食の未来

食の未来連続講座の最近の記事

10月5日(月)10:30?12:30  生活クラブ千葉本部3Fホール

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講師 近藤惠津子氏(コミュミテュースクールまちデザイン理事長)

講演内容

      「食農共育」?私たちの食が世界・地球をつくる?

 

 ひとりひとりの食べ方が未来の地球環境を決めるのだから、食べ物の選択と食べ方についてもっと大切に考えよう。一般の消費者ではなかなか気づかない「食べること」の本質に、生活クラブの組合員なのだからその大切さを発信し続けることが必要だ。

 組合員である私たちが普段当たり前のように口にしている消費材には、安心・安全だけではなく、地球の未来のために大切なメッセージがたくさんこめられています。

バーチャルウオーター、フードマイレージ、飼料用米、NON・GM、PHF・・・                                                  食べ続けていかなければ生きていけないのは当然ですが、つくることができない地球になることを想像できる人はいったいどのくらいいるのでしょう。

「地域の消費者の行動を積み重ねることで、食の小さな革命を起こしたい」                                 近藤氏は本気でそう思っています。

 

☆最後に問題です。☆

100gの牛肉のステーキに隠れたバーチャルウオーターは1?の紙パック何本分??

  A,100

  B,500

  C,2000

正解は続きへ

 

なないろえんぴつ250号

食の未来通信№10でもお知らせをしましたが、食の未来連続講座第4弾の開催時間に変更がありました。

 

講師 10月5日(月) 近藤恵津子氏

時間 10:00?12:00→10:30?12:30

開催場所 生活クラブ生協千葉本部3Fホール

      (千葉市美浜区真砂5-21-12)

問合せ 組織部 043-278?7172

 

お知らせが遅れまして申し訳ありません。よろしくお願いします。

 

?本公演をうけての感想が届きました。いくつかご紹介します。?

 

        田んぼの生きもの調査の意義がよくわかりました。

        仲間を増やし、利用を増やす。基本的なことが大切なのだと思いました。

        「農」=生命、「業」=生産性向上の持つ意味を伝えていきたい。

        自給率をあげようとする政府の政策の本当の意味が理解できた。目先のことだけにとらわれないで、本質を見抜く講演内容でした。

        市民運動が政策を変えていくということを伝えていきたい。

 

 

8月26日(水)10:00? 生活クラブ千葉本部3階ホール

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講師 原耕造氏(NPO生物多様性農業支援センター理事長)

講演内容

 「人と生きものに優しい農業?環境保全型農業?」

 

NPO生物多様性農業支援センター理事長で、田んぼの生き物調査プロジェクトの代表を歴任された原氏は日本の農業の未来に対して非常に危惧されておりました。

 

 

hara10.jpg特に印象に残ったのが、「農業」という漢字を例に命を育む「農」、生産・労働としての「業」に分け日本では「業」の視点でしか議論が行われていないということでした。生産者と消費者の関係を超えていく必要性を訴え、われわれ生協の地域活動に期待されています。生活クラブ(とくに千葉単協)は食の未来の先駆者としてがんばってほしいというありがたいエールをいただきましたので、期待に答えていけるように日々の活動を大切にしていきましょう!

 

 

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原氏の講演に続き庄内交流会の報告がありました。

今年で第36回となる本交流会でしたが、生活クラブグループ全国から70名以上の参加がありました。現地ではタイトなスケジュールだったようですが、その分充実した内容の報告会となりました。

 

詳しい報告はこちら

  

田んぼ1.jpg交流会報告のあとは、映画「田んぼ」の上映がありました。

原氏がプロデューサーとして参加されており、「田んぼの生きもの調査」から見えてきたこと。それは鳥・虫・魚・人が田んぼでつながっている・・・ミジンコ、カエル、カメムシ、イトミミズから赤トンボまで生物の生態系がぎっちりつまった縮図であり、持続可能な農のありかたを目指す「生物多様性農業」は目の前にあるという非常に興味深い内容でした。

本講演会をうけての感想が届きました。

いくつかご紹介します

 

?あらためて思ったこと?

