べ人数にすると300人に及ぶのではないかと思います。「ヘドロ出し作業は、生活クラブがやります。」この高橋社長との約束を果たしました。「小さな力だけど、それを合わせれば何でも出きる。」・・・そんな当たり前のことを実感しています。

あとは、工場にある大型の機械に詰まったヘドロを洗い出し、その後に床を水で洗い流します。その作業は、少し塩分を含んだ北上川の水を使います。断水が解消される見通しなどありません。だからヘドロ除去には川の水を使い、最後は上水で仕上げます。まだまだこれからも続きますが、油を含んだ大量に蓄積されたヘドロとの戦いは終わりました。

 

 

支援に来てくれた他の単協の職員の皆さん、そして岩手の組合員の皆さん。やっと終わりました。本当にお疲れ様でした。感謝します。

理事長 熊谷由紀子

 

(写真は4月初旬の支援活動時のものを千葉で付け足しました)

 東日本大地震から2ヵ月が経とうとしています。

 「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」には、生活クラブ虹の街組合員の皆様や生活クラブ風の村・JFSA・市川ガンバの会などを支援する多くの皆様より沢山の支援物資が集まりました。お寄せ頂いた皆様、ありがとうございました。心より感謝しております。
集まった支援物資は、市川ガンバの会・JFSAからのボランティアの方々により品物毎に仕分けされました。

 

●集められた物資(2 回に分けて搬送されました)
・ 大人用おむつ:80箱 ・子供用おむつ:5箱 ・ウエットティッシュ19箱
・ 医薬品:12箱 ・マスク:9箱 ・ラップ:25箱 ・アルミホイル:8箱
・ スリッパ:6箱 ・下着:56箱 ・紙コップ・皿:41箱
・ カセットボンベ:40箱 ・割り箸:17箱 ・シーツ:48箱
・ 水:14箱 ・おもちゃ:5箱
・ その他、支援物資リストにあげた物資が沢山集まりました。
 皆様からお預かりしました支援物資を4月9日(土)・16日(土)の2 回に分けて、同ネットワークちばのメンバーのJFSA・生活クラブ風の村の協力で現地に移送しました。皆様の温かい思いとともに4 トントラックいっぱいの物資は、約6 時間かけて仙台の倉庫に到着しました。

 また同じ9 日には、同メンバーの生活クラブ風の村からの支援車両5 台が、同メンバーの市川ガンバの会の協力で仙台に移動し、活躍しています。

 支援物資は仙台の避難所の一つである「NPO法人ワンファミリー仙台」に届けられました。

 今回の活動に対して皆様からの反響は大きく、皆様の支援に感謝しております。支援ネットワークちばでは、被災者が必要としている物資を、タイムリーに送りたいと考。現地では、支援物資については徐々に行き渡ってきています。そうした状況を踏まえ、前回までのリストに基づく支援物資の受付を一旦休止しております。

 現在必要としている物資は生鮮品等を中心とした食料品と、現地での活動資金です。
 生活クラブ虹の街では、既に生活クラブ連合会の呼びかけるカンパ活動に取り組んでおりますが、この「支援ネットワークちば」のカンパ活動にも参加していきます。

 こちらのカンパ金は「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」を通し、被災地のニーズに合った救援物資購入に充てるとともに、現地で活動している団体へ義援金として寄付するなどの用途に使われます。被災者のもとに確実に役立つよう、慎重に見極めながら支援に取り組んでまいります。
 皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。

●カンパの申込方法
・1口500円単位、一人何口でも結構です。
・共同購入代金とともに引落し。
申込用紙を切り取ってセンター・デポーに提出してください。
◇お問い合せ先: 043-278-7172 生活クラブ千葉組織部

組合員の皆さま

 

東日本大震災への緊急カンパにご協力いただきましてありがとうございます。

第一次集約ですが、4月段階での集約では生活クラブ虹の街全体で、

6,567名の組合員から(現金カンパの方除く)

27,491,080円

のカンパ申し込み、及び現金カンパをお寄せいただいています。

 

生活クラブ連合会全体では

3万名を越える組合員から、

1億8500万円余

のカンパ金が集計されています。

 

集められたカンパの使途は以下の4つに使います。

【被災した生活クラブグループおよび提携生産者のために】
●被災した単協(組合員含む)への支援金
●被災した提携生産者へのお見舞金


【広く被災地のために】
●被災地への緊急支援物資の提供(すでに開始しています)
●全国農協中央会・全漁連などとの協同組合間協同を想定した第1次産業復興支援のための義援金や、災害ボランティア・NPO活動のための募金
など

4月分の集約が固まり次第、あらためて詳細額をご報告します。

今回の震災復興は、従来になく長くかかることが予想されます。生活クラブでも引き続き災害支援カンパ活動を継続することとなっています。引き続き支援活動への息の長いご協力をお願いいたします。

 

 

生活クラブの組合員の皆様へ 被災された生産者からビデオメッセージが届けられています。

YouTubeへのリンクとなります(それぞれの画像をクリック)。ご覧下さい。

重茂漁協の盛合敏子さんから

重茂漁協の伊藤組合長さんから

高橋徳治商店の高橋英雄さんから

丸壽阿部商店の阿部さんから

東日本大震災被災者支援ネットワークちばニュースNO.2


 「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」では、4月9日土曜日から4トントラックで緊急物資の移送を開始しています。皆様からのたくさんの反響が事務局に寄せられ、救援物資が次々とセンターに届いています。あらためて、組合員の皆様の思いに感謝しています。
 また、
4月第2週から東日本大震災被災者支援ネットワークの各団体からの職員のボランティア派遣も開始しています。その車両にも、支援物資の一部を載せて出発しています。被災地の希望支援物資リストを以下に示します。ご協力をお願い致します。


