米澤製油「なたね油」見学会報告
(2012年10月9日@埼玉県越谷市)
交流会も行って、一通り「なたね油」について学んだつもりでいたものの…やはり現地見学というのはこんなに記憶に深く刻まれるものかというのが正直な感想。文字通り、五感をフルに刺激される見学会でした。
一言に「工場見学」と言っても、お客様向けに用意された特別のラインので工程の一部をチラ見するのとは全く別物。見ることのできる製造過程の全てを見せていただきました。
見学前に、話を聞いている様子
なたね油の山の前やあっぺん(圧扁、おしつぶすこと)する機械のローラーがぐるぐる回る隣、湯洗いの蒸気が立つ洗浄機の間を、遠心分離機のぶるんぶるん回転する轟音を聞きながら、そしてなたねの香ばしい香りをかぎながらという具合に。
ナタネの山
押しつぶしたナタネ
湯洗い洗浄の様子を見学中
最後の製造工程では、一缶ずつ、従業員の方が出来上がった油を手詰めしている様子を見せていただきました。一缶一缶、なたね油を詰めて内蓋をして外蓋をして計量して…本当に手作業でした。
一缶ずつ詰めている様子
生活クラブへ
遺伝子組換えでない「なたね」を作付し、国内そして西オーストラリアから運んで、ゆっくりと時間をかけて油を搾り、湯洗い洗浄して…我々の手に届くまでに一体どれ程の道のりがあるのでしょうか。
一滴のなたね油のきらめきの中に、宇宙が見える気がします。
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♪なたね油でお料理♪
①子どものおやつ代に悩むママへおすすめ
なたね油で素揚げしたサツマイモやかぼちゃ。もちろん皮ごと!スティック状にしても食べやすい。ついでに夕飯にも使えますから、一石二鳥。油も繰り返し使えます。
「○○ちゃんちみたいなサツマイモのおやつ食べた~い」と憧れられます。サラダ油では、同じ味は出せないのですよ。
②バターに代えて利用
単純にすべてが置き換えられるわけではありませんが、クッキーでもケーキでも、仕上がりがサラッとします。ホームベーカリーにもおすすめします。
③緑支部企画「なたね油でワッフル」より
お手軽ワッフル
(ワッフルメーカーがない場合はフライパンで焼いてパンケーキ)
♪材料
> 卵 一個
> 素精糖 50g
> 塩 ひとつまみ
> 牛乳 100ml
> 薄力粉 120g
> ベーキングパウダー 小さじ2
> なたね油 50g
♪作り方
①薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
②ボウルに卵を割りほぐし、素精糖と塩を入れ、よく混ぜる。
③牛乳を入れてよく混ぜる。
④粉を入れ、だまにならないように混ぜる。
⑤なたね油を入れ、混ぜる。
⑥ワッフルメーカーで焼く。
> バターにする場合はなたね油をそのままバターに置き換えて、溶かして使います。
> バナナワッフルの場合はバナナ一本(80~100g)を潰して②の段階でまぜて、牛乳の分量は半分にします。