・生活クラブがやっていることは社会的な意味をもつことである。

・CO2を今削減してもその安定には100?300年かかることを知りガクゼンとした。

・このような講演会・本などから情報を得ること、学ぶ場に出て行くことが自給率アップにつながる。

・地産地消を心がけていれば自然と自給率が上がり、フードマイレージが下がる。

 

?友達に教えたい?

・夏休みに子供たちと一緒におにぎりをつくる。

・生活クラブが最先端のライフスタイルだとおしゃれにアピールする。

・森・山と自分たちの住むところと海がつながっていることを知らせたい。

食の未来連続講座第4弾

近藤恵津子氏の講演会の日程が決まりましたのでご案内します。

 

10月5日(月) 10:00?12:00 生活クラブ千葉・本部3Fホール

 

 参加申し込み等に関しては後日ご案内します。

 

7月3日(金)10:00?12:00 in船橋勤労市民センター

 

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講師 古沢広祐氏(国学院大学経済学部経済ネットワーキング学科教授)

講演内容

  「世界経済危機の行方と脱グローバリズムの未来?食・農・環境からの展望?」

 

 現代は百年に一度の経済の危機的事態といわれていますが、ここからいかにして脱却するか?

講師の古沢氏は農学博士でもありますので、昨今の食の問題の続発は消費者の安全志向を駆り立て、お金を出さなければ「安全・安心」を買えないという状況を危惧されています。食の未来を展望するうえで至上主義一辺倒のフードビジネスに対抗する動きの展開を期待されています。

結論としては企業や行政でなく、ソーシャルビジネス(利益を最優先しない非営利的な働き方)が新たな可能性を開くとおっしゃっていました。このなかには当然われわれ協同組合も含まれています。また豊かさの価値観が物から精神面へシフトしつつある現代で、新たな価値観が創造されているともおっしゃっていました。それは「ローカル化」。より地域に根差し、生産者と相互に結びつきを深め、地球と共生する持続可能な生活を目指すというものです。急激に変化しすぎたあとの安定的共存期・・・ちょうど地球の生物進化のように。

講演を聴き、資料を何度か読み返しましたが、世界の動きと私たちの活動がリンクしているなんてすごいって思いました。ひとつひとつの活動に「やりがい」を持って食の未来を共につくりましょう!

 

 

4月23日、食の未来連続講座として牛乳スタート集会を開催しました。講師は連合会顧問の河野栄次さん。150名の参加がありました木更津・袖ヶ浦支部消費委員長の大木陽子さんからの報告をご紹介します。

 

どうぞ !

 

 生活クラブ顧問の河野栄次さんのお話はとても興味深いもので、あっという間に終わって
 しまいました。

blog01.jpg まず驚いたのが市販されている低脂肪乳や栄養が付加されている加工乳がどうやって作ら
れているかという事実です。需給のギャップが出来た時に出る余乳から作られた、脱脂粉乳
を水で溶き、同じく余乳から作られたバター(脂肪分)を添加して作られているそうです。つ
まり低脂肪牛乳とは、普通の牛乳から脂肪分を抜いているものではなく、牛乳ではないので
す。
 余乳は生乳よりも買い上げ価格が安く設定されてます。牛乳として飲まれる生乳と、いか
にも手が加えられていて健康に良さそうなイメージの市販されている加工乳はそれほど販売
価格に差がないと思います。こういうことから、余乳から作る加工乳が売れれば売れる程
メーカーは儲かるというカラクリがある事も知りました。
 それと、殺菌方法についても市販と生活クラブのものとの明らかな違いも知りました(下の