 支援物資は、別紙の救援物資提供申込書にご記入の上、配達職員にお渡しください。リスト以外の支援物資は、受け付けていませんので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

●支援物資リスト

(支援物資につきましては、被災地での需要が日々変化しております。現在新たな物資リストを調整中です。改めて呼びかけさせていただきます。)

 

 

●支援物資の提供方法

①以下の拠点に直接または宅急便で送ってください。
◆拠点1
名称:生活クラブ虹の街 センターベイ
住所:〒272-0014 市川市田尻1-10-9
宛先:生活クラブ 虹の街 センターベイ内「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」
直接の場合:月~金、10:00~16:00でお願いします。

◆拠点2
名称:JFSA柏店
住所:〒277-0813柏市大室176-4
宛先:JFSA東葛センター内「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」
木曜日除く毎日、10:00~16:00でお願いします。

宅急便にて直接送る場合、その際の費用は自己負担となりますので、ご了承下さい。

②配達便で送ってください。
配達便で職員またはワーカーズに渡してください。

③デポーに持ってきてください。
お近くのデポーにお持ちより下さい。

 

●問合せ先
東日本大震災被災者支援ネットワークちば事務局
043-309-5812(生活クラブ風の村本部企画部内)

 

東日本大震災被災者支援ネットワークちば構成団体
生活クラブ虹の街(生活クラブ生協千葉)、

 生活クラブ風の村(社会福祉法人生活クラブ)、

 JFSA(パキスタンの子どもたちを支援している団体)、

 市川ガンバの会(ホームレス支援団体)

 

生活クラブ連合会WEBに、生活クラブ岩手の大木専務理事の石巻高橋徳治商店情報続報が掲載されましたので転載します。

 <災害対策・第38報>高橋徳治商店の機械を救出

生活クラブ岩手・専務理事 大木敏正

4月19日には宮城県石巻市にある提携生産者の(株)高橋徳治商店で大きな行動がありました。津波によって海水に浸かった練り物などを製造する機械を、生活クラブ岩手の水沢センターまで運んだのです。

塩水をふくんだ泥にまみれた機械は洗浄しなければ使えなくなる恐れがあります。しかし、工場のある地域は地震による地盤沈下の影響で、満潮時には浸水するような状態です。また、水道も復旧していないので機械類を洗浄し、保全するためには他の場所へ移す必要がありました。

当日の搬送は4トントラック2台と、2トントラック1台。4トントラックは生活クラブの関連会社である太陽食品販売(株)(以下、太陽食販)が工面してくれました。太陽食販は北海道から九州まで約50の提携生産者から消費材を埼玉県にある飯能デリバリーセンター(DC)に運ぶとともに、飯能DCで組合員の申込みごとに仕分けされた消費材を生活クラブの各センターまで届ける業務を担っています。 太陽食販にお願いしたのはわずか3日前にもかかわらず、19日の朝には依頼どおりトラックが到着しました。聞けば1台は太陽食販・飯能DC事業所長の橋本さんと、もう1台は太陽食販が委託する配送会社が自ら手を上げて駆けつけてくれたとのこと。ありがたいことです。

高橋社長との待ち合わせは午前8時。でも、1時間前には全車、工場に着くことができました。私は高橋徳治商店にはこの間何度となく行っているのですが、正面入り口前の道路は一面水浸しで、水没地帯のような光景を見るのは初めてでした。

トラックへの積込みは高橋徳治商店のフォークリフトを修理して行う予定でしたが部品などの調達ができなかったため、痺れを切らした高橋社長がレンタルのフォークリフトを手配していました。  そこで、太陽食販の橋本さんは用意されてあったフォークリフトを使って機械類を次々にトラックに積み込んでいきます。4トントラック2台で十分足りると思っていたのですが機械は変則的な形状のものが多く、2トントラックにもびっしり積んでも収まりきれません。結局22台の機械のうち2台を残すことになりました。

作業は1時間ほどで終わり、約束の時間の8時に現れた高橋社長は機械がことごとくなくなっている状況に「ポカリ」とした様子。私たちは早々と高橋徳治商店を後にして、水沢センターへ向かいました。

センターでも太陽食販の橋本さんと委託会社の方の手際の良さに感心しきり。とくにかく仕事が速いのです。1時間もかからずにトラックから下ろし終え、機械類はセンターの駐車場にズラリと整列しました。そして作業を終えるや否や2台のトラックは、すぐさま飯能へと引き返して行きました。

一方、機械ですが、当初は高圧洗浄機があれば簡単に汚れが落とせると考えていましたが、そうではありませんでした。やはり人の手も必要です。

そこで生活クラブ岩手の組合員のみなさん、特に水沢など県南の方たちにお願いがあります。重油がたっぷりと混ざった津波で汚れた機械です。これは高圧洗浄機の水圧だけではきれいになりません。やはりせっけんとたわしで擦らなければなりません。少人数でもできる作業ですし、急ぎません。1ヵ月かけても大丈夫です。ぜひ洗浄作業へのご協力をお願いします。

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水沢センターに運ばれた高橋徳治商店の機械