2009年7月の記事
7月23日(木)
今日はコーミ?犬山工場でケチャップの製造過程を見学させていただきました。
豊橋工場でピュ?レにされた原料を犬山工場でケチャップに加工していきます。
10時過ぎに工場についてまずびっくりしたのは従業員のみなさんの礼儀正しさ。さすがです。
まるで我が家に招き入れてくれているようでした。
工場に入ってまたびっくり!材料の納品・ビンの検品からすべての工程、そして出荷段階まで管理が徹底されていました。これは安心・安全。製造過程を見学させていただいただけでも「おいしいっ!」て言葉がでてきてしまいそうでした。
▼調味料のストックヤード ▼検品作業
▼ピューレは1斗缶ごと(豪快!) ▼品質管理室
おいしいだけじゃなく細部まで妥協しないモノ作り。一見の価値ありです。これはひとりでも多くの人に伝えなくてはいけません。
今では貴重品となった国産の加工用トマト。全国で4万トンしか収穫されていない加工用トマトを生活クラブでは2200?2300トン利用しています(トマトジュース含む・約6%利用している計算になります)。
Sマークに認定されたことへのプライドをもって作り続けてくれている生産者に思いを馳せつつ食べ続けていきましょう。それが生産者への最高のエールになります。
9月から「Sマークキャンペーン」が始まります。随時お知らせしていきますのでみなさんよろしくお願いします
食の未来を語るうえで外せないSマーク認定消費材のトマトケチャップ。その生産者である「コーミ?」の工場見学と原料トマトの生産地で収穫を体験してきました。生産が激減している国産加工用トマト栽培の現場を肌で感じてきました。
たくさんのひとたちに語りたい!そしてトマトケチャップを食べる組合員を増やしたい!そうすることで国産トマトの生産を支えることができます!
総勢15名のメンバーの中には「前から行きたかった」という方も多く、また生産者からも「ぜひ来てほしい」と以前からラブコールがあったようです。今回ようやく念願が叶い、本ツアーの開催となりました。
1日目 9時に千葉本部を出発し
幸い、否あいにくの曇り空で作業がとってもはかどりました。これが炎天下 だったらと思うと・・ホントに頭が下がります。
わずか1時間程度のお手伝いでしたが精一杯がんばりました。
収穫量は約450kg(写真の緑のコンテナが1つ約25kg。18ケースもとれました)
そんなにとれたと聞いてびっくり!!
そして民宿に移動?夕食をとりながら生産者交流会?あっという間に1日目終了。
<「GQアップ私流」コメント紹介> |
△◇〇??????????????????
・7/3の講演会を聞いて:単一的な価値観にどっぷりとつかっていると、そこから抜け出すのはたいへんなことだけれども、視点を変えて物事を考えるよいきっかけになりました。古い時代に戻る、というよりは多様的で新しい価値観について考え、行動していきたいと考えさせられました。地球のために考えさせられました。地球のためのダイエットキャンペーンといのはとてもよい考え方だと思います。明日から実行というのは難しいですが、頭に置いて行動したいと思いました。
・牛乳の利用を増やします(特に夏は果物のジュースを作る為
・国産100%なたね油を買ってみます
<「GQアップ私流」コメント紹介> |
△◇〇??????????????????
・なたね油で揚げた揚げ物は、いくら食べてもむねやけがしません。我が家で食べ続けたい消費材です。
・最近やっと生活クラブの消費材だけで1週間暮らせるようになりました。これからも計画的に購入し自給率アップにつなげていきます。
??????????????????△◇〇
<「GQアップ私流」コメント紹介> |
△◇〇??????????????????
・ワーカーズコレクティブのリサイクルショップから、元気なものたちに家に来てもらうことも多くなりました。
・輸入品まみれの日本だから自給率を上げ食糧危機があっても自国で何とかなるくらいにならないといけないと思った。
??????????????????△◇〇
<「GQアップ私流」コメント紹介> |
△◇〇??????????????????
・子どもの成長に合わせてそれぞれの材を少しずつ増やし、外食をしないように心がけている。
・自分でパンやケーキを焼く(もちろん、消費材の小麦粉で)
??????????????????△◇〇
<「GQアップ私流」コメント紹介> |
△◇〇??????????????????
・生活クラブの中で農業の価値を伝えていくことが、いかに大切なことかわかりました。
・パス乳を飲み続けて生産者を支えていく意味を伝えていきます。
??????????????????△◇〇
本講演会をうけての感想が届きました。
いくつかご紹介します。
?あらためて思ったこと?
・生活クラブがやっていることは社会的な意味をもつことである。
・CO2を今削減してもその安定には100?300年かかることを知りガクゼンとした。
・このような講演会・本などから情報を得ること、学ぶ場に出て行くことが自給率アップにつながる。
・地産地消を心がけていれば自然と自給率が上がり、フードマイレージが下がる。
?友達に教えたい?
・夏休みに子供たちと一緒におにぎりをつくる。
・生活クラブが最先端のライフスタイルだとおしゃれにアピールする。
・森・山と自分たちの住むところと海がつながっていることを知らせたい。
食の未来連続講座第4弾
近藤恵津子氏の講演会の日程が決まりましたのでご案内します。
10月5日(月) 10:00?12:00 生活クラブ千葉・本部3Fホール
参加申し込み等に関しては後日ご案内します。
7月3日(金)10:00?12:00 in船橋勤労市民センター
講師 古沢広祐氏(国学院大学経済学部経済ネットワーキング学科教授)
講演内容
「世界経済危機の行方と脱グローバリズムの未来?食・農・環境からの展望?」
現代は百年に一度の経済の危機的事態といわれていますが、ここからいかにして脱却するか?
講師の古沢氏は農学博士でもありますので、昨今の食の問題の続発は消費者の安全志向を駆り立て、お金を出さなければ「安全・安心」を買えないという状況を危惧されています。食の未来を展望するうえで至上主義一辺倒のフードビジネスに対抗する動きの展開を期待されています。
結論としては企業や行政でなく、ソーシャルビジネス(利益を最優先しない非営利的な働き方)が新たな可能性を開くとおっしゃっていました。このなかには当然われわれ協同組合も含まれています。また豊かさの価値観が物から精神面へシフトしつつある現代で、新たな価値観が創造されているともおっしゃっていました。それは「ローカル化」。より地域に根差し、生産者と相互に結びつきを深め、地球と共生する持続可能な生活を目指すというものです。急激に変化しすぎたあとの安定的共存期・・・ちょうど地球の生物進化のように。
講演を聴き、資料を何度か読み返しましたが、世界の動きと私たちの活動がリンクしているなんてすごいって思いました。ひとつひとつの活動に「やりがい」を持って食の未来を共につくりましょう!