エコシュリンプ編 ~環境保全型粗放養殖エビ エコシュリンプ~
エコシュリンプは、インドネシアで養殖されている ブラックタイガーです。
「な~んだ…養殖のブラックタイガーだったら スーパーと同じじゃない」
とおっしゃる方も多いと思いますが、その育ち方が全く違います!
一般の養殖エビは、狭い人口池で餌をやって
生産効率を追求しながら育てられます。
なので、人工飼料や抗生物質を大量に投与し
その結果 数年するとその養殖池は使えなくなってしまいます。
そのような中でも生産を続けるためには、
沢山の養殖池を、次から次へと作っていかなければなりません。
そのため、エビが生息する汽水域(淡水と海水が混ざりあうところ)では、
マングローブの林が沢山伐採され 自然環境に大きな影響を及ぼしています。
エコシュリンプは、昔ながらの管理方法(粗放養殖)で育てられています。
池の中に生える水草を乾燥・発酵させて池に戻すことによって
餌となるプランクトンの発生を促し、
養殖されるエビは、プランクトンや小さい虫等を自力で探しながら
たくましく育ちます。
池の構造も、淡水・海水のそれぞれの濃度に合わせていくつかに区切られ、
成長すると共に 塩分の多い池に移しながら飼育します。
現地の生産者は、よ~くえびを知っていて、
小えびを最初から強い海水の池に入れると
えびがかゆがるんだと言っているそうです。
人間と同じですね♪
このように育てる粗放養殖エビですので、
粗放養殖池は、地域社会にしっかりと根付いた存在となっています。
フェアでは、市販の海老と エコシュリンプの食べ比べをしました。
身が良くしまっていて、しっかりとエビの味がしましたよ