グラフ参照)。

blog02.jpg  市販の物のほとんどが120度?135度で1秒?3秒間殺菌します。それに対してパスチャラ
イズド牛乳は72度15秒間殺菌なので、市販の物より熱にさらされてる時間が長いなぁと思っ
ていました。しかし実際はというと、全体で熱をかける時間が市販の物は大体8分程かかる
のに対し、パスチャライズド牛乳は約2分しかかかっていないのです。

blog03.jpg  また、生活クラブはきちんとした情報開示が出来る消費材を扱っています。例えば、牛乳
の1本分の価格(班配送価格)236円の内、原乳原価108.8円・製造費44.73円・びんキャップ7
円・配送費17.47円・生活クラブ経費47円・消費税11円という価格構成になっています。こ
こまで情報が一般消費者の私達に知らせてくれる一般企業があるでしょうか?
 組合員は「消費材は安心安全だから」というところからもう一歩踏み込み、生産者の抱え
ている課題を一緒に受け止め、生産者と共に消費材を作っていく"生産する消費者"です。
消費材を積極的に共同購入していく事で、正しい事よりもまずは収益を上げる事が一番の目
標という、現代の企業社会が生み出した歪んだ構図を正していけるかもしれません。実はそ
ういう運動に私達は参加しているのです。
blog04.jpg  牛乳を飲み続けなければ、今の私達の食生活を維持出来ません。昨年バターがなかなか手
に入らなくなってしまった事は記憶に新しいと思います。
 牛乳を出す為に母牛は子牛を産まなければなりません。牛乳は本来、子牛を育てる為の母
乳なのです。産まれた子牛が雌牛なら2年程で(出産を経て)乳を出してくれるようにな
り、雄牛なら肉牛となります。
blog05.jpg  極端な話、私達が安い物ばかりを選び、牛乳でさえも輸入され日本の酪農が壊滅し、牛が
居なくなってしまったとします。また国産の牛肉を食べたいと思ったら、牛の赤ちゃんが母
牛のお腹で10ヶ月、食用に育てるのに20ヶ月、ここで食べてしまうとまた牛が居なくなって
しまうから、もうワンサイクル30ヶ月が必要になります。つまり私達が食べている牛肉には
最低でも60ヶ月という時間がかっているという事です。
 当たり前ですが、食べ物は原料があればすぐ出来る工業製品とは違って、とても時間のか
かる物だという事を強く意識しました。

だから、私達の食生活を守る為にも牛乳を飲み続けなければい
けないと強く思いました!! 

                                                                           木更津袖ヶ浦支部消費委員長 大木陽子

 

★かわらばんかずさ44号(上総ブロック機関紙5/25発行)、コルザ7月号(6/22?配布)でも特集が組 

  まれてます。  

 

本講演会を受けての感想が届きました。

いくつかご紹介します。

 

 

?あらためて思ったこと?

     親子料理教室『GQアップ料理』を開催する

     子供たちに食べるものについての講座を設けたい

     日本を守るために国産を買う

     農業の価値を伝えていくことの重要性

     最終的に選ぶのは消費者なので正しい目をもてるよう努力します

 

?友達に伝えたい?

     値段の意味、中身を伝えていきたい

     この講座をもっと多くの人に聞いてもらいたい

     子供の今だからこそ食の大変さ、ありがたさを伝えていきたい

     生産者の思いを伝えていきたい(交流会など)

     幼稚園のお知らせに記載する

     身近なところから地道に伝えていく

 

 

鈴木先生オリジナルの当日資料の在庫がまだあります!

 組織部:菊地までお問い合わせ下さい(?043-278-7172)

 

                              

                                    

  5/29(金)10:00?12:00          IN船橋中央公民館

DSCF0635.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像あいにくの天気にもかかわらず参加者は 100名を超えました。

講師の鈴木宣弘先生も予定時間を越え る熱演でした (ありがとうございます) DSCF0627.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像 RIMG0006.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

                                                                             

  ↑子供たちのためにお母さんは真剣です         ↑託児の様子(みんないい子でした)

 

 鈴木先生オリジナルの当日資料の在庫がまだあります!

 組織部:菊地までお問い合わせ下さい(?043-278-7172)

 

 

この企画は連続講座です。次回以降の予定はこちら ↓ ↓

  日時         テーマ              講師          定員       会場  

     7/3(金)   世界経済危機の行方と      古沢 広祐氏      100名     船橋勤労                         

          脱グローバリズムの未来                           市民センター

           

  8/26(水)  人と生き物に優しい農業      原 耕造氏        100名     本部3F

          ?環境保全型農業?

 

  10/5(月)    『食農教育』           近藤 恵津子氏     100名   船橋or本部

          私の食が世界・地球をつくる