◇家庭でのCO2排出の実態
京都議定書の基準年である1990年を100とすると、2008年は135と35%も増やしてしまっている。
その間、産業界のCO2排出は今の経済状況も重なって、87と23%減らしている。
家庭でのCO2排出量の内訳(2007年)
暖房 12.4% 冷房 2.4%
給湯 13.8% キッチン 4.2%
家電製品(TV,・洗濯機・照明など) 32.2%
自動車 28.7% 一般廃棄物(ごみ) 3.5%
水道 2.8%
冷房は、家庭では暖房の1/4にすぎない。
ショッピングモール・デパート・銀行などは冷房によるものが多い。
暖房は熱の逃げるところ、つまり窓(熱の50%が逃げる)に断熱用の工夫を(エアーキャップなどを
重ね貼り)すること、暖房機はエアコンが、意外に1時間あたりのCO2発生量が少ない。
(エアコンは熱交換器なので、冷気・暖気をエアコンが作り出しているわけではないから)
炬燵は電気ストーブの1/5しかCO2を発生しない。
特に家族が集まってこたつに入ると、人の熱で暖かい。
一家団欒はコミュニケーションも取れるし、省エネでエコ。
照明については電球型蛍光灯が寿命も長く消費電力も少ない。最近のものは点けたときすぐに明るく
なるようになった。点けたり消したりしても寿命にそう影響しなくなってきている。
すぐ戻るからと照明をつけたままよりは、消していった方が寿命も短くならず、点けたり消したりする
ことで起きる大きな電流は一瞬なので問題ない。
LEDについてはまだまだ良いものがでてくるし、値段も高いので(4000円くらい)3,4年後にはもっと
買いやすくなる。
販売価格 寿命 電気代(6000時間) 計(6000時間で)
電球 100円 1000時間 約8000円 8600円
電球型蛍光灯 1000円 6000時間 約2000円 3000円
LED 4000円 40000時間 ?
丸管の蛍光灯は細いタイプのものの方が省エネになる。光度は変わらない。
冷蔵庫は2003年以降は飛躍的に省エネ技術が発達し、消費電力が少なくなっている。
開け閉めの回数を減らす(夏場の麦茶はポットに入れてテーブルの上においておく)
どこに何があるかいつもわかるように整理整頓し、詰めすぎない。
壁から5cmは離して置く(暖気を逃がす隙間を空けておく、10%省エネになる)
TVは大きいほど消費電力が大きくなる傾向があるが、メーカーや機種によっては大きくても消費電力
が小さいものがあるので、よく確かめて買うこと。
見ていないTVは消す。寂しいならラジオ・CD。(TVの1/10 の電力消費)
家族で一緒に見る、同じ番組を違う部屋やTVで見るのは無駄。
画面の明るさを省エネ設定にする(30%も省エネになる)
シャワーのお湯は1分使うとTV300台つけたのと同じ消費電力がいる。
節水シャワーヘッドをつけたり、流しっぱなしにしないこと。
お湯は大きなエネルギーを使うことを意識して、夏場は必要以上にお湯を使わないこと。
お風呂は家族が、連続して入り何度も沸かし直さないようにする。
(エコキュート・エコジョーズなどの利用は省エネになる)
車はエコドライブを心がける(急発進・急ブレーキ・急加速をしない・アイドリングストップ・踏切ではエンジンを
切るなど・10?20%省エネになる)
買い替えのときにエコカーを選ぶ。
なるべく公共交通機関を利用したり、自転車や徒歩で移動し健康にも良い生活を。
ごみにならないようなものを買う。エコバックを持ち歩く。
手付かずで賞味期限切れで捨てることが無いように(日本はごみの30%が未使用品)
無駄な買い物はしない。
パソコンはノートのほうがデスクトップより断然省エネ。
家電製品の待機電力は、ここ3?4年くらい前からのものは非常に少なくなっているので、コンセントを
こまめに抜かなくてもいい。
タイマーや時刻設定、自動更新などの機能がついているものが狂ってしまうので、それほど気にしなく
てもいいようになってきている。
調理に電子レンジを使うのと、ガスや電気で料理するのとは、消費電力だけの問題ではないので、
なんともいえない。
野菜はやはり旬のものが一番自然に出来ているので、省エネになる。
時期外れのものは、ハウスや暖房を使って育てることになるので余分なエネルギーを使うことになる
から。
家電製品はよく検証して買うこと。
省エネ型エアコン 普及型エアコン
販売価格 168000円 99800円
年間電気代 21200円 33200円
10年間の電気代 212000円 332000円
計 380000円 421800円
省エネ型に今すぐ買い換えた方がいいのか?
今あるものをみんながいっぺんに買い換えたら、ごみが莫大で、その処理にエネルギーがたくさんいる。
また、新しいものを造るのもいっぺんに材料を運び、生産し運ぶことを考えるとこれまた、莫大なエネルギーが必要となる。
つまり、買い変えの時期が来たときに買うものをキチンと検証して買うことが大切。
電気の環境負荷の理由は、石炭や石油のエネルギーの40%しか使えないことにある。発電所で出るエネルギーの60%は発電所で熱で逃げてしまったり、送電時に失われてしまうこと。
CO2の月別排出量は、冬場が(11月から3月)多くなる。これは暖房が大きな原因。
今までにあげた、断熱住宅・省エネ給湯・省エネ家電・エコカーでCO2の排出を半減することが出来る。さらに、工夫することでもっと減らせる。
省エネ=我慢 ではなくて 創意工夫を楽しむようにゆるエコで!
環境家計簿・省エネ相談・省エネ診断を使って生活をふりかえってみては?
ということでした。
(報告:成田デポー支部スタッフ)