一つ一つの羊腸を 束からほどいていく作業は、
流水を使い 今の時期は良いですが 寒い冬などはかなり厳しい作業だと
容易に想像できます。
また、強く引っ張ったりすると切れてしまうことがあり 基
準に満たない長さの物は 廃棄となるそうです。
ほどかれた一本の羊腸は リングをつけて次の工程に移ります。
![]()
平牧工房の工場で 羊腸に肉を充填しやすいように パイプに羊腸を通します。
老眼の人が針に糸を入れるときのように 最初のきっかけを見つけるのが
すごく大変そうです。
こちらも パイプの中から水が出ていて 水の力を借りて ローラーで羊腸を
押し出しながらパイプに入れていきます。
![]()
羊腸の扱いで 一番のポイントは水。
この水がないと 羊腸は滑らず 穴があいたりさけたりする原因になります。
パイプを通したこのような状態で検品し、平牧工房に出荷されます。
![]()
検品作業では、パイプに通して羊腸に異物がないかどうかをチェックします。
あんなに水を通して 異物なんて残るの?という感じでしたが…
よく度胸の良い人に「あの人は、心臓に毛が生えている」などと言いますが、
こちらでは「腸に毛が生えている」という状態を主にチェックします。
腸に生えていた毛は、即座に取り除き 写真のように
サンプルとして張り付けていきます。
![]()
この秋に 平牧のウインナーの太さが変わります。
今まで使用していたサイズの羊腸が 今後手に入りにくくなるため、
乳たんぱくを使用しない新しいウインナーに代わるのと同時に
サイズも太くなります。
100%輸入に頼っている羊腸。
バナナやコーヒーと同じように 私たちの国の中で作る事は出来ない食品原料です。
手軽に食べられるウインナーですが、この羊腸を安定して確保していく事は、
大きな課題だと感じました。




