食の未来

第2回食の未来連続講座が開催されました。

 

7月3日(金)10:00?12:00 in船橋勤労市民センター

 

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講師 古沢広祐氏(国学院大学経済学部経済ネットワーキング学科教授)

講演内容

  「世界経済危機の行方と脱グローバリズムの未来?食・農・環境からの展望?」

 

 現代は百年に一度の経済の危機的事態といわれていますが、ここからいかにして脱却するか?

講師の古沢氏は農学博士でもありますので、昨今の食の問題の続発は消費者の安全志向を駆り立て、お金を出さなければ「安全・安心」を買えないという状況を危惧されています。食の未来を展望するうえで至上主義一辺倒のフードビジネスに対抗する動きの展開を期待されています。

結論としては企業や行政でなく、ソーシャルビジネス(利益を最優先しない非営利的な働き方)が新たな可能性を開くとおっしゃっていました。このなかには当然われわれ協同組合も含まれています。また豊かさの価値観が物から精神面へシフトしつつある現代で、新たな価値観が創造されているともおっしゃっていました。それは「ローカル化」。より地域に根差し、生産者と相互に結びつきを深め、地球と共生する持続可能な生活を目指すというものです。急激に変化しすぎたあとの安定的共存期・・・ちょうど地球の生物進化のように。

講演を聴き、資料を何度か読み返しましたが、世界の動きと私たちの活動がリンクしているなんてすごいって思いました。ひとつひとつの活動に「やりがい」を持って食の未来を共につくりましょう!