生活クラブ風車建設進捗状況の報告
総代会決定後の進捗状況を組合員のみなさんにご報告致します。
1.2011年6月の総代会
生活クラブ風車の建設ならび生活クラブ事業所へのグリーン電力供給計画について決定しました。(首都圏の他の単協も同じ決定をしました)
2.総代会の決定を受けて、以下を虹の街理事会で決定して準備をすすめてきました。
①6月度理事会 「一般社団法人グリーンファンド秋田への出資と建設委員会への参加」
②7月度理事会 「生活クラブ風車第2次事業計画ならび各契約の準備」「生活クラブ風車建設・グリーン電力についての学習ならびカンパ活動の進め方」
③8月度理事会 「生活クラブ風車現地視察と現地シンポジウムへの参加」
④9月度理事会 「生活クラブ風車EPC契約先の決定報告」※
⑤11月度理事会 「生活クラブ風車からのグリーン電力供給開始とサミットエナジーとの契約」
※EPC契約・・設計、資材調達、建設の3つを一括して委託する契約
3.生活クラブ風車の学習会におおぜいの組合員が参加しました。
虹の街では2011年の初めから、首都圏を含む各地で風車建設や再生可能エネルギーについての学習会がに開催されました。
4.現地視察を行いました。
9月に事務局による視察・点検、10月に組合員代表による視察・点検と「にかほ市」との意見交換、地元の人を対象としたシンポジウムに組合員代表が参加しました。
5.建設工事がスタートし、3月からの風車の稼動をすすめています。
秋田県にかほ市の建設予定地では、昨秋より生活クラブ風車建設工事が進められています。2月末予定の試験運転終了後、3/1からいよいよ生活クラブ風車が稼働し、首都圏生活クラブの41事業所(千葉7事業所)へのグリーン電力供給が開始される予定です。
6.生活クラブ風車の製造現場の視察を行いました。
生活クラブ風車の製造先である富士重工業㈱宇都宮本社工場を組合員代表が視察し、実際に私たちの風車を製造している現場を視察・点検してきました。
7.生活クラブ風車の愛称とグリーン電力証書のデザイン募集をすすめました。
生活クラブ風車の愛称を秋田県にかほ市の小学校全校生徒から募集し、たくさんの応募があり、3月に決定します。グリーン電力証書のデザイン募集は組合員に呼びかけ、2月に決定します。
生活クラブ各事業所へのグリーン電力供給
2012年4月から、生活クラブ風車で発電した電気の生活クラブ事業へのグリーン電力供給を開始します。グリーン電力供給の対象となる事業所は、電気事業法にもとづき電気の小売りが自由化されている契約種別(特別高圧・高圧)の対象事業所すべてとし、契約を東京電力㈱からサミットエナジー㈱に切替えます。生活クラブ虹の街は7事業所が切替え対象、首都圏4単協合計で41事業所を切替えます。
生活クラブ風車の愛称を、にかほ市の小学生から募集
秋田県にかほ市全小学校で募集が行われ12/26現在29件の応募が寄せられています。(2月最終には270件以上の応募がありました。)今後、にかほ市教育委員会で第1次選考が行われ、生活クラブ各単協で2次選考、3月に最終選考が行われ愛称が決定します。愛称は生活クラブ風車本体に記載し、地元の方々から親しまれる風車としていきます。
また、生活クラブ風車のグリーン電力証書のデザインを、首都圏4単協の組合員から募集しました。12/26現在、45件の応募があり、1月の首都圏4単協生活クラブ風車建設委員会で1件を選考しました。現在選ばれたロゴのデザイン化をおこなっています。
サミットエナジー㈱との契約を11月理事会で決定しました。
1999年5月に成立した改正電気事業法で新たに規定され、2004年から500kW以上(05年から50kW以上)の高圧需要家を市場とする、東京電力など一般電気事業者以外の電力供給事業者を特定規模電気事業者(PPS)といいます。2011年12月現在、全国に48社のPPSが存在します。
サミットエナジー㈱は、PPSの中では電力自由化後の事業開始が比較的早く、風力発電所、火力発電所、木質バイオマス発電所等を自己保有し、官公庁や電鉄会社、百貨店、学校など2,100か所への電力供給実績があります。今回の生活クラブ風車による発電とグリーン電力供給事業スキームの具体化をすすめるために、サミットエナジー㈱と協議を重ねています。
今後の予定
生活クラブ風車は順調に工事進めば、この報告が配布されている頃に完成し、3月に稼働します。稼働後は実績等について順次報告を致します。また5月に現地でオープニングイベント、6月に首都圏でオープニングイベントを神奈川で行う予定です。また稼働を記念して、にかほ市で生産された消費材の共同購入を5月に行う予定で準備をすすめています。